2014年7月11日金曜日

ロンドン・NY市場の新興国通貨(2014年7月10日)

 新興国通貨は対ドルで下落。市場のリスク回避姿勢を背景に新興国通貨は売り優勢となった。

 INRは対ドルで0.7%の下落。インド政府は2014/15年度予算案を発表。財政赤字はGDP比4.1%に縮小させる方針とし、15-16年度は同3.6%、16-17年度は3.0%に低下すると予想した。同国ジェートリー財務相は安定的で予想可能な税制を提供する。それは投資家に好都合で、成長を促進するものだと発言した。

 MYRは同0.2%の下落。マレーシア中銀は政策金利を25bp引き上げ3.25%にすると発表。利上げは3年2カ月ぶり。

 BRLは対ドルで0.4%の下落。7月のブラジルIGP-M(速報値)は前月比-0.50%と市場予想を上回る落ち込み。消費者物価と建設コストは前月比とプラスが続く一方、生産者物価は3カ月連続のマイナスとなった。

 ZARは対ドルで0.2%の下落。5月の南アフリカ製造業生産は前年比3.7%減と市場予想を上回る落ち込みとなり、2カ月連続の前年割れ。同国景気の低迷が改めて示された。

ロンドン・NY市場の主要国通貨(2014年7月10日)

 7月10日のロンドン市場はドル買い、円買い優勢の展開となった。ドル円は101円台半ばから101円台前半に下落。一方、ユーロドルは1.36ドル台前半から1.36ドルちょうど近辺に下落した。ユーロ圏周縁国を中心に欧州株は大きく下落。米債利回りも低下基調で推移するなど市場はリスク回避姿勢が強まる展開となった。

 ポンドは軟調な推移。ポンドドルは1.71ドル台前半で上値の重い動きとなった。5月の英貿易収支は24.18億ポンドの赤字と赤字額が市場予想を大きく上回る結果。英国の対外収支の悪化傾向が嫌気された。BOEは市場予想通り政策金利と資産買入枠を据え置き。ただ市場の反応は限定的だった。

 NY市場に入るとリスク回避的なドル買いの動きは一服となった。米新規失業保険申請件数は30.4万件と市場予想を下回り、6週ぶりの低水準。ただ指標発表後、ドル円は下落し、一時は101円ちょうど近辺と101円割れを記録した5月21日以来の低水準に達した。しかし、米新規失業保険申請件数の改善を受けて米債利回りは下げ止まり。寄り付きで大きく下げた米国株は下げ幅を縮めると市場のリスク回避姿勢も一服。ドル円は101円台前半に持ち直した。

 ユーロドルは1.36ドルちょうどを挟んでのもみ合い。オーストリア中銀のノボトニー総裁は取引終盤に追加緩和は近い将来においては必要ないと発言。ユーロ相場は安定的な水準に達したとし、6月会合での緩和が肯定的な結果をもたらすだろうとの認識を示した。

 これまで比較的好調な動きを続けてきた欧米株は下落。米債利回りの低下もあってドル円は下落基調を続けている。これまでサポートとして機能してきた200日移動平均水準(101円90銭近辺)からのかい離も大きくなっている。本日東京市場でもドル円は上値の重い展開となりそうだ。一方、ユーロは方向感に欠ける動きの予想。アジア通貨は市場のリスク回避姿勢の強まりを背景に対ドルで軟調な推移が見込まれる。

2014年7月10日木曜日

ロンドン・NY市場の新興国通貨(2014年7月9日)

 新興国通貨は対ドルで上昇。FOMC議事録公表後に米債利回りは低下。新興国通貨をサポートした。

 MXNは対ドルで小幅上昇。6月のメキシコCPIは前年比+3.75%と市場予想を小幅下振れ。同月同国のANTAD既存店売上高は同0.2%減と市場予想ほどの落ち込みとならなかったが前年割れとなった。

 PENは同0.3%の上昇。5月のペルー貿易収支は6.64億ドルの赤字と赤字額が市場予想を下振れ。前月分の赤字額も下方修正され、ペルーの対外収支の改善が好感された。

 RUBは対ドルで0.8%の上昇。第2四半期のロシア経常収支は171億ドルの黒字と市場予想を上回る黒字。7月7日までの同国CPIは日次平均で前月比+0.037%と6月30日までの週から加速。ロシアのインフレ圧力の強まりが示された。

