2016年10月19日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2016年10月18日)


 10月18日のロンドン市場は取引後半に円が買われる場面もあったが、主要通貨は総じて動意に欠ける展開となった。ドル円は取引中盤まで104円ちょうど近辺で小動き。ドイツ株は上げて始まり、その後じり高の動きとなったが、米債利回りは動意に乏しく、ドル円は小動きを続けた。取引後半に入り米債利回りが低下すると、ドル円は103円台後半に下落。しかし終盤に米債利回りが上昇に転ずると、ドル円も104円ちょうどに反発した。

 ユーロドルは1.10ドルちょうどを小幅上回る水準で動意に乏しく推移。ただ終盤に1.10ドルちょうど近辺に低下した。この日はユーロ圏主要国出経済指標の発表もなく、ユーロ相場は材料難となった。

 ポンドドルは取引中盤まで1.22ドル台半ば近辺で小動き。9月の英CPIは前年比+1.0%と市場予想を小幅上回り、2014年11月以来の1%台に加速。8月の英住宅価格指数は前年比+8.4%と市場予想を上回ったがポンド買いの動きは見られなかった。取引後半に入り一部メディアが英国のEU離脱手続きについて議会の批准が必要となる可能性が高いとする政府筋の発言を報ずると、英国債は買い優勢となり、ポンドドルは一時1.23ドルちょうどに上昇。ただ引けにかけては1.22ドル台後半に下落した。

 NY市場は取引前半こそドル買いの動きが強まったが、長続きせず、中盤以降は上値が抑えられた。取引序盤に発表された9月の米CPIは前年比+1.5%と市場予想通り。コアCPIは同+2.2%と市場予想を小幅下回った。指標発表後、ドル円は一時103円台後半に下落する一方、ユーロドルは1.10ドルちょうどを上抜けしたが、その後は原油先物価格の上昇を背景に米債利回りが上昇。ドル円は104円台前半に上昇する一方、ユーロドルは1.09ドル台後半に下落するなどドル買い優勢となった。

 しかし取引中盤に近付き原油先物価格が反落すると、米債利回りも低下。ドル円は下落基調に転じ、取引中盤に入ると103円台後半に下落。ユーロドルは1.10ドルちょうど手前に反発した。

 ただ、その後、米債利回りは下げ止まり、動意に乏しく推移。ドル円は104円ちょうど手前でもみ合いとなり、ユーロドルは1.09ドル台後半で推移した。

 FRBは9月の公定歩合議事録を公表。9連銀が公定歩合を引き上げるよう主張したことが判明し、年内追加利上げ観測をサポートしたが、米債市場は大きく材料視せず。米景気の先行き期待が盛り上がらないこともあり、ドル買いの動きも強まっていない。本日東京市場でもドル円は104円ちょうどがレジスタンスとして機能するとみられ、上値の重い動きが続くと予想される。

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