2017年6月27日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年6月26日)


 6月26日のロンドン市場はドルが小幅上昇した。

 ドル円は取引前半に111円台前半から111円台後半に上昇。週末に報じられたイタリアの中小2銀行の破綻処理で党しか負担が回避されることを好感し、欧州株は上昇。米債利回りも小幅上昇し、ドル買い・円売りの動きを支えた。取引中盤以降のドル円は111円台後半で下値の堅い動き。米債利回りは小幅低下に転じたが、欧州株は底堅く推移し、ドル円をサポートした。

 ユーロドルは取引序盤に1.11ドル台後半から1.12ドルちょうど近辺に小幅上昇。6月のドイツIFO企業景況感は115.1と市場予想を上回り、1991年の統計開始以来の最高を更新。指標発表後、ユーロは強含んだ。しかし、その後、ユーロ買いが一巡すると、ユーロドルは1.11ドル台後半へと下落基調で推移した。

 ポンドドルは取引中盤まで下落基調が続き、1.27ドル台半ば近辺から1.27ドルちょうど近辺に下落。ただ後半は1.27ドル台前半に持ち直した。英保守党は北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)と閣外協力で合意したが、英政局不透明感は払拭されなかった。

 NY市場は米経済指標を受けてドルが下落したが、その後は持ち直した。

 取引序盤に発表された5月の米耐久財受注は前月比1.1%減と市場予想を上回る減少。コア受注は同0.1%増と市場予想を下振れ。GDP算出に用いられるコア資本財出荷は同0.2%減と市場予想に反しマイナスとなるなど弱い結果。同時に発表された5月のシカゴ連銀全米活動指数も-0.26と市場予想に反しマイナスとなった。米経済指標が弱い結果だったことを受けて、ドル円は111円台半ば近辺に下落する一方、ユーロドルは1.12ドル台前半に上昇。ただ売り一巡後のドルは下値が堅く、ドル円は111円台半ば近辺で下げ止まり。ユーロドルは1.12ドルちょうど近辺へと上値の重い動きとなった。

 取引中盤に近づき発表された6月のダラス連銀製造業活動指数は15.0と市場予想や前月を小幅下振れ。ただ市場の反応は限定的で、ドル円は111円台半ば近辺、ユーロドルは1.12ドルちょうど近辺での推移。中盤に入ると、米債利回り、米国株ともに大きな動きを見せなかったが、ドルは買い優勢となり、ドル円は112円ちょうど手前へと、この日の高値を更新する形で上昇。ただ引けにかけては111円台後半に小幅下落。ユーロドルは1.11ドル台後半に下落した。

 米耐久財受注は弱い内容だったがアトランタ連銀の経済モデル「GDPナウ」による第2四半期の米GDP成長率見通しは2.9%増で6月16時点の見通しと変わらず。ただ、米設備投資は低迷したままで、米10年債利回りは2.13%台に低下している。

 米連邦最高裁判所は、トランプ大統領が出した中東などからの入国制限大統領令について政権側の申し立てを部分的に認める判決。トランプ大統領は、安全保障にとって明らかな勝利だ、との声明を出したが、市場が期待する税制改革については、何ら進展はなし。米景気の加速期待は盛り上がらないままである。

 米国株も下げてはいないものの伸び悩み。本日東京市場でのドル円は112円ちょうど近辺で上値が抑えられると予想される。

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