2017年4月25日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年4月24日)



 4月24日のロンドン市場は円、ユーロともに方向感に欠ける展開となった。

 ドル円は取引中盤まで110円ちょうどを小幅上回る水準で推移。後半に入り110円台前半へと小幅高となったが明確な方向感は出なかった。ロンドン市場に入り米債利回りは長期ゾーンがじり安の動き。一方、ドイツ株は過去最高値を更新。フランス大統領選が事前調査とほぼ同じ結果となった安心感が続いたが、明日の北朝鮮人民軍創建85周年を控え、円売りの動きが強まることはなかった。

 ユーロドルは取引前半に1.08ドル台半ば手前から1.08ドル台後半に上昇。4月のドイツIFO企業景況感は112.9と市場予想を上回り2011年7月以来の高水準に上昇。ドイツ連銀月報でもドイツ景気の好調ぶりが指摘され、ユーロ買いの動きをサポートした。ただ取引中盤になるとユーロドルは一時1.08ドル台半ば近辺に下落するなど上値が抑えられる展開。後半は1.08ドル台半ば近辺へとじり安の動きに転じた。

 NY市場は取引前半に円高が進展。中盤以降は高止まる動きとなった。

 取引序盤に発表された3月のシカゴ連銀全米活動指数は+0.08と市場予想や前月下振れ。ただ市場の反応は限定的でドル円は110円台前半、ユーロドルは1.08ドル台半ばでそれぞれ反応薄だった。

 取引中盤に近づき発表された4月のダラス連銀製造業活動指数は+16.8と市場予想や前月とほぼ同じ。原油先物価格が下落すると、米債利回りもじり安の動きとなり、ドル円は110円割れとなったが、ユーロドルは1.08ドル台後半で小動き。中盤に入っても米債利回りの低下は止まらず、ドル円は109円台後半へと下落し、ユーロドルも1.08ドル台半ば近辺に小幅下落した。

 後半に入りムニューシン米財務長官はホワイトハウスでの会見でトランプ政権は税制簡素化と法人税改革を目指すと発言。その後、一部米紙がトランプ米大統領が法人税の15%への引き下げを求めていくと報道。米債利回りは下げ止まり、ドル円は109円台後半で小動き。ユーロドルは1.08ドル台後半へとじり高の動きとなった。

 トランプ大統領は税制改革へのアピールを通じ市場の期待を集めようとしているようだが、北朝鮮への攻撃的な姿勢が災いしている様子。市場は米国による北朝鮮攻撃リスクを意識し続けている。

 北朝鮮への攻撃懸念を背景に米債利回りは昨年11月以来の低水準に落ち込んだまま。欧米株はフランス大統領選の結果を受けて上昇したものの、これではドル買い・円売りの動きになりにくい。本日東京市場でのドル円は、ゴトウビとはいえ、110円ちょうどがレジスタンスとして機能し、上値の抑えられる展開が予想される。

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