2016年10月14日金曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2016年10月13日)



 10月13日のロンドン市場はドルがやや軟調だった。ドル円は取引前半に103円台後半から104円ちょうど近辺に小幅上昇。ドイツ株が下げて始まったものの、東京市場で急低下した米債利回りは下げ渋り。ドル円も下値の堅い動きとなった。しかし取引中盤に入り、米債利回りが小幅低下すると、ドル円は104円ちょうど手前で上値の重い動き。終盤には103円台後半とロンドン市場序盤の水準に反落した。

 ユーロドルは取引序盤に1.10ドルちょうどから1.10ドル台前半に小幅上昇したが、その後、1.10ドル割れ。取引中盤は1.10ドルちょうど近辺でもみ合ったが、後半に入ると1.10ドル台前半に上昇した。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2016年10月13日)

 新興国通貨は対ドルでマチマチ。アジア通貨が軟調に推移する一方、東欧通貨は底堅く推移した。

 KRWは対ドルで1.0%の下落。USD/KRWは1130台と7月26日以来のKRW安水準に上昇した。韓国中銀は市場予想通り政策金利を1.25%で据え置き。同中銀は声明で韓国経済の先行き不透明感は高いと指摘。同中銀の李総裁は韓国景気が緩やかに回復しているとし、今回の決定は全会一致だったことを明らかにした。また韓国大手携帯メーカーの生産打ち切りが韓国経済の重石となる可能性があると述べた。

 CNYは対ドルで小幅下落。USD/CNYは一時6.73台と2010年9月以来のCNY安を記録した。9月の中国貿易収支は419.9億ドルの黒字と市場予想を大きく下回り、6カ月ぶりの低水準に縮小。輸出が前年比10.0%減と大きく減少したことが響いた。

 INRは対ドルで0.6%の下落。9月のインドCPIは前年比+4.31%と市場予想を下回り、昨年8月以来の低い伸びに鈍化した。

 THBは対ドルで0.5%の上昇。タイ王室庁はプミポン国王が死去したと声明で発表した。

 MXNは対ドルで変わらず。メキシコ中銀は会合議事録(9月30日結果発表分)を公表。50bpの利上げ決定は全会一致。米国の利上げに対しメキシコ中銀が何の行動もとらないと資本流出が起きる可能性があるとの指摘があった。また短期的にはインフレリスクが悪化しているとの指摘もあった。

 ZARは対ドルで変わらず。8月の南アフリカ鉱物生産量は前年比0.2%減と市場予想ほど減少しなかった。

 RUBは対ドルで変わらず。10月7日のロシア金・外貨準備は3954億ドルと前週から減少した。

アラブ首長国連邦(UAE)のドバイは、世界で最も高い「タワー」の建設を開始したと発表しました。ドバイにはすでに世界一高い高層ビル「ブルジュ・ハリファ」がありますが、タワーの高さ世界一は現在、東京スカイツリーです。ドバイにいってタワーを見たいなぁと思いましたが、その前に私はスカイツリーを見に行くべきかもしれません。

2016年10月13日木曜日

オシレータ系の手法:MACD

 オシレータ系の手法にMACDがあります。MACDは、「Moving Average Convergence Divergence(移動平均収束拡散法)」を略した言葉で、日本ではエム・エー・シー・ディーとアルファベットでそのまま読むよりも、マック・ディーと呼ばれることが多いようです。

 MACDでは、指数平滑移動平均という計算方法を用います。指数平滑移動平均は、値を単に平均する一般的な移動平均(単純移動平均と呼ばれます)とは違い、直近の値に多くの比重(ウエイト)を置き、過去に近付くにつれて比重を軽くして平均値を算出します。

 比重を軽くする度合いは「平滑化指数」と呼ばれる0~1の間を取る定数α(アルファ)で決められます。αは設定する平均期間nをもとに以下のように算出されます。

α=2÷(n+1)

 仮に平均期間が3の場合、α=2÷(3+1)=0.5となります。

 そして、平均期間nの指数平滑移動平均は以下のように算出されます。

 最初の指数平滑移動平均=過去n個の平均
 2個目以降の指数平滑移動平均
 =最初の指数平滑移動平均+α×(直近の値-前日の指数平滑移動平均)