 CZKは同0.3%の上昇。6月のチェコCPIは前年比横ばいと2009年10月以来の低い伸び。チェコ中銀は反インフレリスクが確認されたと指摘した。

台風8号は明日3時に静岡市付近に達する見込み。東京上陸の可能性が強まっています。本日は雨が断続的に振る予報となっていますが、明日に備え、雨具の整備をお願いいたします。

ロンドン・NY市場の主要国通貨(2014年7月9日)

 7月9日のロンドン市場はドルが底堅く推移。ドル円は101円台後半で推移。ユーロドルは1.36ドル台前半から1.36ドルちょうど近辺に小幅下落した。ドイツ株は前日終値水準で推移したものの、日経平均先物は取引後半にかけて上昇。米債利回りも下値の堅い動きとなり、ドルをサポートした。ベルギー中銀のクーン総裁はユーロが非常に強いという見方は誤りだと発言。ECBが責務を越えて為替レートに影響を及ぼすことはないとも述べた。同総裁の発言を受けてユーロは買い優勢となる場面もあったが、その後、ECBクーレ理事が6月に思い切った行動をとったが、これで不十分なら追加対策を導入すると発言。ユーロ買いの動きを抑えた。

 NY市場ではFOMC議事録を受けてドルが下落した。FRBはFOMC議事録(6月17-18日開催分)を公表。一定の経済条件が引き続き前向きであれば、10月のFOMC会合を経て債券買い入れプログラムを終了する可能性があると指摘。2人が年後半に基調以上に成長しなければ、緩和的政策が必要と指摘する一方、数人は中期的な成長が予想以上に早い可能性に懸念を表明、利上げを想定より早くやるよう要求したことが明らかとなった。また大半の参加者は超過準備金利の調整が金融政策の正常化過程で中心的役割を果たすとの見方を提示。参加者の大半は、超過準備金利よりリバースレポ金利を低く設定することで市場金利の底固めに役立つとことで一致した。ただ、大半の参加者は、経済や労働市場、インフレの見通しは幅広く安定しているとの見方を示したが、数人はインフレ予想の下振れリスクを懸念。インフレに対する警戒感がさほど強くないことも示された。

 FOMC議事録発表後、ドル円は101円台後半でドル買いが先行したが一時的。ドル買い一巡後は一転してドル売りが強まり、ドル円は101円台半ば近辺に下落。その後、101円台後半に小幅反発したが上値は抑えられた。一方、ユーロドルは1.36ドル台前半でドル買いが先行した後は1.36ドル台半ば近辺まで上昇。引けにかけては1.36ドル台前半と、この日の高値圏を維持した。

 FOMC議事録公表を機に一部では利上げムードの盛り上がりも期待されていたようだが、結局は米債利回りの上値は抑えられる結果。米国株は反発したものの、市場のリスク選好姿勢が強まるわけでもなく、ドルの上値は抑えられた。本日東京市場でもドル円は上値の重い展開が続く見込み。一方、ユーロは底堅い動きが予想される。アジア通貨は米債利回りの低下を受けて対ドルで買い優勢が見込まれる。

2014年7月9日水曜日

ロンドン・NY市場の新興国通貨(2014年7月8日)

 BRLは対ドルで0.6%の上昇。6月のブラジルIGP-DIは前月比-0.63%と市場予想通りの落ち込み。前月比マイナスは2カ月連続となり、落ち込み幅は2009年7月以来の水準を記録した。一方、同月同国のIPCAは前月比+0.40%(前年比+6.52%)と伸びが継続。消費者段階でのブラジル・インフレ圧力の後退は確認されなかった。

 サッカー・ワールドカップ決勝トーナメント・準決勝ではブラジルとドイツが対戦。前半1分にブラジルがコーナーキックを獲得。キッカーのオスカルが右足でクロスを供給。しかし、ニアサイドでDFにクリアされた。前半10分にはドイツがコーナーキックを獲得。キッカーのクロースが右足でクロスを供給。ゴール前のミュラーが右足でゴール。前半23分にはドイツのクローゼがゴール。同25分にはドイツのクロースもゴール。日本時間5時26分現在、3対0でドイツがリードしている。

