2017年6月2日金曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年6月1日)

 6月1日のロンドン市場はドルが緩やかながら上昇基調で推移した。

 ドル円は111円ちょうどから111円台前半に上昇。米債利回りは方向感なく、膠着感の強い動きとなったが、ドイツ株は日本株買いの動きを受ける形でプラス圏で推移。ドル円はじり高の動きを続けた。

 一方、ユーロドルは1.12ドル台半ば近辺から1.12ドル台前半に小幅下落。5月のドイツ製造業PMI(確報値)は59.5と市場予想に反し速報値から小幅上方修正。ただユーロの高値警戒感もあってユーロドルはドル買い優勢の展開となった。

 ポンドは上値の重い動きとなった。ポンドドルは取引前半に1.28ドル台半ばから1.28ドル台後半に上昇。5月の英製造業PMIは56.7と市場予想を上振れ。6月8日の英総選挙に関する世論調査で保守党の議席獲得予想数が前日より増えたことも伝わり、ポンド買いの動きが強まった。しかし取引中盤に入ると、ポンドドルは一転して下落基調となり、1.28ドル台前半に下落。後半は1.28ドル台半ば近辺と、ロンドン市場序盤の水準に反発したが上値は抑えられた。

 NY市場は米経済指標を受けてドルが上昇。その後もドルは底堅く推移した。

 取引序盤に発表された5月の米ADP雇用統計では民間雇用者数が25.3万人増と市場予想を大きく上振れ。一方、同時に発表された米新規失業保険申請件数は24.8万件と市場予想を上回り、5週ぶりの高水準に上昇した。指標発表後、ドル円は111円台半ば手前に上昇。一方、ユーロドルは1.12ドルちょうど近辺に下落するなどドル買いの動きが強まった。

 取引中盤に近づき発表された5月の米ISM製造業景況指数は54.9と、ほぼ市場予想通り。同時に発表された4月の米建設支出は前月比1.4%減と市場予想を下回ったが、前月分が上方修正された。両指標発表後、米債利回りは低下に転じ、ドル円は111円台前半に反落する一方、ユーロドルは1.12ドル台前半に反発。中盤に入り米債利回りが持ち直すと、ドル円は111円台前半でじり高の動き。一方、ユーロドルは1.12ドル台前半で上値が重くなるなどドルは底堅く推移した。

 取引後半は米債利回りが再び低下したため、ドル円は111円台前半で上値が抑えられる動き。ユーロドルは1.12ドル台前半で下値の高い動きを続けた。

 取引終盤にトランプ米大統領は米国が地球温暖化対策の国際的な枠組みであるパリ協定から離脱すると発表。そのうえで新たな交渉を始める意向を示した。

 アトランタ連銀の経済モデル「GDPナウ」による第2四半期の米GDP成長率見通しは4.0%増に上方修正。米国株は堅調に推移するなど米景気の先行き期待は強まりつつある。しかし米債利回りは依然として上値が抑えられたまま。本日東京市場でもドル円は111円台前半で伸び悩む展開となりそうだ。

本日もよろしくお願いいたします。

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