2016年10月16日日曜日

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2016年10月14日)

 新興国通貨は対ドルでマチマチ。アジア通貨が底堅く推移する一方、東欧通貨は下落した。

 SGDは対ドルで0.7%の下落。シンガポール金融通貨庁(MAS)は金融政策を発表し、シンガポールドルの誘導方針を現状維持とすると発表。資源安による輸出の落ち込みが経済成長を押し下げるとの見通しを示し、来年の成長率も大きな回復は見込めないと指摘。消費者心理の冷え込みから来年の物価上昇率の伸びも「緩やかにとどまる」とし、現行の金融政策を長期維持する必要があるとした。同時に発表された第3四半期のシンガポールGDPは前期比年率4.1%減と4年ぶりの大幅減少。8月のシンガポール小売売上高は前年比1.0%減と市場予想に反し6カ月ぶりの前年割れとなった。

 CNYは対ドルで変わらず。9月の中国CPIは前年比+1.9%と市場予想を上回り、同時に発表された同月同国のPPIは同+0.1%と市場予想に反し前年割れを回避した。

 INRは対ドルで0.3%の上昇。9月のインドWPIは前年比+3.57%と市場予想を下回り、前月から小幅鈍化した。

 PENは対ドルで小幅上昇。ペルー中銀は市場予想通り政策金利を4.25%で据え置き。同中銀は声明でインフレ期待は緩やかに弱まっている一方で、経済活動は潜在成長率に近いペースで推移していると指摘した。8月のペルー経済活動は前年比+5.5%と市場予想を上回り、6カ月ぶりの高い伸び。9月の同国失業率は6.5%と市場予想を下回り、昨年12月以来の低水準に改善した。

 COPは対ドルで小幅下落。コロンビア中銀は会合議事録(10月1日結果発表分)を公表。インフレは依然として高いとの指摘があったが、メンバーの一人はインフレよりも景気減速のリスクの方が大きいと指摘。景気鈍化が確認されれば、利下げを選択肢として検討すべきとの考えを示した。

 CZKは対ドルで0.8%の下落。8月のチェコ経常収支は7.4億コルナの赤字と赤字額が市場予想を下回った。

 PLNは対ドルで1.2%の下落。9月のポーランドM3は前年比9.3%増と市場予想を下回り、5カ月連続で鈍化。8月の同国経常収支は10.5億ドルの赤字と赤字額が市場予想を上回り、昨年7月以来の大きさに拡大した。

 ILSは対ドルで0.3%の下落。9月のイスラエルCPIは前年比-0.4%と市場予想通り、低下率が前月から縮小した。

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