2017年5月10日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年5月9日)


 5月9日のロンドン市場はドルが上昇基調で推移した。

 ドル円は113円台半ば近辺から113円台後半に上昇。ドイツ株は小幅高で始まり、その後も上げ幅を広げる展開。米債利回りは東京市場終盤での上昇を受けて高値圏で高止まり。ドル円の下値をサポートした。

 ユーロドルは取引前半に1.09ドルちょうど近辺から1.09ドル台前半に小幅上昇したが、その後は一転して下落基調で推移。後半は1.09ドルちょうどを割り込んだ。この日のロンドン市場ではユーロ圏主要国の経済指標の発表がなく材料難。米債利回りの高止まりを背景にユーロドルはドル買い優勢となった。
 

 NY市場はドルの上昇が続いたが、終盤に円を買い戻す動きが強まった。

 取引前半のドル円は上昇基調が続き、114円台前半と3月15日以来の高値に上昇。ライアン米下院議長は一部米系TVのインタビューで税制改革についてトランプ米大統領と見解が一致したと発言。これを受けて米債利回りは上昇。3月の米求人件数は574.3万件と市場予想を上回ったこともドル円をサポートした。

 一方、ユーロドルは取引序盤に1.08ドル台後半まで下落後、取引中盤に近づくころには1.09ドルちょうど近辺に反発。ただ上値は重く、ユーロドルの上昇は続かなかった。

 取引中盤に入り米債利回りの上昇が一服すると、ドル円は114円台前半で高止まったが、ユーロドルは1.08ドル台後半に下落。ドイツのショイブレ財務相がECBはまもなく正常化を開始すると述べたことが伝わると、ユーロドルは1.09ドルちょうど近辺に反発する場面もあったが、ユーロ買いの動きは続かず、ユーロ買い一巡後にユーロドルは1.08ドル台後半に下落した。

 取引後半に入ってもドル円は114円台前半で下値の堅い動きを続け、ユーロドルは1.08ドル台後半で上値の重い動き。終盤に一部メディアは北朝鮮の大使が英政府に対し6回目の核実験を北朝鮮政府が準備するだろうと述べたと報道。同報道が伝わると、ドル円は113円台後半に下落。一方、ユーロドルは1.08ドル台後半で上値が抑えられたままだった。

 北朝鮮はこれまでと同様に核実験などをチラつかせながら威嚇外交を続けているが、米国政府は条件付きで北朝鮮との融和を試みている様子。市場のリスク回避姿勢は以前として後退したままと考えられ、本日東京市場でのドル円はゴトウビということもあって下値の堅い動きが予想される。

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