2017年4月26日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年4月25日)


 4月25日のロンドン市場は円がじり安の動きを続けた。

 ドル円は110円台前半から上昇基調で推移し、取引中盤には110円台半ばに上昇。後半は同水準で伸び悩んだが、下値は堅かった。欧州株は前日の大幅高から伸び悩む展開となったが高水準を維持。ロンドン市場に入っても北朝鮮による核実験実施の兆候もみられず、米債利回りは上昇。ドル円をサポートした。

 ユーロドルは取引序盤に1.08ドル台後半から1.09ドルちょうど手前に上昇。中盤には1.09ちょうどまでじり高の動きとなったが、後半は1.08ドル台後半に小反落となった。一方、ポンドドルは1.28ドルちょうどから1.28ドル台前半に小幅高。ドルは欧州通貨に対し軟調だった。

 NY市場は円売りの動きが続く中、ドルは欧州通貨に対し軟調なままだった。

 NY市場に入ると米債利回りはいったん伸び悩み。ドル円は110円台半ば近辺で上値が抑えられ、ユーロドルは1.08ドル台後半で推移した。

 2月のS&Pケースシラー住宅価格は前年比+5.85%と市場予想を小幅上回り、5カ月連続で加速すると、米債利回りは短期ゾーンを中心に小幅高。米国株が上げて始まったこともあって、ドル円は110円台後半、ユーロドルは1.09ちょうどにそれぞれ上昇した。

 取引中盤に近づき発表された3月の米新築住宅販売件数は62.1万戸と市場予想を上回り、昨年7月以来の高水準。一方、同時に発表された4月の米消費者信頼感は120.3と市場予想や前月を下振れた。また米経済指標発表とほぼ同時に、一部米系通信社は、仏大統領選でマクロン氏が勝利した場合、ECBが6月の理事会で文言を調整する可能性があると報道。米債利回りは上昇一服となったが、ドル円は110円台後半でじり高の動きを続け、ユーロドルは1.09ドル台前半に上昇した。

 中盤に入り、米国株が上昇一服となったが、ドル円は111円ちょうど近辺、ユーロドルは1.09ドル台半ば近辺へと、それぞれ上昇するなど、円安・ドル安の展開。後半に入り、一部米系メディアが米政府筋の話として税制改革案に育児控除を盛り込むことが要請されていると報ずると米債利回りは一段高。ドル円は111円台前半と上昇したが、終盤には111円ちょうど近辺で推移。一方、ユーロドルは1.09ドル台前半に反落した。

 懸念されていた北朝鮮による25日の核実験は見送られ、フランス大統領選の世論調査ではマクロン候補優勢の結果。米国では、今週末の米政府機関の閉鎖を回避するためにトランプ政権が議会との妥協を図っているとの見方が浮上。政府機関閉鎖が回避されるとの期待感も高まっており、リスク回避姿勢は後退した。

 本日発表予定のトランプ政権による税制改革案に対する期待感も一部で盛り上がっている様子。ただ内容次第では、市場の期待が大きく後退することも考えられ、さらなるドル買いには慎重な姿勢が強まると推察される。本日東京市場でのドル円は、111円前半で上値が抑えられる展開が予想される。

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