2017年5月3日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年5月2日)


 5月2日のロンドン市場は円が売られる一方、ユーロは下値の堅い動き。ポンドは上昇基調で推移した。

 ドル円は112円ちょうど近辺から112円台前半に小幅上昇。ロンドン市場に入り米債利回りは小幅上昇。ドイツ株は小幅ながらプラス圏で推移し、ドル円をサポートした。

 ユーロドルは1.09ドルちょうどを小幅上回る水準で小動き。4月のドイツ製造業PMI(確報値)は58.2と速報値から変わらずだったが、同月のユーロ圏製造業PMI(確報値)は56.7と速報値から小幅下振れ。3月のユーロ圏失業率は9.5%と市場予想に反し前月から改善しなかったが、ギリシャ政府が国際債権団と年金改革などで合意したと報じられたことがユーロの下値を堅くした。オーストリア中銀のノボトニー総裁は現地紙とのインタビューで6月のECB理事会で今後の戦略を議論する必要があると述べたが、市場の反応は限定的だった。

 ポンドドルは1.28ドル台後半から1.29ドル台前半に上昇。4月の英製造業PMIは57.3と市場予想を大きく上回り、2014年5月の現行統計開始以来、最高を更新。ポンド買いの動きを後押しした。

 NY市場はドルが伸び悩みから、売り優勢の展開となった。

 取引前半のドル円は112円台前半、ユーロドルは1.09ドルちょうど近辺で、それぞれ上値の重い動きとなった。この日は米国で経済指標の発表がなく材料難。ただ原油先物価格がじり安の動きとなり、米債利回りも低下。米国株も上値の重い動きとなり、円は買い戻された。

 取引中盤に入っても米債利回りはじり安の動きを続けたが、ドル円は112円ちょうど近辺で下げ渋り。一方、ユーロドルは1.09ドルちょうどを小幅上回る水準で下値を堅くした。

 取引後半は原油先物価格が一段安となり、米債利回りも低下。ただ米国株が前日終値水準で推移したこともあって、ドル円は112円ちょうどで下げ渋り。ユーロドルは1.09ドル台前半に小幅上昇した。

 トランプ米大統領はSNSにて「共和党と民主党が交渉したのは、上院で必要な60票がないからだ」と投稿。続いて「2018年に共和党が上院議席を伸ばすか、今ここで51%の単純多数決にルールを変更するかのどちらかだ。このやっかいな状態を是正するため、我が国には9月に良い意味での『閉鎖』が必要だ」とした。

 ただトランプ米大統領の投稿に対し市場は反応薄。同大統領の脅し戦術は、徐々に効果を失いつつあるように感ずる。米債利回りは低下したものの、先月上旬並みの水準は維持。明日のFOMCは特段の変更が示されることはないと思われるが、6月FOMCでの利上げを織り込む動きは続いたまま。本日は日本の金融市場が休場だが、ドル円は底堅く推移すると予想される。

よい祝日をお過ごしください。

0 件のコメント:

コメントを投稿