2017年3月9日木曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年3月8日)



 3月8日のロンドン市場はドルが取引中盤まで上昇。ただ後半に入ると伸び悩んだ。

 ドル円は取引中盤まで上昇基調で推移し、113円台後半から114円ちょうど近辺に上昇。ロンドン市場に入り米債利回りは上昇基調で推移。ドイツ株も中盤にはプラス圏で推移し、ドル円をサポートした。ただ後半に入ると、米債利回りは伸び悩み、ドイツ株は小幅ながらマイナス圏に下落。ドル円は114円ちょうど近辺で上値が抑えられる動きを続けた。

 ユーロドルは取引中盤まで下落基調で推移。1.05ドル台後半から1.05ドル台半ばに下落した。取引序盤に発表された1月のドイツ鉱工業生産は前年比横ばいと市場予想を小幅上振れたが、ユーロ買いの動きはみられず。米債利回りの上昇でユーロドルはドル買い優勢となった。取引後半に入り、ユーロドルは1.05ドル台半ば近辺で小幅上昇したが、その後は上値が抑えられ、終盤は1.05ドル台半ば近辺でもみ合いを続けた。

 ポンドは対ドルで下落基調が続き、ポンドドルは1.22ドルちょうどから1.21ドル台半ばまで下落した。EU離脱法案に関し英上院で修正案の審議が難航していることが引き続き重石となった。

 NY市場は取引前半にドルが上昇したが、後半には上値が重くなった。

 取引序盤のドル円は114円ちょうど、ユーロドルは1.05ドル台半ば近辺で、それぞれ小動き。中盤に近づき発表された2月の米ADP雇用統計では民間雇用者数が29.8万人増と市場予想を大きく上回り、2014年4月以来の大幅増を記録。ドルは買いが先行し、ドル円は114円台半ば近辺に上昇。一方、ユーロドルは1.05ドル台前半に下落した。

 ただ取引中盤に入るとドル買いの動きは一服し、ドル円は114円台半ば近辺で推移。ユーロドルは1.05ドル台半ば近辺に反発後、同水準でもみ合い。取引後半に入り米債利回りが反落すると、ドル円は114円台前半に小幅下落したが、終盤には114円台半ばに小反発となった。ユーロドルは1.05ドル台前半に下落したが、終盤には1.05ドル台半ば近辺に小幅反発した。

 カナダドルは下落基調で推移した。取引前半に発表された2月のカナダ住宅着工件数は21.0万戸と市場予想を上回り、1月のカナダ住宅建設許可件数は前月比5.4%増とこちらも市場予想を上回る伸び。ただ米ADP雇用統計の好結果を受けてドルカナダはドル買い優勢となり、1.34台半ば手前から1.34台後半に小幅上昇した。取引中盤に入ると、原油先物価格下落となり、カナダドルは売り優勢の展開。ドルカナダは1.35ちょうど近辺と昨年12月末以来のカナダドル安水準に上昇。終盤は1.35ちょうど手前での推移となった。

 2月の米ADP雇用統計は堅調な結果となり、3月FOMCの追加利上げは確実視される状況。ただ、今年の利上げ回数期待は2回と3回が拮抗したまま。米債利回りは上値が抑えられており、ドル買いの動きが続きにくい。

 ドルの一段高のためには米景気の加速期待が盛り上がる必要があるが、トランプ政権の人事の遅れもあり、財政支出増に対する期待感も後退気味。米国株の伸び悩みもあって本日東京市場でのドル円は114円台前半で上値の抑えられる展開が予想される。

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