2017年6月6日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年6月5日)


 6月5日のロンドン市場はポンドが上昇基調で推移する一方、ユーロは取引後半に下落した。

 ポンドドルは1.28ドル台後半から1.29ドルちょうど近辺に上昇基調で推移。週明けのポンドは、ロンドンでのテロ事件を受けて下落して始まったが、8日の英総選挙に関する最新の世論調査では保守党優勢の結果。この日発表された5月の英非製造業PMIは53.8と市場予想を下回り、3カ月ぶりの低水準に落ち込んだが、ポンドは英政局安定期待を背景に底堅く推移した。

 ユーロドルは取引中盤まで1.12ドル台後半で上値の重い動き。後半に入ると1.12ドル台半ば近辺に下落した。米債利回りが長期債中心じり高の動き。ポンド高の動きもあってユーロは軟調な動きとなった。

 ドル円は110円台半ば近辺で小動き。米債利回りはじり高の動きとなったが、この日はドイツ株が休場。取引材料に乏しくドル円は動意に欠ける展開が続いた。

 NY市場は円、ユーロともに方向感に欠ける動きを続けた。

 取引前半のドル円は米債利回りの上昇に合わせる形で110円台後半に上昇する場面もあったが、上昇は一時的。すぐに110円台半ば近辺に反落した。一方、ユーロドルは1.12ドル台前半から1.12ドル台半ば近辺に持ち直した。

 取引中盤に近づき発表された5月の米ISM非製造業景況指数は56.9と市場予想や前月を小幅下振れ。同時に発表された4月の米耐久財受注(確報値)は前月比0.8%減と速報値から小幅下方修正された。両指標が発表されるとドル円は110円台半ば近辺で上値が重くなったが、下落基調は強まらず、中盤に入っても同水準で推移。ユーロドルは1.12ドル台半ばを挟んでのもみ合いとなった。

 後半に入ってもドル円は110円台半ば近辺、ユーロドルは1.12ドル台半ば近辺で、それぞれ小動き。米債利回り、米国株ともに動意に乏しく、ドル円、ユーロドルともに様子見姿勢が続いた。

 日本株に引き続き米国株も高値圏を維持。米長期債利回りもやや持ち直すなど、米景気に対する期待感はある程度維持されていると思われる。ただ、FRBの追加利上げ継続観測は後退したまま。本日東京市場でのドル円は下値こそ堅いものの、上昇基調を取り戻すには至らないと予想される。

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