2017年5月23日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年5月22日)


 5月22日のロンドン市場はユーロが上昇した。

 ユーロドルは取引前半に1.12ドルちょうど手前から1.11ドル台後半に下落。米債利回りが小幅上昇したことで、ユーロドルはドル買い優勢となった。ただ、この日はユーロ圏主要国で主だった経済指標の発表がなく、中盤は1.11ドル台後半で様子見。後半に入り、ドイツのメルケル首相が、ユーロは弱すぎで、これによりドイツ製品が相対的に安くなっている、と発言すると、ユーロドルは1.12ドル台前半に上昇。終盤にかけてもユーロはじり高の動きとなり、1.12ドル台半ば手前まで上昇した。

 一方、ドル円は取引前半に米債利回りの上昇を受けて111円台前半から111円台半ばに上昇。中盤は一時111円台前半に小幅下落する場面もあったが、後半は111円台半ば手前に持ち直した。

 NY市場はドルの上値が重い展開となった。

 取引序盤に発表された4月のシカゴ連銀全米活動指数は+0.49と市場予想を上回り、2014年11月以来の高水準。ただ市場の反応は限定的だった。その後、米債利回りが低下すると、ドル円は111円台前半に下落する一方、ユーロドルは1.12ドル台半ば手前で下値の堅い動き。中盤に入ると、ドル円は111円ちょうどに下落。ユーロドルは1.12ドル台前半に小幅下落した。

 その後、米長期債利回りは上昇に転じたが、短期債利回りは変わらず。ドル円は111円台前半に小幅反発したものの、後半は同水準で上値が抑えられる動き。ユーロドルは1.12ドル台前半で動意に欠ける動きとなった。

 米国株や原油先物価格が上昇するなど市場のリスク回避姿勢は一服。ただ米債利回りは上値が抑えられたままであり、トランプ政権による財政刺激期待は後退したままと推察される。本日東京市場でもドル円は111円台前半で様子見姿勢が続くとみられるが、ユーロは高値警戒感も強く、上値が抑えられると予想される。

0 件のコメント:

コメントを投稿