 たとえばドル円が以下のような値動きをしたとします。

1日目 100円
2日目 103円
3日目 103円
4日目 104円
5日目 105円
6日目 108円
7日目 110円

 平均期間を3とすると、指数平滑移動平均は以下のようになります。

3日目 102円=(100+103+103)÷3
4日目 103円=102+(0.5×(104-102))
5日目 104円=103+(0.5×(105-103))
6日目 106円=104+(0.5×(108-104))
7日目 108円=108+(0.5×(110-106))

 MACDでは、基本線(MACDと言われることが多いですが、ここでは基本線と呼びます)と、シグナルの2つの線を使います。いずれの線も指数平滑移動平均で算出されます。一般的に、基本線は平均期間12と26の指数平滑移動平均の差が使われ、シグナルでは平均期間9の指数平滑移動平均が使われます。

 MACDでは、対象とする為替レートに合わせて基本線が動き、それを追いかけるような形でシグナルが動きます。そして2つの線が交差する時が売買タイミングであると判断します。

 たとえば基本線がシグナルを下から上に抜けた場合(ゴールデンクロスと言います)、為替レートは上昇基調にあると判断します。反対に基本線がシグナルを上から下に抜けた場合(デッドクロスと言います)、為替レートは下落基調にあると判断します。

 MACDは、指数平滑移動平均を使っているため、単純移動平均よりも早い判断が下せる(売買サインが発生する)という特徴があります。ただ基本線もシグナルも為替レートに遅れて動くものですから、売買サインが発生した時点で、為替レートはすでに上昇(もしくは下落)している場合も多々あります。

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2016年10月12日)




 10月12日のロンドン市場はドルが対ユーロ中心に堅調に推移した。ユーロドルは取引前半に1.10ドル台半ばを挟んで上下動。しかし中盤に近付くと1.10ドル台前半に下落した。8月のユーロ圏鉱工業生産は前年比+1.8%と市場予想を小幅上回ったが、市場の反応は限定的だった。取引中盤以降のユーロドルは1.10ドル台前半で小動き。米長期債利回りは上昇したが、ドル買いの動きは強まらなかった。

 ドル円は103円台半ば近辺で小動き。ドイツ株は前日終値水準でもみ合い。取引後半には米長期債利回りが上昇したが、ドル円は膠着感を強めた。

 NY市場はドルが底堅く推移する中、取引中盤に円が急落した。取引前半はドル円が103円台後半から104円ちょうど近辺に上昇。NY連銀のダドリー総裁は講演で景気拡大が当面続く一方で、物価上昇率はFRBの目標を小幅に下回っているとし、緩やかな金融緩和の解除について、かなり寛大でいられると発言。段階的な利上げを好む意向を示した。

 取引中盤に近付き発表された8月の米求人件数は544.3万件と市場予想を大きく下振れ。これを受け米債利回りが低下すると、ドル円は103円台後半に小反落。ユーロドルは1.10ドル台半ば手前に急上昇した。

 しかし取引中盤に入ると、ドル円は円売りの動きが強まり、104円台半ば近辺と9月2日の高値を上抜け、7月29日以来の高水準に上昇。一方、ユーロドルは1.10ドルちょうど近辺に下落した。

 ただ後半に近付くにつれ、ドル買いの動きはやや後退し、ドル円は104円台前半に小幅下落する一方、ユーロドルは1.10ドル台前半に反発。後半に入りFRBはFOMC議事録(9月22日結果発表分)を公表。利上げ見送りを支持したメンバーのうち数名は「僅差の判断」だったと述べ、参加者の数名は利上げ時期が「比較的近い」と指摘。ただ別の数名は物価が目標に近づくまで利上げは待つべきと主張したことも明らかになった。

 FOMC議事録の公表後、ドルは上下にややもみ合ったが、もみ合い後は、ドル円が104円台前半、ユーロドルは1.10ドル台前半でそれぞれ推移した。

 ドル円は9月2日の高値(104.32)を一時上抜けたが、NY市場後半には反落。104円ちょうどをしっかり上抜けた割には上昇モメンタムは強まらない。ただ一目均衡表の雲や100日移動平均(103.45)を上回ったままで上昇基調は継続。本日東京市場で、9月2日の高値をしっかりと上抜けすれば、7月29日の高値(105.63)を目指す動きが強まりそうだ。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2016年10月12日)

