2016年11月8日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2016年11月7日)

11月7日のロンドン市場はドルが底堅く推移した。ユーロドルは取引中盤までじり安の動きとなり、1.10ドル台後半から1.10ドル台半ば近辺に下落。9月のドイツ製造業受注は前年比2.6%増と市場予想を下振れ。ユーロを下押しした。しかし後半に発表された9月のユーロ圏小売売上高は前年比1.1%増とほぼ市場予想通りで、前月分が上方修正。米債利回りが上値の重い動きを続けたこともあり、取引後半のユーロドルは1.10ドル台後半での推移となった。

 ポンドは取引前半に下落し、ポンドドルは1.24ドル台前半から1.24ドルちょうど手前水準に下落。10月の英ハリファックス住宅価格は前年比+5.2%と市場予想を上回ったものの前月から鈍化。ポンドをサポートすることはなかった。取引中盤のポンドドルは1.24ドルちょうど手前でもみ合いが続いたが、後半には1.24ドル台前半に反発。ユーロと連れ高となった。

 ドル円は104円台半ばを挟んで方向感に欠ける動き。ドイツ株は上昇して始まり、その後も下値の堅い動きを続けたが、米債利回りの上値が重く、ドル円も上値が抑えられた。

 NY市場でもドルが底堅く推移した。この日は取引前半に米経済指標の発表がなく材料難。米債利回りの上値が抑えられたことでドル円は104円台前半に下落する一方、ユーロドルは1.10ドル台後半で下値の堅い動きを見せた。しかし取引中盤に近付き、米国株が上昇して始まると、米債利回りも小反発。ドル円は104円台半ば近辺に小幅上昇する一方、ユーロドルは1.10ドル台半ば近辺に小幅下落した。

 取引中盤に発表された10月の米労働市場情勢指数は+0.7と市場予想に反し3カ月ぶりのプラスとなり、前月分も大幅上方修正。ドル円は104円台半ば近辺で下値を堅くする一方、ユーロドルは1.10ドル台前半に下落した。

 取引後半に入ると主要通貨は動意に欠け、ドル円は104円台半ば近辺、ユーロドルは1.10ドル台前半でそれぞれ推移した。

 クリントン氏のメール問題でFRBが同氏の追訴を見送る方針を示し、米大統領選の世論調査では複数がクリントン氏優勢の結果を示したことで、市場のリスク回避姿勢は後退。週明けのドルは底堅く推移している。10月の米労働市場情勢指数が予想外のプラスとなり、12月FOMCでの利上げ期待も高まっている。ただ明日の米大統領選の結果を見極めたいとの思惑もあり、本日東京市場でのドル円は104円台半ばから後半で様子見姿勢が強まると思われる。

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