2017年3月7日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年3月6日)



 3月6日のロンドン市場はドルが取引前半に下落したものの、後半に盛り返した。

 ドル円は取引前半に113円台後半から113円台半ば近辺に下落する一方、ユーロドルは1.06ドルちょうどから1.06ドル台前半に上昇。ロンドン市場に入り米債利回りは低下。下げて始まったドイツ株は上値が重いままとなり、ドルは下落した。

 取引中盤に入り、ドル円は113円台半ば近辺で下げ止まり、ユーロドルは1.06ドル台前半で推移。後半に入り、フランス大統領選のジュペ元首相が不出馬を表明したことが伝わると、ユーロドルは1.05ドル台後半に急落。米債利回りが上昇し、ドイツ株が下げ幅を縮めたことで、ドル円は113円台後半に反発した。

 NY市場はドルが底堅く推移した。

 取引前半のドル円は113円台後半で方向感に欠ける動き。一方、ユーロドルは1.06ドルちょうどに反発した。

 取引中盤に近づき、米債利回りが上昇すると、ドル円は113円台後半で強含み、ユーロドルは1.06ドルちょうどで上値が抑えられる展開。中盤に発表された1月の米耐久財受注(確定値)は前月比2.0%増と市場予想に反し速報値から上昇修正。米債利回りは一段高となったが、イランが週末に弾道ミサイル2発の発射実験をしたと報じられ、トランプ米大統領は米入国禁止に関する新たな大統領令に署名したことが伝わると、ドル円は113円台後半に弱含み。しかし円買いの動きは一時的で、円買い一巡後に114円ちょうどに上昇した。一方、ユーロドルは1.05ドル台後半に下落した。

 取引後半に入るとドル円は114円ちょうど近辺で強含んだが、終盤に米債利回りが低下に転ずると、114円割れ。ユーロドルは1.05ドル台後半での推移を続けた。

 トランプ米大統領は入国禁止に関する大統領令に署名。米国家通商会議(NTC)のナバロ委員長はトランプ政権が為替操作国や不公正貿易国をターゲットにすべきと発言するなど、再び「悪い」トランプが目に付き始めている。トランプ大統領が主張する大型減税やインフラ投資の実現性に疑問を呈する声も強まりつつあり、財政支出増による米景気の加速シナリオも後退気味。ドル買いの動きが強まりにくくなっている。

 とはいえ、3月FOMCでの追加利上げ観測を背景に米債利回りは高水準を維持。ドルを大きく売り込むことも難しく、ドル円は方向感に欠ける動きが続きやすい。本日東京市場でのドル円は113.5~114.5円程度のレンジ内での推移が予想される。

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