2017年5月19日金曜日

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2017年5月18日)

 新興国通貨は対ドルで下落。BRLなど高金利通貨の下げが目立った。

 PHPは対ドルで0.2%の下落。
第1四半期のフィリピンGDPは前年比6.4%増と市場予想を下振れ、2期連続で鈍化した。

 IDRはBloombergによると対ドルで0.2%の下落。
インドネシア中銀は市場予想通り政策金利を4.75%で据え置き。同中銀は声明で輸出と投資が成長を牽引し、資本流入と格上げ期待がIDRをサポートしていると指摘。現在のIDR相場はファンダメンタルズに沿ったものとの認識も示された。

 BRLは対ドルで7.2%の下落。USD/BRLは一時3.41ちょうど近辺と昨年12月中旬以来のBRL安水準に上昇した。一部現地メディアはブラジル・テメル大統領がマネーロンダリングや汚職の罪で起訴されている前下院議長への支払いを承認する様子を録音したテープが最高裁判所に提出されたと報道。またブラジル最高裁判所の判事は検事総長が請求したブラジル社会民主党(PSDB)ネベス党首に対する逮捕令状を受理することを決めたとも報じた。一連の報道を受けて、ブラジルの主要株価指数であるボベスパ指数は10%下落し、サーキットブレーカーが発動。ブラジル中銀はBRL急落を受けて通貨スワップ入札を実施。ブラジル財務相は、市場が完全に機能し、十分な流動性を確保するため、必要な措置を講ずるとの声明を発表。ブラジル・テメル大統領は辞任するつもりはないとのコメントを発表した。
 5月15日のブラジルFIPE・CPIは前月比+0.30%と市場予想や前月を下振れた。

 MXNは対ドルで0.3%の下落。ただUSD/MXNは一時19.2ちょうど近辺に上昇する場面もみられた。メキシコ中銀は市場予想に反し、政策金利を25bp引き上げ6.75%にすると発表。同中銀は声明で今回の利上げはインフレ期待をアンカリング(定位置に据える)ためで、インフレが目標水準に回帰するのを支援するとの見解を表明。インフレとインフレ期待の今後の動きを注視すると指摘し、今後も必要な措置を取り続けるとの意向を示した。

 CLPは対ドルで0.9%の下落。
第1四半期のチリGDPは前年比0.1%増と市場予想を下回り、マイナス成長を記録した2009年第3四半期以来、最も低い伸びに鈍化した。

 COPは対ドルで0.9%の下落。
3月のコロンビア貿易収支は7.3億ドルの赤字と赤字額が市場予想を小幅下振れ。第1四半期のコロンビア土木工事支出は前年比3.3%増と3期連続で前年超えとなった。

 CZKは対ドルで0.7%の下落。
4月のチェコPPI(工業)は前年比+3.2%と市場予想に反し前月から加速し、2012年2月以来の高い伸びを記録した。

 PLNは対ドルで1.0%の下落。
4月のポーランド平均総賃金は前年比4.1%増と市場予想を下振れ。一方、同月同国の雇用は同4.6%増と市場予想を小幅上回った。

 TRYは対ドルで1.5%の下落。
5月のトルコ消費者信頼感は72.8と市場予想に反し前月から上昇。5月12日までの週のトルコ非居住者によるトルコ債投資は2.6億ドルの買い越しだった。

 RUBは対ドルで0.9%の下落。
5月12日のロシア金・外貨準備高は3997億ドルと前週から増加。4月のロシア鉱工業生産は前年比+2.3%と市場予想を上回った。

 ILSは対ドルで0.5%の上昇。USD/ILSは一時3.59ちょうどを割り込み、2014年9月以来のILS高水準を記録した。5月のイスラエル予想CPIは前年比+0.7%と前月から小幅加速した。

オランダのウィレム・アレクサンダー国王が、月に2度のペースで商用旅客機の副操縦士として21年間乗務を続けていたことを明らかにしたそうです。私は乗務したことがありませんのでご安心ください。

本日もよろしくお願いいたします。

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