2017年7月26日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年7月25日)


 7月25日のロンドン市場は円売り優勢の展開となった。

 ドル円は取引中盤まで上昇基調が続き110円台後半から111円台半ば手前に上昇。後半は同水準で下値の堅い動きとなった。ロンドン市場に入り米債利回りは上昇基調で推移。ドイツ株もプラス圏での推移を続けるなど市場はリスク選好姿勢が強まる展開となり、ドル円は上昇基調で推移した。

 一方、ユーロドルは1.16ドル台半ば近辺で小動き。7月のドイツIFO企業景況感は116.0と市場予想を上回り、1991年の統計開始以来の最高を更新。同指標発表後、ユーロドルは1.16ドル台後半に上昇したが、ユーロ買いの動きは一時的。買い一巡後は米債利回りの上昇もあって1.16ドル台半ばに反落した。

 NY市場は取引前半にドルが対円を除き下落したが、中盤には買戻され、後半は底堅い動きを見せた。

 NY市場に入っても米債利回りは上昇基調を続けたが、ドル円は111円台半ば近辺で上値が抑えられ、ユーロドルは1.16ドル台後半から1.17ドルちょうど近辺に上昇するなどドル売り優勢の展開。しかし取引中盤に近づき発表された7月の米消費者信頼感は121.1と市場予想を上回り、4カ月ぶりの高水準。同時に発表された7月のリッチモンド連銀製造業指数は+14と市場予想を大きく上回り、3カ月ぶりの高水準に上昇した。指標発表後、ドル円は111円台半ば近辺で下値を堅くする動き。ユーロドルは取引中盤に1.16ドル台半ばに下落した。

 その後、米債利回りの上昇は一服し、ドル円は111円台半ば近辺、ユーロドルは1.16ドル台半ばでそれぞれ膠着感の強い動き。後半に入り、米債利回りが小幅ながら一段高となると、ドル円は112円ちょうど手前まで上昇。ユーロドルは1.16ドル台半ばでの推移が続いた。
 
 米上院本会議は、共和党のヘルスケア法案を審議するための動議を可決。ただ、どの法案がこれから審議されるのか不明なままでの動議採決となった。採決の結果は賛成50票に反対50票とに分かれ、議長を務めるペンス副大統領の一票で可決した。

 米景気は持ち直しつつある様子で米国株は過去最高値圏を維持。米債利回りも上昇し、ドルが買い戻される展開となっている。ただトランプ政権の政局運営は混迷したままで、オバマケア廃止に関する先行き不透明感は高い。本日東京市場のドル円は200日移動平均水準にあたる112円ちょうどがレジスタンスとして機能しそうだ。

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