2017年6月22日木曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年6月21日)



 6月21日のロンドン市場はポンドが取引終盤に上昇。ユーロも底堅く推移する一方で、円はやや売り戻された。

 ポンドドルは取引前半に1.26ドルちょうど近辺で小動き。中盤からはじり高の動きとなり、後半に入ると1.26ドル台前半での推移となった。取引終盤にBOEのホールデン委員は成長と、度合いは低いながらインフレが予想以上の底堅さを示したことから、引き締めが早過ぎ』になるリスクは縮小したと指摘。経済指標が引き続き良好であれば、昨年8月に導入した追加金融緩和の一部を解除するプロセスを開始するのが、下期入りに当たり思慮深い行動になると考えると説明した。同委員の考えが伝わると、ポンドドルは1.27ドルちょうどに急上昇した。

 ユーロドルは取引前半に1.11ドル台前半で推移。中盤に1.11ドル台半ば近辺に上昇したが、後半は同水準でもみ合いを続けた。この日はユーロ圏主要国で主だった経済指標の発表もなく、ユーロは底堅いながらも動意に欠ける展開となった。

 ドル円は111円ちょうどを小幅上回る水準での推移が続いたが、終盤に111円台前半に小幅上昇。取引終盤に米債利回りが上昇し、ドル円を押し上げた。

 NY市場は取引前半こそドルが底堅く推移したものの、中盤以降は一転して軟調な展開となった。

 取引前半のドル円は111円台前半から111円台後半とこの日の高値を更新する形で上昇。NY市場に入り米債利回りは上昇基調で推移。取引中盤に近くに発表された5月の米中古住宅販売件数が562万戸と市場予想や前月を上回ったこともドル円をサポートした。一方、ユーロドルは1.11ドル台半ば近辺で上値が抑えられた。

 取引中盤に入り原油先物価格が下落すると、米債利回りは一転して低下基調で推移。これを受けてドル円は111円台半ば近辺に小幅下落する一方、ユーロドルは1.11ドル台半ば近辺で下値を堅くした。

 取引後半に入っても米債利回りの低下は続き、ドル円は111円台前半に下落する一方、ユーロドルは1.11ドル台半ばを小幅上回る水準に上昇。終盤は米債利回りが下げ止まったことで、ドル円も111円台前半で下げ止まり。ユーロドルも1.11ドル台半ばを小幅上回る水準で伸び悩んだ。

 原油安もあって米債利回りは上値が抑えられたまま。ただドル円は111円台を維持するなど、一時に比べドル売り圧力は強くないように思われる。市場のリスク選好姿勢は弱いものの、FRBの金融政策正常化姿勢がドルをサポートしているように感じられる。本日東京市場のドル円は111円台前半から半ば近辺で様子見姿勢が続くと予想される。

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