2018年1月12日金曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2018年1月11日)


 1月11日のロンドン市場は円買い優勢の展開となった。

 ドル円は取引中盤までじり安の動きが続き、111円台後半から111円台半ばを小幅上回る水準に下落。ロンドン市場に入り米債利回りが小幅低下。欧州株は前日終値水準で推移したが、ドル円は上値の重い動きを続けた。取引後半に入りドル円は111円台半ばを小幅上回る水準で小動き。米長期債利回りは小幅上昇したが、ドル円の反応は限定的だった。

 ユーロドルは取り引き中盤まで1.19ドル台半ば手前で小動きを続けたが、中盤に入り、1.19ドル台半ばに小幅上昇した。その後発表された11月のユーロ圏鉱工業生産は前年比+3.2%とほぼ市場予想通りの結果。ユーロの反応は限定的だった。取引後半に入ってもユーロドルは1.19ドル台半ばで動意に乏しく推移した。

 NY市場は取引前半にユーロが上昇。中盤以降は円買いの動きが強まった。

 取引序盤にECBは理事会議事要旨(12月14日開催分)を公表。金融政策姿勢や、政策方針(フォワードガイダンス)のさまざまな次元に関わる文言について、2018年初めに再検討を加える可能性があると指摘した。また、インフレ軌道の持続的な調整に向け進展するなか、政策金利のフォワードガイダンスが持つ相対的な重要性は増すとの見方も示された。

 議事要旨公表後、ユーロは買いが先行し、ユーロドルは1.20ドルちょうどに上昇。その後もユーロは買い優勢のままで、取り引き中盤には1.20ドル台半ばに達した。

 一方、ドル円は取引序盤に111円台後半で小動き。取引中盤に近づき発表された12月の米PPIは前年比+2.6%、コアは同+2.3%といずれも市場予想や前月を下回る伸び。同時に発表された米新規失業保険申請件数は26.1万件と市場予想を上回り、昨年9月以来の高水準に増加した。米指標発表後、ドル円は111円台半ば手前に下落。取り引き中盤は同水準で上値の抑えられる動きとなった。

 取引後半に入り、米債利回りは低下。米国株は堅調に推移していたが、ドル円は111円ちょうど近辺を小幅上回る水準までに下落。ユーロドルは1.20ドル台前半で小動きのままだった。
 
 カナダドルはじり高の動き。ドルカナダは1.25台後半から1.25台前半に下落基調で推移した。11月のカナダ新築住宅価格指数は前年比+3.4%と前月から小幅鈍化した。

 米PPIは市場予想を下回る伸び。本日(12日)発表される米CPIの伸び鈍化を期待する声も一部にあるようだが、同じタイミングでのPPIとCPIの連動性はさほど高くない。

 ただ今週はドル安・円高基調が続いており、弱いPPIはドル売り・円買いトレードのいいきっかけになった。昨年9月下旬以降、ドル円は111円ちょうどを大きく割り込んでおらず、111円割れを狙う動きが本日東京市場でみられる可能性もある。

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