2016年11月11日金曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2016年11月10日)


 11月10日のロンドン市場はドル買いの動きが続いた。ドル円は105円台前半から上昇基調が続き、終盤には107円ちょうど手前に上昇。引けにかけては106円台前半まで下落したが、その後106円台後半に反発した。トランプ新大統領の経済政策への懸念から米債利回りが上昇基調で推移する一方、ドイツ株はプラス圏で推移。ドル円はドル買い・円売りの動きとなった。

 ユーロドルは取引前半こそ1.09ドル台前半で方向感に欠ける動きとなったが、中盤に1.09ドル割れ。後半は1.09ドルちょうど近辺で推移するなど、上値の重い動きに転じた。ポンドドルは取引前半にじり高の動きとなり1.24ドル台前半から1.24ドル台半ば近辺に上昇したが、中盤にドル買い優勢となり1.23ドル台後半に下落。後半は1.24ドルちょうど近辺で上値が抑えられた。

 NY市場はドル買いの動きが一服した。取引序盤に発表された米新規失業保険申請件数は25.4万件と市場予想を下回り1カ月ぶりの低水準。ただ市場の反応は限定的でドル円は106円台後半、ユーロドルは1.09ドルちょうど近辺で、それぞれ推移した。

 取引中盤に近付きセントルイス連銀のブラード総裁は講演で低金利の状況は2、3年は続くと発言。投資家は国債など安全資産に流れ、生産性が思うように上昇しない状況では低金利の状況に当面、変化はないと指摘すると、米債利回りは短期ゾーンで低下。ドル円は107円ちょうど手前で伸び悩み、中盤に入り米国株がマイナス圏に落ち込むと106円台前半に下落。一方、ユーロドルは1.08ドル台後半に下落後、1.09ドルちょうど近辺に反発したが、その後再び1.08ドル台後半に下落するなど上値が抑えられる展開となった。

 取引後半に入り米国株がプラス圏に浮上すると、短期ゾーンの米債利回りは反発に転じたが、ドル円は106円台後半で方向感に欠ける動き。ユーロドルは1.09ドルちょうど近辺にじり高の動きとなった。

 ドル円は今年1月29日以来となる200日移動平均水準(106.6近辺)を小幅上振れ。トランプ新大統領の経済政策に対する期待感でドル高・円安基調が強まっている。ただ急ピッチな上昇で高値警戒感が強まっている様子。日経平均先物も伸び悩んでおり、日本株の上値余地は限定的と思われ、本日東京市場でのドル円は106円台後半で様子見姿勢が強まると予想される。

0 件のコメント:

コメントを投稿