2018年3月6日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2018年3月5日)


 3月5日のロンドン市場はドルが対円を除き軟調な推移となった。

 ユーロドルは取引中盤まで上昇基調で推移し、1.22ドル台後半から1.23ドル台前半に上昇。ロンドン市場に入り米債利回りはじり高の動きとなったが、欧州株はイタリア株を除き買い優勢の展開。取引後半に発表された1月のユーロ圏小売売上高は前年比2.3%増と市場予想を上回り、前月分も同2.1%増へと上方修正されたが、ユーロドルは1.23ドルちょうど近辺に反落。イタリアの政局不透明感が重石となった模様。

 ポンドドルは取引前半こそ1.37ドル台後半で小動きを続けたが、その後、ユーロと連れ高となる形で1.38ドル台前半に上昇。終盤はユーロと同様に上値が重くなり、1.38ドルちょうど近辺に反落した。

 ドル円は取引前半に105円台前半から105円台半ば近辺に小幅上昇。米債利回りの上昇がサポートとなった。しかし中盤以降は105円台半ばを小幅上回る水準でもみ合いが続いた。

 NY市場は円が下落基調で推移した。

 取引前半のドル円は105円台半ば近辺から105円台後半にじり高の動き。ユーロドルは序盤に1.23ドルちょうどを割り込んだが、中盤に近づくと1.23ドル台前半に上昇した。NY市場に入り米債利回りは低下。一方、米株先物は小幅マイナス圏で推移したが、下値の堅い動きとなり、円売り、ユーロ買いの動きが優勢となった。

 取引中盤に発表された2月の米ISM非製造業景況指数は59.5と前月から低下したが、市場予想を上振れ。指標発表後、ドル円は105円台後半で上値が重くなったが、その後、米債利回りは上昇基調で推移。ドル円も上昇基調となり、後半には106円台後半に上昇。終盤は米債利回りが伸び悩んだが、ドル円は106円台前半で下値の堅い動き。一方、ユーロドルは中盤に1.23ドル台半ば近辺まで上昇したが、後半は1.23ドル台前半で上値が抑えられた。

 ポンドドルは取引前半に1.38ドルちょうど近辺で上値の重い動き。しかし中盤に入り、英メイ首相がEUとの離脱交渉は終結に近づいていると英議会で述べたことが伝わると、ポンドドルは1.38ドル台後半に上昇。しかし、後半は1.38ドル台前半へと下落基調で推移した。

 トランプ米大統領の保護貿易姿勢は、引き続き懸念されているが、米金融市場は落ち着きを取り戻した様子。東京市場にドル円が105円台半ば近辺で下げ渋ったこともあり、円買いの動きは後退した。

 イタリア民主党のレンツィ党首が辞任を表明する一方、五つ星運動は政権樹立に意欲を示すなど、イタリア政局の先行き不透明感は高いまま。ユーロの上値は抑えられやすくなっている。

 本日日本株は反発して始まる見込み。市場のリスク回避姿勢が後退したこともあって、本日東京市場のドル円は106円台前半で下値の堅い動きが期待される。

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