2017年7月11日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年7月10日)


 7月10日のロンドン市場はドルが欧州通貨に対し強含み。一方、円に対しては方向感に欠ける展開が続いた。

 ユーロドルは取引前半こそ1.40ドルちょうど近辺で推移していたが、中盤に1.13ドル台後半に下落。取引後半は同水準で推移した。この日の東京市場後半に発表された5月のドイツ経常収支は173億ユーロの黒字と黒字額が市場予想を大きく上振れ。ロンドン市場に入り発表された7月のユーロ圏・センティックス投資家信頼感も28.3と市場予想を小幅上回り、ユーロをサポートしたが、中盤に入ると、ユーロの上値の重さが嫌気された。

 ポンドドルは取引前半こそ1.29ドルちょうど手前で推移していたが、中盤に1.28ドル台後半に下落。ただ後半は1.28ドル台後半で下値を切り上げた。この日は英国で主だった経済指標の発表もなく材料難。ポンドはユーロに合わせる動きとなったが、後半はポンドを買い戻す動きがやや強まった。

 ドル円は114円台前半で小動き。ロンドン市場に入り米債利回りは低下基調で推移。しかし一方でドイツ株はプラスで始まり、その後も下値の堅い動き。ドル円をサポートした。

 NY市場では取引中盤にドルが欧州通貨に対しやや下落。円に対しても小幅下落するなど軟調な展開となった。

 取引前半のドル円は114円台前半、ユーロドルは1.14ドルちょうど手前で、それぞれ動意に欠ける展開。NY市場に入り米債利回りは小反発となったが、ドル回の動きは見られなかった。

 取引中盤に近づき発表された6月の米労働市場情勢指数は+1.5と市場予想を下回ったが、前月分は+3.3へと上方修正。ただ指標発表後、米債利回りは再び低下。ドル円は取引中盤に114円ちょうどに下落。ユーロドルは1.14ちょうどに小幅上昇した。

 取引後半に入り米国株は底堅く推移し、米債利回りは下げ止まり、ドル円は114円台前半へと小幅上昇したが続かず、終盤は再び114円ちょうどで上値の抑えられる動き。ユーロドルは1.14ドルちょうど近辺で動意に欠ける展開が続いた。

 米債利回りは小幅低下したものの2年債利回りは3月以来の高値圏を維持。欧米株が底堅く推移するなど市場のリスク回避姿勢は後退したままである。本日東京市場のドル円は5月の高値(114.4近辺)がレジスタンスとして機能し、上値が抑えられやすいとみるが、下値も堅く動意に欠ける展開が予想される。

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