2018年1月10日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2018年1月9日)


 1月9日のロンドン市場はユーロが下落する一方、円は取引中盤意向に上昇した。

 ユーロドルは取引序盤に1.19ドル台半ばから1.19ドル台後半に上昇。取引序盤に発表された11月ドイツ鉱工業生産は前年比+5.6%と市場予想を上回り、同時に発表された同月同国の経常収支は254億ユーロの黒字と、黒字額が前月から大きく拡大。ユーロをサポートした。

 しかしユーロは、買い一巡後に一転して下落基調での推移。ユーロドルは下落が続き、取引後半は1.19ドル台前半での推移。取引中盤に発表された11月のユーロ圏失業率は8.7%と市場予想通りで、2009年1月以来の低水準を記録したが、ユーロ売りの動きが止まることはなかった。

 ドル円は取引前半に112円台後半から113円ちょうど手前に上昇。ロンドン市場に入り、米長期債利回りが上昇。ドル円はドル買い優勢となった。しかし、中盤に入り、米長期債利回りの上値が重くなると、ドル円はじり安の動き。取引後半は112円台後半で上値の重い動きとなった。

 NY市場は米長期債利回りが上昇したもののドル買いの動きが強まることはなく、ドルは方向感に欠ける展開となった。

 取引前半は米経済指標の発表もなく材料難。米国株先物の上値が抑えられる動きとなり、ドル円は112円台半ば近辺に下落。ユーロドルは1.19ドル台前半で動意に欠けた。

 しかし中盤に近づき米国株は小幅ながら上昇で開始。米債利回りは上昇基調での推移となり、ドル円は112円台後半に持ち直し。ユーロドルは1.19ドル台前半でのもみ合いを続けた。

 取引中盤に発表された11月の米求人件数は588万件と市場予想を下回り、6カ月ぶりの低水準。これを受けドル円は112円台半ば近辺に下落。しかしユーロドルは1.19ドル台前半で小動きを続けた。

 取引後半に入っても米債利回りの上昇が続き、ドル円は112円台半ば近辺で持ち直し。ユーロドルは1.19ドル台前半で上値が重くなったが、終盤に米債利回りの上昇が止まると、ユーロドルは1.19ドル台前半で小幅上昇した。

 カナダドルは取引前半に下落した。
取引序盤のドルカナダは1.24台前半での推移。その後、発表された12月のカナダ住宅着工件数は21.7万戸と市場予想を上回ったが、前月から低下。指標発表後、ドルカナダは1.24台半ば近辺に上昇。中盤には1.24台後半まで上昇したが、取引後半は1.24台半ば近辺に反落した。

 米10年債利回りは2.54%台と昨年3月以来の高水準に上昇。米債イールドカーブのスティープニングが進んだ。しかし日銀の超長期債買い入れオペ減額で円債利回りも長期ゾーンが上昇。ドル円は上値が抑えられている。

 日銀の政策変更観測は今後も続くだろうが、米債利回りの上昇がドル円をサポートするのも事実。本日東京市場のドル円は113円台を狙う動きも見られると予想される。

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