2017年6月13日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年6月12日)



 6月12日のロンドン市場は円高が進む一方で、ポンドは下落基調で推移した。

 ドル円は110円台前半から110円ちょうど近辺へと下落基調で推移。米債利回りは動意に欠ける動きとなったが、ドイツ株は1%程度の下落。英政局の先行き不透明感の高まりが円買いの動きをサポートした。

 ポンドドルは1.27ドル台半ば近辺から1.26ドル台後半へと下落基調で推移。英保守党とDUP(民主統一党)との連立協議は続いているものの、保守党内での対立は激化しているとの報道も散見。ポンドは売り優勢の展開が続いた。

 ユーロドルは1.12ドル台前半で底堅く推移。週末のフランス下院選ではマクロン新党が大勝。英国とは対照的にフランスの政局安定化が好感され、ユーロは下値の堅い動きとなった。

 NY市場は円が底堅く推移する一方、ユーロは下落した。

 この日は米国で経済指標の発表がなくやや材料難。取引序盤に米債利回りが小幅高となると、ドル円は110円ちょうど近辺に上昇する一方、ユーロドルは1.12ドルちょうど近辺に下落した。

 取引中盤に入り原油先物価格が小幅下落すると、米債利回りも低下に転じ、ドル円は109円台前半に下落。ユーロドルは1.12ドルちょうど近辺でもみ合いとなった。

 取引後半に入り、メリーランド州とワシントンDCがトランプ米大統領を提訴したことを表明。ただ米債利回りは反発し、ドル円は109円台後半で下値を固める動きに。ユーロドルは1.12ドルちょうど近辺で膠着感の強いままだった。

 英総選挙を経て英国のEU離脱交渉は開始日すら決められない状況。いわゆるハードブレグジットは避けられるとの見方もあるが、時間切れで結局ハードブレグジットにならざるを得ないという見方のほうが説得力があるように思える。ポンドは本日も軟調な動きが続くと予想される。

 6月15日早朝に結果が発表される米FOMCを前に米債利回りは方向感に欠ける動きとなっているが、メリーランド州などによるトランプ米大統領の提訴もあって市場のリスク選好姿勢は弱いまま。米景気の先行き期待も当初ほど強くなく、本日東京市場のドル円は上値の抑えられやすい展開が見込まれる。

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