2017年4月21日金曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年4月20日)



 4月20日のロンドン市場は取引中盤までユーロが底堅く推移したが、後半に売り戻し。一方、円は軟調に推移した。

 ユーロドルは取引序盤に1.07ドル台前半から1.07ドル台半ば近辺に上昇。ロンドン市場序盤に発表された3月のドイツPPIは前年比+3.1%と市場予想を小幅下回り前月と同じ伸びだったが、同指標を受けユーロ買いの動きが強まった。

 その後、ユーロドルは1.07ドル台半ば手前でもみ合いを続けたが、中盤には1.07ドル台後半に上昇。23日のフランス大統領選の世論調査でマクロン候補の支持率が小幅上昇したことが好感された。しかし後半に入ると、ユーロドルは1.07ドル台半ば手前まで下落基調で推移した。

 ドル円は取引前半に108円台後半から109円ちょうど近辺に上昇。中盤以降は109円ちょうど近辺で小動きを続けた。取引前半に米債利回りが上昇。下げて始まったドイツ株は前日終値水準まで値を戻しドル円をサポートした。

 NY市場はドルが底堅く推移した。

 取引序盤に発表された米新規失業保険申請件数は24.4万件と市場予想や前週を上振れ。同時に発表された4月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は+22.0とこちらも市場予想や前週を下回った。ただ両指標発表後もドル売りの動きは見られず、ドル円は109円ちょうど近辺、ユーロドルは1.07ドル台半ば手前で反応薄。その後、米債利回りが一時的に上昇すると、ドル円は109円台半ば手前に上昇したが、米債利回りが反落すると109円ちょうどに反落。ユーロドルは1.07ドル台後半に上昇した。

 取引中盤に近づき発表された3月の米景気先行指数が前月比+0.4%と市場予想を上回ると米債利回りは再び上昇。日銀・黒田総裁が一部米系メディアとのインタビューで資産購入やマネタリーベース拡大ペースは当面現状を維持すると述べたことが伝わると、ドル円は再び109円台半ば手前に上昇。米景気先行指数と同時に発表された4月のユーロ圏消費者信頼感は-3.6と市場予想を上回ったが、ユーロドルは1.07ドル台半ば近辺に反落した。

 取引中盤に入り米債利回りが伸び悩むと、ドル円は一時109円ちょうど近辺に反落したが、その後、109円台前半に持ち直し。一方、ユーロドルは1.07ドル台後半に上昇後、1.07ドル台半ばに下落した。

 取引後半にムニューシン米財務長官が医療保険法案の有無にかかわらず税制改革はやり遂げる意向を示すと、ドル円は109円台前半で底堅く推移。フランス・パリでテロリストによる銃撃戦が発生し、警官一人が死亡したことが伝わると、ユーロドルは1.07ドル台前半に下落した。

 昨日朝に発表された日本の通関統計でも3月の輸出は予想以上の伸び。3月の輸出は中国など新興国の多くで好調な結果となっており、世界経済の安定感が増していると感ずる。

 シリアや北朝鮮などの地政学リスクは意識されたままだが、米政府は両国に対し動きを取らずにいる。米債利回りが一段高となれば、地政学リスクを無視してドル買いに走る展開も考えられなくはない。

 本日の日本株は上昇して始まる見込み。ドル円は109円台前半で底堅い動きが期待される。

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