2018年1月18日木曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2018年1月17日)


 1月17日のロンドン市場は円が底堅く推移する一方で、ユーロは軟調な展開。
ポンドはじり高となった。

 ドル円は110円台後半で上値の重い動き。米債利回りは長期ゾーンが上値が重く推移。欧州株はマイナス圏で推移し、ドル円の上値を重くした。

 ユーロドルは取引序盤に1.22ドル台半ばから1.22ドルちょうど近辺に下落。ECBコンスタンシオ副総裁はイタリア紙とのインタビューでECBのフォワードガイダンスを直ちに変更するということはないと発言。ファンダメンタルズをみるとインフレは12月に若干低下したとも指摘したことが材料視された。

 取引中盤に近づきユーロドルは いったん1.22ドル台前半に反発したが、中盤には再び1.22ドルちょうど近辺に反落するなど上値の重い展開。後半に入り1.22ドル台半ば手前に反発し、11月のユーロ圏建設業生産高は前年比2.7%増と前月から小幅加速したが、終盤は1.22ドルちょうどを割り込んだ。

 ポンドドルは1.37ドル台半ば近辺から1.38ドルちょうど近辺へとじり高の動き。欧州委員会のユンケル委員長が英国のEU残留に含みを持たせる発言をしたことが好感された。

 NY市場はドル売り優勢の展開が続いたが、終盤にドルは反発した。

 取引前半のドル円は110円台後半で小動き。ユーロドルは1.22ドルちょうど近辺から1.22ドル台前半に小幅上昇し、ポンドドルは1.37ドル台後半に小幅下落した後に1.38ドルちょうど近辺に持ち直した。NY市場に入り米債利回りは長期ゾーンが上値の重い動き。米国株先物は小幅プラス圏で推移していたが、中盤に近づき前日終値付近に反落。取引中盤に近づき発表された12月の米鉱工業生産は前月比0.9%増と市場予想を上回ったが、前月分は0.1%減に下方修正されたこともあり、市場の反応は限定的だった。

 取引中盤に発表された1月の米NAHB住宅市場指数は72と市場予想通りで前月から低下。指標発表後、ドル円は110円台後半で反応薄。一方、ユーロドルは1.22ドル台前半で強含み、ポンドドルは1.38ドル台前半に上昇した。

 取引後半に入り米国株は上げ幅を広げ、米債利回りも上昇したが、ドル円は110円台後半で上値が重い動き。ユーロドルは1.22ドル台後半に上昇。ポンドドルは1.39ドル台前半に急伸するなどドル売り優勢となった。

 取引終盤にFRBは地区連銀経済報告(ベージュブック)を公表。ほぼ全地区で経済は「緩慢ないしは緩やかな拡大」を報告。ダラス地区のみ「力強い拡大」とした。同報告には「調査先の過半数が今年の経済見通しについて引き続き楽観視している」と指摘した。

 ベージュブック公表後、米債利回りは長期ゾーンを中心に一段高となり、ドル円は111円台前半に上昇。一方、ユーロドルは1.22ドル台前半、ポンドドルは1.38ドル台後半に下落した。

 カナダドルはカナダ中銀の声明を受けて下落したが、取引後半に買い戻された。
 取引前半のドルカナダは1.24台半ばから1.24ちょうど近辺に下落。取引中盤にカナダ中銀は市場予想通り政策金利を25bp引き上げ1.25%にすると発表。同中銀は声明でインフレ目標維持のために金融緩和策は必要と指摘。NAFTAへの不透明感が増しているとの指摘もあった。カナダ中銀の声明公表後、ドルカナダは一時1.25台前半に上昇。しかし、その後のドルカナダは1.24台後半でじり安の動き。後半に入ると1.23台後半まで下げたが、終盤には1.24台前半に反発した。

 17日のドル円は大きく下げることなく下値を固める動き。米長期債利回りの反発もあって、NY市場終盤には111円台前半まで上昇した。SGXやCMEの日経平均先物は2万4千円台を回復。本日東京市場でも下値の堅い動きが期待されるが、上値が抑えられるようだと、ロンドン市場で再び円買いの動きが強まる恐れもある。

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