 新興国通貨は対ドルで売り優勢。前日に大きく下落したZARは反発した。

 KRWは対ドルで0.3%の下落。9月の韓国失業率は4.0%と市場予想を上回り、7カ月ぶりに4%台に悪化した。

 MYRは対ドルで0.5%の下落。8月のマレーシア鉱工業生産は前年比4.9%増と市場予想を下振れ。同月同国の製造業売上高は同0.6%減と2カ月連続の前年割れだった。

 THBは対ドルで1.2%の下落。USD/THBは一時35.9台と1月26日以来のTHB安水準を記録した。今年88歳になるタイのプミポン国王の容体悪化観測からタイ株が大幅安。THBも売りが膨らんだ。

 MXNは対ドルで変わらず。8月のメキシコ鉱工業生産は前年比+0.3%と市場予想を下回った。

 TRYは対ドルでほぼ変わらず。8月のトルコ経常収支は17.8億ドルの赤字と赤字額が市場予想を上回った。

 PLNは対ドルで0.7%の下落。9月のポーランド・コアCPIは前年比-0.4%と低下率が市場予想を小幅上回り、前月と同じ低下率を記録した。

 HUFは対ドルで0.6%の下落。lハンガリー中銀は会合議事録(9月20日結果発表分)を公表。政策金利の据え置きは全会一致だったことが判明した。

 RUBは対ドルで0.4%の下落。10月10日のロシアCPIは前週比+0.1%と前週と変わらず。8月のロシア貿易収支は49億ドルの黒字と黒字額が市場予想を下回り、2009年4月以来の低水準に縮小した。

本日の東京地方は最高気温が18度程度とあまり気温が上がらない見込みです。カーデガンなど上着系の服を一枚用意された方がよいかもしれませんね。なお、昨夜、長袖パジャマがみつかりました。数名の方からの応援が励みになりました。ありがとうございました。

2016年10月12日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2016年10月11日)



 10月11日のロンドン市場はドルが対欧州通貨を中心に買い優勢となった。ユーロドルは取引序盤に1.11ドル台前半から1.11ドルちょうど近辺に小幅下落。休場明けの米債市場は上昇して開始。ユーロドルはドル買い優勢となった。その後発表された10月のドイツZEW景況感指数は+6.2と市場予想を上回り、4カ月ぶりの高水準を記録したが、ユーロドルは1.11ドルちょうど近辺で反応薄。後半に入ると、ユーロドルは1.10ドル台後半まで下げ幅を広げた。

 一方、ドル円は104円ちょうど手前でもみ合い。米債利回りの上昇がドル円をサポートしたが、ドイツ株は先週末終値水準でもみ合い。後半に入りドイツ株はプラス幅を広げたが、ドル円は103円台後半に小幅下落。上値の重さが目立った。

 NY市場はドルがロンドン市場に引き続き対欧州通貨を中心に上昇。ただ円買いの動きも強まった。取引前半はドル円が103円台後半で上値の重い展開。ユーロドルは1.10ドル台後半から1.11ドルちょうど近辺に反発する場面もあったが、ユーロ買いの動きは続かず、しばらくすると再び1.10ドル台後半に下落。ポンドドルは1.22ドル台半ばから1.23ドル台前半に上昇後、1.22ドル台後半に反落した。

 取引中盤に近付き発表された9月の米労働市場情勢指数は-2.2と市場予想に反しマイナス。これを受けて米債利回りは低下すると、ドル円は103円台半ば近辺に下落。しかしユーロドルは1.10ドル台半ば近辺と8月5日以来の安値を記録。ポンドドルは1.22ドルちょうど近辺に下落した。

 取引後半に入り米国株が下げ幅を広げると、ドル円は103円台前半に下落。ユーロドルは1.10ドル台半ば近辺でのもみ合いとなったが、ポンドドルは1.22ドルちょうどから1.21ドルちょうどへと下げ幅を広げる動き。終盤にはドル円は103円台半ば手前に反発。ポンドドルも1.21ドル台前半に反発したが両ペアともに上値は抑えられた。

 ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、利上げを急ぐ緊急性はないと発言したが、市場は材料視せず。FF金利先物市場から計算される利上げ確率は12月時点で68%と高止まりしており、米債利回りも6月初め以来の高水準に上昇。ドル買いを後押ししている。ただ米景気の先行き期待は決して強くなく、米国株は上値が抑えられたまま。本日東京市場でのドル円は上値が重いと予想される一方、ユーロやポンドは対ドルで軟調な推移が続くとみられる。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2016年10月11日)

