2018年3月28日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2018年3月27日)


 3月27日のロンドン市場はドルが上昇基調で推移した。

 ドル円は取引序盤に105円台後半から105円台半ばに下落。欧州株はプラスで始まったが、米債利回りはロンドン市場に入ると低下。ドル円を下押しした。ただ取引中盤に近づき米債利回りが持ち直すと、ドル円も持ち直し、後半には上昇基調で推移。終盤は105円台後半と東京市場の高値を上回る水準に達した。

 ユーロドルは取引序盤こそ1.24ドル台後半でもみ合っていたが、その後、下落基調で推移。取引中盤に発表された3月のユーロ圏景況感は112.6と市場予想を下回り、6カ月ぶりの低水準。ユーロ売りの動きを後押しした。終盤にはユーロドルは1.24ドルちょうどを割り込んだ。オーストリア中銀のノボトニー総裁は、9月以降に債券購入額を減らすことができ、ECBがビハインド・ザ・カーブに陥ることを避けることは重要であると発言。一方、フィンランド中銀のリッカネン総裁は、金融政策は忍耐強く、慎重に運営する必要があるとの認識を示した。

 ポンドは売りの動きが続き、ポンドドルは1.24ドル台半ば手前から1.41ドルちょうどへと下落基調で推移。英移民諮問委員会(MAC)は、英国への移民流入を規制すれば、生産・雇用の伸び鈍化につながる可能性が高いとする中間報告を公表。BOEは金融行政委員会(FPC)議事録で英国のEU離脱は金融サービスの安定供給を脅かす重大なリスクであると指摘した。

 NY市場はドルが伸び悩み。後半には円が買い戻された。

 取引前半のドル円は105円台後半で上値の重い動き。一方、ユーロドルは取引序盤に1.23ドル台後半まで下げた後に、1.24ドルちょうどに反発した。NY市場に入り米債利回りは低下基調で推移。ドル買いの動きを抑えた。

 取引中盤に近づき発表された3月のリッチモンド連銀製造業指数は+15と市場予想や前月を下振れ。同時に発表された3月の米消費者信頼感は127.7と、こちらも市場予想や前月を下回った。指標発表後も米債利回りは低下基調で推移したが、ドル円は105円台後半で下値が堅く、ユーロドルは1.24ドルちょうど近辺で頭打ちのまま。しかし後半に入り米国株も下落基調で推移すると、ドル円は105円台前半まで下落後、105円台半ば手前に反発。一方、ユーロドルは1.24ドルちょうどで上値が抑えられたままだった。

 米国株の下げもあって米10年債利回りは2.78%台前半と2月7日以来の低水準に低下。米短期債は比較的、下値の堅い動きを示すものの、これではドル買いの動きが強まりにくい。米景気の先行き期待は後退したまま。本日東京市場のドル円は昨日と同様に上値の抑えられる展開が予想される。

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