2017年7月20日木曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年7月19日)



 7月19日のロンドン市場はユーロの上値が抑えられる一方で、円はやや底堅い動きとなった。

 ユーロドルは取引前半に1.15ドル台前半で弱含みの動き。ただ取引中盤には1.15ドル台前半で持ち直したが、後半は再び弱含み。取引中盤に発表された5月のユーロ圏建設業生産高は前月比0.7%減とマイナスを記録。ユーロの高値警戒感も根強く、ユーロは上値が抑えられた。

 ドル円は取引前半の112円台前半から中盤には112円割れへと下落。ドイツ株は前日終値水準で小動き。米債利回りは上値が重く、ドル円の重石となった。後半に入るとドル円は112円ちょうど近辺で推移。ただドル円の上値は重いままだった。

 NY市場は取引前半に円高が進展。中盤以降に円はじり安の動きとなった。

 取引序盤に発表された6月の米住宅着工件数は121.5万戸と市場予想を大きく上回り、4カ月ぶりの高水準。しかし指標発表後、米債利回りは長期債中心に低下。ドル円は111円台半ば近辺に下落。一方、ユーロドルは1.15ドル台前半で反応薄だった。

 取引中盤に近づき米債利回りが反発し、ドル円は111円台後半に上昇する一方、ユーロドルは1.15ドルちょうど近辺に下落。ただ中盤に入り米債利回りが伸び悩むと、ドル円は111円台後半で小動き。ユーロドルは1.15ドル台前半に持ち直した。

 取引後半に入り米国株は底堅く推移。ドル円は111円台後半でじり高の動きとなったが、ユーロドルは1.15ドル台前半で小動きを続けた。

 トランプ米大統領は上院共和党議員との昼食会でオバマケアの撤廃だけでも可能と発言したが、撤廃だけなら反対する意向を示す議員もおり、撤廃のみすら難しいとの見方が強く、税制改革の年内着手は絶望的とみられている。

 FF金利先物市場が織り込む利上げ確率を見ると、9月FOMCでの利上げ確率は10%に低下。12月FOMCの確率は42%のままだが、年内の追加利上げ観測が後退する恐れもある。

 本日は日銀が金融政策決定会合の結果を発表する。金融政策は現状維持となる見込み。一部からはETF買い取り額を縮小すべきとの声が出ているが、黒田総裁はそうした声に耳を傾けることはないだろう。物価見通しが下方修正され、2%インフレ目標の達成時期見通しも後ずれする可能性もあるため、黒田総裁は出口戦略ではなく追加緩和の可能性に含みを持たせることもあり得るだろう。

 欧米株はプラスで終わり、本日の日本株もプラスで始まる見込み。ドル円は世界的な株高が下値をサポートするだろうが、上昇基調を強めるとは期待しにくく、112円ちょうどがレジスタンスとして意識されると予想される。

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