2017年7月19日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年7月18日)


 7月18日のロンドン市場は英CPIを受けてポンドが下落。一方で円やユーロは小幅上昇した。

 ポンドドルは取引序盤に1.31ドルちょうどから1.31ドル台前半に上昇。しかし、その後発表された6月の英CPIは前年比+2.6%、コアCPIは同+2.4%といずれも市場予想を大きく下振れ。指標発表後、ポンドドルは1.30ドル台前半に下落。後半に近づき1.30ドル台半ば近辺に反発したが、後半に入ると1.30ドルちょうど近辺へと一段安となった。

 ドル円は取引前半に112円台前半で底堅く推移していたが、中盤からはじり安の動きが続き、終盤は112円ちょうど近辺で推移。ドイツ株がマイナス圏で推移する中、米債利回りは長期債中心に低下基調で推移。ドル円の上値を重くした。

 ユーロドルは取引前半に1.15ドル台前半で小動き。中盤に発表された7月のドイツZEW景況感は、17.5と市場予想や前月を下振れたが、ユーロドルは1.15ドル台前半で反応薄。その後、米債利回りの低下を背景にユーロドルは1.15ドル台半ば近辺に上昇し、後半は同水準で再び小動きとなった。

 NY市場は米経済指標を受けてドルが一段安となったが、中盤以降は小幅ながら反発した。

 取引序盤に発表された6月の米輸入物価は前月比-0.2%と市場予想通りで2カ月連続の低下。石油を除く輸入物価は同+0.1%と市場予想に反しプラスとなった。一方、同月の米輸出物価は同-0.2%と市場予想を下回った。

 指標発表後、ドル円は111円台後半と6月30日以来の安値に下落。ユーロドルは1.15ドル台後半に上昇するなど、ドル売り優勢となったが、その後、ドル円は112円ちょうど手前で下値の堅い動き。一方、ユーロドルは1.15ドル台後半で底堅い動きとなった。

 取引中盤に近づき発表された7月の米NAHB住宅市場指数は64と市場予想を下回り、昨年11月以来の低水準に低下。指標発表直後はドル円、ユーロドルともに反応薄だったが、取引中盤にドル円は再び111円台後半に下落。ユーロドルは1.15ドル台後半で推移した。

 後半に入り米債利回りが下げ止まり、米国株が前日終値水準に値を戻すと、ドル円は112円ちょうどに小幅上昇したが、その後は上値が抑えられる展開。ユーロドルは1.15ドル台半ば近辺に小幅下落した。

 米上院では医療保険制度改革(オバマケア)代替法案の可決がとん挫したまま。同法案に反対する共和党議員が4人おり、可決は絶望的との見方が広がっている。トランプ政権による財政支出拡大期待はほぼゼロとなり、米景気の先行き期待も高まりにくい。

 とはいえ米国株は高値圏を維持し、FRBの金融政策正常化の意欲は強いまま。ドル買いの動きはないとはいえ、ドル売りの動きも進めにくい。

 結果としてドル円は引き続き下値の堅い動きとなるだろう。本日東京市場でもドル円は111円台後半から112円台前半で方向感に欠ける動きが予想される。

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