2018年1月24日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2018年1月23日)


 1月23日のロンドン市場は円高が進んだ。

 ドル円は取引前半に111円ちょうどを小幅上回る水準から110円台後半に下落。中盤は同水準で上値の重い動きとなり、終盤には110円台前半へと一段安となった。東京市場終盤に日銀の黒田総裁が会見。出口戦略を検討する段階には至っていないと発言したことで、ドル円は110円台後半から111円ちょうどを上抜けたが、ロンドン市場に入ると米債利回りが低下基調で推移。米国株先物が一時マイナスに転じたこともあり、ドル円は円買い優勢が続いた。

 ユーロドルは取引前半に1.22ドル台半ばから1.22ドル台前半に下落。しかし中盤に入ると1.22ドル台前半で下げ止まり。取引後半に入り発表された1月のドイツZEW景況感指数は20.4と市場予想や前月を上振れ。ユーロドルは1.22ドル台半ばに小幅上昇した。

 ポンドドルは取引前半に1.40ドルちょうど手前から1.39ドル台半ばに下落。中盤以降は1.39ドル台半ば手前で動意に欠ける展開が続いた。1月の英CBI製造業受注指数は+14と市場予想を上回ったが、ポンド買いの反応にはつながらなかった。

 NY市場はドルが対ユーロ、対ポンドを中心に下落した。

 取引序盤のドル円は110円台半ば手前、ユーロドルは1.22ドル台半ば手前で、それぞれで方向感に欠ける動き。ポンドドルは1.39ドル台前半に下落した。

 しかし中盤に近づき米債利回りはじり安。ドル円は110円台半ば手前で動意に欠けたままだったが、ユーロドルは1.22ドル台後半、ポンドドルは1.39ドル台後半に、それぞれ上昇。取引中盤に発表された1月のリッチモンド連銀製造業指数は+14と市場予想を下振れ。一方、同時に発表されたユーロ圏消費者信頼感は+1.3と市場予想を上回り、2000年8月以来の高水準に上昇。指標発表後にドル円は110円台前半に下落。一方、ユーロドルは1.23ドルちょうど、ポンドドルは1.40ドル台前半に上昇した。

 取引後半に入り、米長期債利回りが持ち直したこともあり、ユーロドルは1.22ドル台後半、ポンドドルは1.39ドル台後半に、それぞれ下落。しかしドル円は110円台前半で上値が抑えられたまま。終盤にユーロドルは1.23ドルちょうど、ポンドドルは1.40ドルちょうどに、それぞれ反発した。

 米国株は伸び悩み、米債利回りも上値が抑えられたまま。一方で原油先物価格は上昇するなど、ドルは売り優勢の地合いである。

 トランプ政権によるセーフガードの発令など、米中間選挙を控え、同政権が保護貿易主義に走るとの見方も浮上している。米国景気は底堅く推移しているものの、ドル買いに動きづらい状況である。

 本日の日本株は下落して始まる見込み。本日東京市場のドル円は110円割れが回避されるか注目したい。

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