2017年7月25日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年7月24日)


 7月24日のロンドン市場はドル安が進展した。

 ドル円は取引序盤に111円ちょうどを小幅上回る水準から110円台後半に下落。米債利回りが低下し、ドル円を下押しした。その後、米債利回りが持ち直すと、ドル円は111円ちょうど手前に小幅反発したが、取引中盤に入り米債利回りが一段と低下すると、ドル円は下値を切り下げる形で110円台後半に下落。取引後半は米債利回りが上昇に転じたことで111円ちょうど手前に上昇した。

 ユーロドルは取引序盤に1.16ドル台半ば近辺から1.16ドル台前半に下落。7月のドイツ製造業PMI(速報値)が58.3と市場予想や前月を下振れし、ユーロを下押しした。その後発表された同月同国のユーロ圏製造業PMI(速報値)も56.8と市場予想や前月を下回ったが、米債利回りの低下を背景にユーロドルは1.16ドル台半ばに反発。中盤以降は1.16ドル台半ばを挟んだ小動きを続けた。

 ポンドドルは取引前半に1.30ドルちょうど近辺で推移。中盤に米債利回りの低下を受けて1.30ドル台半ば手前に上昇。後半は1.30ドル台前半で下値の堅い動きとなった。

 NY市場は米債利回りの上昇を背景にドルが買い戻された。

 取引序盤は米債利回りが上昇基調で推移。ドル円は111円ちょうどに上昇し、ユーロドルは1.16ドル台前半に下落した。取引序盤にトランプ米大統領の娘婿であるクシュナー大統領上級顧問は、議会委員会あての声明でロシアとの共謀を否定。秘密の連絡ルートも要求していないと主張した。

 取引中盤に近づき発表された6月の米中古住宅販売は552万戸と市場予想を下振れ。米債利回りは小幅低下し、ドル円は111円ちょうど手前に小幅下落。一方、ユーロドルは1.16ドル台半ば手前で上値が抑えられた。

 取引中盤に入り米国株が下げ幅を縮めると、米債利回りは再び上昇基調で推移。ドル円は111円台前半と、この日の高値を更新したが、後半には米債利回りが小幅低下に転じたため111円ちょうどを小幅上回る水準に反落。ユーロドルは取引中盤に1.16ドル台前半に下落したが、後半には1.16ドル台半ば近辺に反発した。
 
 クシュナー大統領上級顧問はNY市場終盤にロシア関与について調査をする米上院情報特別委員会で聴取。聴取後の会見ではロシアとの共謀を否定し、トランプ陣営の他の誰かが共謀したとも関知してないと述べた。ただ上院特別委員会での聴取は非公開で、宣誓下によるものではない。今回の聴取でトランプ政権に対する疑惑が払しょくされたとは言えず、引き続きドルの重石となるだろう。

 米債利回りは反発し、一時下げ幅を広げた米国株は持ち直し。ただ米国景気の先行き期待は盛り上がっておらず、本日東京市場でのドル円は、ゴトウビということもあって仲値公示にかけて111円台前半で強含む可能性があるものの、その後は方向感に欠ける展開が予想される。

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