2018年2月27日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2018年2月26日)


 2月26日のロンドン市場はドルが上値の重い動きとなった。

 ドル円は取引前半に106円台半ば近辺から106円台後半に上昇。その後は同水準で膠着感強く推移した。欧州株は小幅プラス圏で推移。米債利回りは動意に乏しかったが、金融市場の安定を受けてドル円は下値の堅い動きを維持した。

 ユーロドルは取引中盤まで1.23ドル台前半で動意に欠ける展開。後半に1.23ドル台半ば近辺に上昇した。一方、ポンドドルは1.40ドル台前半から1.40ドル台半ば近辺に上昇基調で推移。取引前半は英労働党コービン党首の演説を前に同党首がEU離脱に対し柔軟な
姿勢を示すとの期待感がポンドをサポートした。取引後半にコービン党首の演説が始まり、同党首は、EU離脱後も単一市場のメリット維持を望み、英国とEUとの包括的な関税同盟を模索する意向を表明。ただし二回目の国民投票実施に大しては否定的な見方を示し、ポンド買いの動きを抑えた。

 NY市場は取引前半にドルが上昇。中盤以降もドルは下値の堅い動きを続けた。

 取引前半のドル円は106円台後半から107円ちょうど近辺へと上昇基調で推移。ユーロドルは1.23ドル台半ば近辺から1.23ドルちょうど近辺に下落基調で推移した。NY市場に入ると、米債利回りは低下基調で推移。セントルイス連銀のブラード総裁は著しい利上げは金融政策を引き締めすぎるリスクにつながると指摘し、米債市場で材料視された。一方、米株先物はプラス圏で動意薄。取引中盤に近づき発表された1月のシカゴ連銀全米活動指数は+0.12と市場予想を下回り、前月分も+0.14に下方修正されたが、ドルは緩やかな上昇を続けた。

 取引中盤に発表された1月の米新築住宅販売件数は59.3万戸と、市場予想を下回り、5カ月ぶりの低水準を記録。一方、その後発表された2月のダラス連銀製造業活動指数は37.2と、市場予想を上回り、2005年12月以来の高水準に上昇。同指標発表後、米債利回りは上昇基調転じ、米国株は底堅さを増したが、ドル円は107円ちょうど近辺で動意薄。ユーロドルは1.22ドル台後半まで下げた後、1.23ドルちょうど近辺に反発。後半は同水準で動意に乏しい展開。取引中盤にECBドラギ総裁は欧州議会で証言。一貫して改善しつつある経済環境の中で、政策措置の適切な組み合わせを見つける必要があると述べ、金融緩和を継続する意向を示した。

 ドル円は東京市場前半に下落したものの、ロンドン市場以降にじり高の動きとなり、結局、週明けの水準を回復。ただ、上値は抑えられている。

 FRBパウエル新議長の議会証言を見極めたいとの思いも強いと推察され、本日東京市場でのドル円は107円ちょうどを近辺で方向感に欠けた展開が続くと予想される。

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