2017年6月23日金曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年6月22日)


 6月22日のロンドン市場はドル円が小幅上昇する一方、ユーロドルは方向感に欠ける展開となった。

 ドル円は取引中盤まで111円ちょうど近辺で小動き。ドイツ株は下げて始まった後、上値が抑えられる展開。米債利回りもロンドン市場に入ると上値が重くなり、ドル円の重石となった。しかし取引後半に入り、ドイツ株が下げ幅を縮め、前日終値水準に達すると、米債利回りも反発し、ドル円は111円台前半に上昇した。

 ユーロドルは1.11ドル台後半で方向感に欠けながらの推移。この日もユーロ圏主要国で主だった経済指標の発表もなく、ユーロは材料難。ユーロドルは様子見姿勢が続いた。

 ポンドドルも1.26ドル台後半で方向感に欠ける動き。北アイルランドの民主統一党(DUP)の一部議員は一部英系ラジオとのインタビューで英保守党との閣外協力交渉は29日までに合意する可能性が非常に高いと発言。6月の英CBI製造業受注指数は+16と市場予想を大きく上回り、1988年8月以来の高水準に上昇したが、いずれに対しても市場の反応は限定的だった。

 NY市場はドル円が底堅く推移する一方で、ユーロは軟調だった。

 取引序盤に発表された米新規失業保険申請件数は24.1万件とほぼ市場予想通り。ただ指標発表後、米債利回りは低下し、ドル円は111円ちょうど近辺に小幅下落。ユーロドルは1.11ドル台半ば近辺で上値が重くなった。

 取引中盤に近づき発表された6月のユーロ圏消費者信頼感は-1.3と市場予想を上回り、2001年4月以来の高水準。ただユーロの反応は限定的で、ユーロドルは1.11ドル台半ば近辺のままだった。

 同時に発表された5月の米先行指数は前月比+0.3と市場予想通り。しかし今度は、指標発表後、米債利回りは上昇。ドル円は111円台半ば手前に上昇した。

 取引中盤に入り発表された6月のカンザスシティ連銀製造業活動指数は+11と市場予想を上回り、2カ月連続の上昇。しかし指標発表後、米債利回りは反落。米国株がマイナス圏からプラス圏に浮上したものの、ドル円は111円台前半で上値が抑えられる動き。ユーロドルは1.11ドル台半ばで膠着感を強めた。

 取引後半に入っても米債利回りは長期債を中心に上値の重い動き。ドル円も111円台前半で上値が重く推移。ユーロドルは一時1.11ドル台前半に下落したが、終盤には1.11ドル台半ばに持ち直した。

 カナダドルは上昇した。4月のカナダ小売売上高は前月比0.8%増と市場予想を大きく上回り、コア売上高も同1.5%増と市場予想を大きく上回る増加。指標発表後、ドルカナダは1.33ちょうどから1.32台半ばに急落。いったんは下げ止まったが、その後、再び下落基調となり、取引中盤には1.32台前半に下落した。取引後半に入るとドルカナダは動意が乏しくなり、1.32台前半で小動きを続けた。

 米国株は高止まりだが、米債利回りは低位のまま。米景気の先行き期待も以前ほど強くなく、本日東京市場でもドル円は様子見姿勢が続くと予想される。

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