 新興国通貨は対ドルで下落。米債利回りの上昇に加え、原油先物価格の下落が重石となった。

 PHPは対ドルで0.3%の下落。8月のフィリピン貿易収支は20.2億ドルの赤字と赤字額がほぼ市場予想通り。しかし輸出は前年比4.4%減と市場予想ほど落ち込まなかった。

 BRLは対ドルで0.4%の上昇。10月7日のブラジルFIPE・CPIは前月比-0.07%、10月のブラジルIGP-M(一次速報値)は前月比-0.01%と、ともにほぼ市場予想通りだった。

 MXNは対ドルで変わらず。9月のメキシコANTAD既存店売上高は前年比5.6%増と市場予想を小幅上回った。

 PENは対ドルで0.3%の下落。8月のペルー貿易収支は0.1億ドルの赤字と市場予想に反し赤字を記録した。

 HUFは対ドルで1.1%の下落。9月のハンガリーCPIは前年比+0.6%と市場予想を小幅下回ったが、5カ月ぶりに前年割れを回避した。

 ZARは対ドルで3.8%の下落。USD/ZARは一時14.4台と9月14日以来のZAR安水準を記録した。南アフリカ検察のゴーダン財務相を詐欺事件で追訴する意向を明らかにした事が材料視された。8月の南アフリカ製造業生産は前年比+2.2%と市場予想を上回る伸びを記録した。

 RUBは対ドルで1.1%の下落。第3四半期のロシア経常収支は19.0憶ドルの黒字と黒字額市場予想を大きく上回った。

長袖のパジャマが見つからなかったので、Tシャツを2枚着て寝ました。今日こそは長袖のパジャマ
で寝たいと思います。

2016年10月11日火曜日

当面はレンジ内での推移が続くと思われるコロンビア・ペソ(COP)

 コロンビア・ペソ(COP)が9月以降、対ドル(USD/COP)で概ね2800~3000の間で方向感に欠ける動きを続けている。10月に入ってからは、原油先物価格が上昇基調で推移しているが、COPの上値は重い。

 COPの上値を抑える要因の一つに、来年からの利下げ観測がある。コロンビア中銀のエコノミストサーベイによると、政策金利見通しは今年末まで7.75%で据え置き。しかし来年は、1月から4月にかけて毎会合ごとに25bp(計100bp)引き下げられ4月には6.75%。8月には6.25%まで引き下げられるとみられている。

 コロンビア中銀は9月の会合声明で2017年にはインフレを目標レンジ(3%±1%)の範囲内に収束させることを主眼に政策金利を7.75%に据え置くと説明。今後公表される経済指標で、インフレとインフレ期待の鈍化ペースと景気鈍化の継続性を確認するとした。

 コロンビアのインフレは鈍化を続けている。9月の同国CPIは前年比+7.27%と2カ月連続で鈍化し、今年最も低い伸びを記録。同月のPPIは同+2.41%と4カ月連続で鈍化し、昨年5月以来の低い伸びとなった。

 一方で景気は、今後の動きに期待が持てる。コロンビアの輸出の6割以上を占める原油先物価格は上昇し、昨日のWTI原油先物価格は51ドル台と6月9日以来の高値を記録した。インフレの鈍化で小売業信頼感は8月に30.1と2012年2月以来の高水準。同月の消費者信頼感は-6.6と、マイナス幅が昨年8月以来の低水準まで縮小した。7月の小売売上高は前年比3.3%減と市場予想以上に減少したが、8月以降は持ち直しに転ずると見込まれる。

 コロンビア中銀のサーベイで示されているように、インフレ鈍化と景気の持ち直しが見込まれるのであれば、今後数カ月(年内)までは見込み通りに経済指標が改善されるのを確かめ、見込み通りの結果であれば、来年から利下げサイクルに入る、という展開になりそうだ。

 COP買いの最大のドライバーであった高金利が徐々に剥落する一方で、COPを下押ししていた景気が改善に向かうのであれば、COPは一進一退の動きが続くとみるべきだろう。この場合、USD/COPは、2014年7月の安値(1839近辺)から2016年2月の高値(3453近辺)の38.2%戻し水準である2836近辺が下値となり、上値は現在と同じように3000ちょうどでレンジ内での推移が予想される。

