2018年2月23日金曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2018年2月22日)


 2月22日のロンドン市場はドルが上値の重い動きとなった。

 ドル円は取引中盤までじり安の動きが続き107円台後半から107円台前半に下落。ロンドン市場に入り米長期債利回りが低下。欧州株はマイナス圏での推移となり、ドル円を下押しした。

 取引後半に入り、米長期債利回りは下げ止まり。短期債利回りは上昇すると、ドル円は107円台前半で動意に欠ける動きとなった。

 一方、ユーロドルは取引後半までじり高の動きが続き、1.22ドル台後半から1.23ドルちょうど手前まで上昇。取引中盤に発表された2月のドイツIFO企業景況感は115.4と市場予想や前月を下振れ。しかし米長期債利回りの低下がユーロドルの上昇をサポートした。終盤に米債利回りが短期債中心に上昇すると、ユーロドルは1.22ドル台後半に小幅下落した。

 ポンドドルは1.39ドルちょうど近辺で方向感に欠ける動き。取引後半に近づき発表された第4四半期の英GDP(改定値)は前年比1.4%増と速報値から下方修正。指標発表直後のポンドドルの反応は限定的だったが、終盤のポンドドルは1.38ドル台半ば近辺まで下落した。

 NY市場は取引前半にドルが下落。中盤以降もドルは上値が抑えられたままだった。

 取引序盤のドル円は107円台前半で小動き。しかし米債利回りが低下基調で推移すると、ドル円も下落基調で推移。取引中盤に近づき発表された米新規失業保険申請件数は22.2万件と5週ぶりの低水準となったが、ドル円の下落は止まらず。中盤に入るころには106円台後半まで下落した。

 取引中盤に入り、米債利回りが下げ止まると、ドル円は107円ちょうどまで反発。しかし後半に入ると再びドル円は下落基調で推移となり、終盤は106円台後半で上値の重い動きとなり、引けにかけては106円台半ば近辺まで下げた。

 一方、ユーロドルは上昇。取引序盤にECBは議事要旨(1月25日理事会分)を公表。一部当局者がQEの緩和バイアスをなくすよう望んだことが判明すると、ユーロドルは1.22ドル台後半から1.23ドルちょうどを上抜け。しかし同議事要旨では、フォワードガイダンスの変更はまだ妥当ではないと結論付けられたことも判明。ユーロ買いの動きは続かず、ユーロ買い一巡後にユーロドルは1.22ドル台後半に下落した。

 しかし、米債利回りの低下が続くと、ユーロドルは再び上昇し、中盤には1.23ドル台半ば近辺まで上昇。その後、ユーロドルは1.23ドル台前半に下落したが、後半は同水準で下値の堅い動きとなった。

 カナダドルはカナダ小売売上高を受けて下落したが、その後、買い戻された。
 取引序盤のドルカナダは1.26台後半から1.27ちょうど近辺に上昇。取引中盤に近づき発表された12月のカナダ小売売上高は前月比0.8%減、コア売上高は同1.8%減と、いずれも市場予想を大きく下振れ。指標発表後、ドルカナダは1.27台半ばまで急上昇した。

 しかしカナダドル売り一巡後、ドルカナダは下落基調で推移。中盤に入ると、ドルカナダは1.26台後半とNY市場序盤の水準まで下落。後半には1.27ちょうど近辺まで反発したが、終盤は上値は抑えられる動きだった。

 米債利回りは小幅低下し、上昇基調も一服したかのように見える。米国株も22日は上昇となり、金融市場の(漠然とした)不安感は後退したかのようにも思える。

 しかしドル円は再び106円台半ば近辺に下落。このまま106円台を維持すれば、ドル円は下げ止まったままとみることもできるが、反対に106円割れとなれば、下落トレンドが再開したとの見方が強まるだろう。市場関係者の多くが指摘しているように、先週末の安値である105円台半ばや105円ちょうどを割り込むと、次の節目らしい節目は101円台前半まで見当たらず、円買いの動きが加速する恐れも強まる。本日東京市場のドル円は106円台を維持できるか否かが注目される。

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