2016年10月14日金曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2016年10月13日)



 10月13日のロンドン市場はドルがやや軟調だった。ドル円は取引前半に103円台後半から104円ちょうど近辺に小幅上昇。ドイツ株が下げて始まったものの、東京市場で急低下した米債利回りは下げ渋り。ドル円も下値の堅い動きとなった。しかし取引中盤に入り、米債利回りが小幅低下すると、ドル円は104円ちょうど手前で上値の重い動き。終盤には103円台後半とロンドン市場序盤の水準に反落した。

 ユーロドルは取引序盤に1.10ドルちょうどから1.10ドル台前半に小幅上昇したが、その後、1.10ドル割れ。取引中盤は1.10ドルちょうど近辺でもみ合ったが、後半に入ると1.10ドル台前半に上昇した。

 ポンドドルは1.21ドル台半ば近辺からじり高の動きが続き、取引後半には1.22ドルちょうどに上昇。終盤は1.22ドルちょうど近辺で伸び悩んだ。

 NY市場はドルが緩やかながら下落基調で推移した。取引序盤に発表された米新規失業保険申請件数は24.6万件と市場予想を下回り、前週分も24.6万件へと下方修正。これを受けて米債利回りは小幅上昇したが、ドル買いの動きは限定的で、ドル円は103円台後半、ユーロドルは1.10ドル台前半のままだった。

 取引中盤に近付いたころ、フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は一部米系TVメディアとのインタビューで年内1回の利上げを支持すると発言したが、米債利回りは低下。ドルは売り優勢となり、ドル円は103円台半ば近辺に下落。ただユーロドルは1.10ドル台前半でもみ合った。

 取引中盤に入り米国株が下げ幅を縮める動きを見せると、ドル円は103円台半ば近辺で下げ止まり。ただ米債利回りは上値の重い動きが続き、ユーロドルは1.10ドル台半ば近辺に小幅上昇した。

 後半に入り、フィラデルフィア連銀のハーカー総裁が講演で来年は少なくとも2回の利上げを見込むと発言。米国株が前日終値付近まで下げ幅を縮めたものの、米債利回りは上値が重いままで、ドル円は103円台半ば近辺で膠着感を強める動き。ユーロドルは1.10ドル台半ばで伸び悩んだ。


 13日のドル円は中国貿易収支の発表後に下げが加速。仲値公示前後には12日の高値を超えたことで上昇基調が強まるとの期待も高まったが、実際には逆の動きとなった。ただ現時点では一目均衡表の雲(103.5近辺)や100日移動平均(103.4近辺)をかろうじて上回っており、ドル円の上昇トレンドが消滅したわけではない様子。本日東京市場でのドル円は103円台半ばを目途に下げ渋りの動きを見せるか注目される。なお本日朝にはシンガポールMASが半年に一度の金融政策決定会合の結果を発表する。ディスインフレ圧力が後退したこともあり、金融政策は現状維持と予想される。

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