 ただ上下ともにレンジを突破する可能性はあり、インフレが予想に反し高止まれば、高金利がCOPをサポートするほか、原油先物価格が一段高となれば対外収支の改善を通じCOP買いが優勢となる。これは今年2月から6月にかけてのブラジル・レアル(BRL)と同じである。この場合、USD/COPの下値の目途は50%戻しの2645近辺となる。

 一方、インフレが鈍化する一方で景気の回復が弱いようだと、コロンビア中銀による利下げが先行する形となり、COPも売り優勢となりそうだ。3000を上抜ければ、次の節目は3100ちょうど近辺。原油先物価格が反落となれば、3300ちょうど近辺も視野に入る。

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2016年10月10日)



 10月10日のロンドン市場はドルが底堅く推移した。ドル円は東京市場で103円割れとなったが、終盤に103円台前半に反発。ロンドン市場に入ると中盤まで同水準で小動きを続けた。ただ、取引後半に入るとドイツ株がプラス圏に浮上したこともあり、ドル円は103円台半ば手前水準に上昇した。

 ユーロドルは1.11ドル台後半で上値が切り下がる展開。東京市場終盤に発表された8月のドイツ経常収支は179億ユーロの黒字と黒字額が市場予想を上回り、前月分も上方修正。取引前半に発表された10月のセンティックス投資家信頼感は8.5と市場予想を上回り、4カ月ぶりの高水準に回復したが、ユーロはやや強含むだけ。取引中盤からは緩やかな下落基調が続いた。

 NY市場はドルが上昇基調で推移した。この日は米国がコロンバスデーで米債券市場が休場。米国で経済指標の発表もなく材料難。取引序盤はドル円が103円台半ば手前、ユーロドルは1.11ドル台半ば近辺で、それぞれ小動きのままだった。

 取引中盤に近付き、ロシアのプーチン大統領がOPECによる減産合意に参加する用意があると発言すると、原油先物価格は上昇。米国株も上げ幅を広げる動きとなり、ドル円は103円台半ばを上抜け。ユーロドルは1.11ドル台半ばで膠着感を強めた。

 取引中盤に入ると、ドル円は103円台後半に一段高。後半は米国株が伸び悩んだこともあり、ドル円は103円台後半で上値が抑えられるが、ユーロドルは1.11ドル台前半に下落した。

 原油先物価格の上昇が米利上げ観測をサポートし、ドルは買い優勢の展開。ただ米国株は上値が抑えられているように米景気の先行き期待は高まっていない様子。本日東京市場では日経平均が1万7千円の大台を超える可能性があるものの、ドル円は目先の節目である104円を目前に上値が抑えられやすいと思われる。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2016年10月10日)

 新興国通貨は対ドルでマチマチ。原油先物価格の上昇でMXNが大幅高。一方、東欧通貨はユーロと連れ安となった。

 INRは対ドルで0.2%の上昇。8月のインド鉱工業生産は前年比-0.7%と、市場予想通り2カ月連続の前年割れとなった。

 BRLは対ドルで0.5%の上昇。ブラジル中銀の週次サーベイでは今年末の物価見通しが大幅下方修正。10月9日のブラジル貿易収支は5.0億ドルの黒字と前週から黒字拡大ペースが鈍化した。

 MXNは対ドルで2.0%の上昇。9月のメキシコ名目賃金は前年比4.1%増と前月から加速した。

 CZKは対ドルで0.6%の下落。9月のチェコ失業率は5.2%と市場予想通り前月から小幅低下。同月同国のCPIは前年比+0.5%と市場予想や前月を小幅下回った。

 TRYは対ドルで0.6%の下落。8月のトルコ鉱工業生産は前年比+2.2%と市場予想通りだった。

 ILSは対ドルで小幅上昇。イスラエル中銀は会合議事録(9月26日結果発表分)を公表。政策金利の据え置きは全会一致だったことが判明した。

 RUBは対ドルで0.4%の上昇。9月のロシア軽自動車売上高は前年比10.9%減と21カ月連続で前年割れとなった。

昨日までTシャツ短パンで寝ていましたが、今日から長袖のパジャマで寝ようと思います。