2017年6月20日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年6月19日)



 6月19日のロンドン市場はドルの上値がやや重く推移した。

 ドル円は取引序盤に111円ちょうど近辺から111円台前半に上昇。しかし、その後はじり安の動きとなり、中盤には再び111円ちょうどに下落。後半は111円ちょうどで小動きとなった。ドイツ株は上げて始まり、その後も下値の堅い動き。一方、米債利回りは長期債を中心にやや低下。ドル円の重石となった。

 ユーロドルは1.12ドルちょうどを挟んでの小動き。4月のユーロ圏建設業生産高は前年比3.2%増と3カ月連続の前年越え。ただ市場の反応は限定的でユーロは様子見姿勢が強かった。

 ポンドドルは1.27ドル台後半で方向感のない動き。この日のロンドン市場では英国で経済指標の発表がなく材料難。ロンドン時間の19日未明にロンドンのイスラム教の礼拝施設・モスク近くで車両が歩行者に突っ込み死傷者が発生する事件が発生したが、ポンド相場に対する影響はほとんどなかった。

 NY市場はドルが上昇基調で推移した。

 取引序盤にNY連銀のダドリー総裁は講演で米インフレはFRB当局が望む水準よりはやや低いと指摘。一方、米雇用は完全雇用に非常に近く、景気拡大はなお長期間続くと確信していると発言した。行き過ぎた金融引き締めは不況入りにつながるためFRB当局も望んでいないとも述べた。

 ダドリー総裁の発言が伝わると、米債利回りは上昇し、ドル円は111円台前半に上昇する一方、ユーロドルは1.11ドル台後半に下落。ただドル買いの動きが一服すると、ドル円、ユーロドルともに動意に乏しくなる展開。ドル円は111円台前半、ユーロドルは1.11ドル台後半でそれぞれ推移した。

 取引中盤に入ると、米債利回りは一段高。これを受けてドル円は111円台半ば近辺に上昇し、ユーロドルは1.11ドル台半ばに下落。取引後半は米債利回りが膠着感を強め、ドル円は111円台半ば近辺、ユーロドルは1.11ドル台半ばでそれぞれ推移した。

 NY連銀のダドリー総裁の発言で、米債利回りは上昇。欧米株の上昇で市場のリスク選好姿勢が回復したこともあり、ドル買いが進んだが、19日は米経済指標の発表がなく、米景気の改善を確認するすべはなし。足元でのドル買いはムード先行の感がある。

 本日の日本株は欧米株の上昇を受けてプラスで始まる可能性が高く、ドル円の下値をサポートするだろう。次の上の節目は112円ちょうど近辺と予想される。

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