2017年7月6日木曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年7月5日)

 7月5日のロンドン市場はドルが買い優勢の展開となった。

 ドル円は取引序盤に113円台前半から113円台半ばに上昇。ドイツ株は前日終値水準で動意に欠けたが、ロンドン市場に入り米債利回りが上昇。ドル円の上昇をサポートした。取引中盤は113円台半ばで小動き。後半は113円台後半に小幅高となったが、終盤に米債利回りが低下すると、ドル円も113円台半ばに小幅下落した。

 ユーロドルは1.13ドル台後半から1.13ドル台前半に下落基調で推移。取引中盤に発表された5月のユーロ圏小売売上高は前年比2.6%増と市場予想を小幅上回ったがユーロは軟調な推移が続いた。

 NY市場はドル買いの動きが一服し、円が取引前半に買い戻された。

 取引序盤は、ドル円が113円台半ば、ユーロドルは1.13ドル台前半で、それぞれ小動き。取引中盤に発表された5月の米耐久財受注(確報値)は前月比0.8%減と速報値から上方修正されたが、指標発表後、原油先物価格の下落を受けて米債利回りが低下。ドル円は113円ちょうど近辺に下落し、ユーロドルは1.13ドル台前半で底堅さを増した。

 ただ取引中盤に入り米債利回りが下げ止まると、ドル円は113円台前半に反発。ユーロドルは1.13ドル台前半で動意に乏しくなった。

 取引後半に入り、FRBはFOMC議事録(6月13、14日開催分)を公表。議事録では、メンバー数名が2カ月以内にバランスシート縮小開始を発表することを支持したが、一部からは、年内のより遅い時期まで決定を先送りすることで経済活動やインフレの見通しを精査するさらなる時間が生まれると主張。バランスシート縮小開始時期について意見が分かれていることが判明した。

 議事録公表後、ドル円は113円ちょうどに下落後、113円台半ば近辺に上昇。ユーロドルは1.13ドル台半ば近辺に上昇後、1.13ドル台前半で上値が重くなるなど、ドル買い優勢の展開。ただ終盤に入り、米債利回りの上値が重くなると、ドル円は113円台前半に反落。ユーロドルは1.13ドル台半ば近辺に反発した。

 FOMC議事録ではバランスシート縮小開始時期について意見が分かれていることが判明したが、タイミングはともかく金融政策の正常化についてメンバーの総意ができつつあることを印象付けた内容。米債利回りは短期ゾーンを中心に高止まっており、ドルをサポートしている。

 欧米株は下値の堅い動きとなり、本日の日本株も前日終値近辺で始まる見込み。市場のリスク回避姿勢は後退したままで本日東京市場のドル円は113円台前半で下値の堅い動きとなりそうだ。

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