 CLPは同0.5%の下落。6月のチリCPIは前年比+4.3%と市場予想を下回る伸び。チリ中銀による追加利下げ観測を強めた。

 RUBは対ドルで0.5%の上昇。第2四半期のロシア消費者信頼感は-6と前期から改善。一方、6月のロシア軽自動車売上高は前年比17%減と2010年2月以来の落ち込み。ロシア景気の先行き懸念を強めた。

 TRYは同0.2%の上昇。5月のトルコ鉱工業生産は前年比+3.3%と市場予想を下振れ。一部メディアは複数のトルコ政府高官からの情報として、同国エルドアン首相が8月の選挙を通じ大統領に就任したとしても、主要経済閣僚は流入するとの見通しを報じた。

米オクラホマ州の農家の男性が昨年10月に紛失した携帯電話が今月、日本で見つかったそうです。輸出される穀物の中に混ざり、貨物船に載せられた状態で日本まで運ばれたとのこと。携帯電話も製粉されなくてよかったですね。

ロンドン・NY市場の主要国通貨(2014年7月8日)

 7月8日のロンドン市場は東京市場に引き続きドル、ユーロともに小動きが続いた。ドル円は101円台後半、ユーロドルは1.36ドルちょうど近辺でそれぞれ推移。ドイツ株は小幅マイナス圏で推移する一方で日経平均先物は膠着感の強い展開。米債利回りが小幅低下したことでドル円の上値が重くなったものの、総じて見れば、ドル円、ユーロドルともに様子見姿勢の強い動きとなった。

 ポンドは英鉱工業生産を受けて下落したが、取引中盤にかけては買い戻された。5月の英鉱工業生産は前月比-0.7%と市場予想に反し4カ月ぶりのマイナス。ポンドドルは1.71ドル台前半から1.71ドル割れまで下落した。ただ、その後のポンドは緩やかに買い戻される展開。引けにかけてポンドドルは1.71ドル台前半での推移となった。

 NY市場は取引前半にドルが下落。ドル円は101円台前半から101円台半ば近辺に下落。一方、ユーロドルは1.36ドルちょうど近辺から1.36ドル台前半に小幅上昇した。米国株は下落でのスタート。米債利回りは低下基調で推移しドルを下押しした。取引中盤に発表された5月の米求人件数は17.1万件増の464万件と2007年6月以来の高水準。米雇用環境の堅調ぶりが示されると米債利回りも下げ渋りに。同指標発表後、ドル円は101円台半ば近辺、ユーロドルは1.36ドル台前半でのもみ合いが続いた。

 リッチモンド連銀のラッカー総裁は米成長率は平均2.0~2.5%を続けると考える方が適切と発言。物価は今年2%目標に向けた上昇基調が続くと予想され、FRBは資産購入を年末前に終える道筋に入るとの認識を示した。一方、ミネアポリス連銀のコチャラコタ総裁は物価上昇率が2%に至るには長い時間がかかり、PCEデフレータは2018年まで2%を下回る可能性があるとの見方を示した。

 日本時間早朝に発表された5月の米消費者信用残高は前月比196億ドル増と市場予想を小幅下回る伸び。内訳をみると学資ローンや自動車ローンを含む非回転信用は178億ドル増と昨年2月以降で最大の伸びとなった。

 米債利回りの低下基調は継続。欧米株は続落となり市場のリスク選好姿勢は盛り上がりにくい。本日東京市場でもドル円は上値の重い展開が続くと予想される。一方、ユーロも買い材料に乏しく、方向感に欠ける動きとなる見込み。アジア通貨は欧米株の下落を受けて対ドルで軟調な推移となりそうだ。

2014年7月8日火曜日

ロンドン・NY市場の新興国通貨(2014年7月7日)

 新興国通貨は対ドルで小動き。米債利回りの低下が新興国通貨をサポートしたものの、
欧米株の下落で市場は慎重な姿勢が優勢となった。

 BRLは対ドルで0.5%の下落。ブラジル中銀の週次サーベイでは今年末の鉱工業生産、GDP成長率の両見通しがともに下方修正。6月のブラジル自動車生産は前年比33.3%減と大きく落ち込み。同月同国の自動車販売も同17.3%減と大きく落ち込むなどブラジル景気の低迷継続が改めて示された。

 MXNは同0.3%の下落。6月のメキシコ自動車生産は前年比7.9%増と6カ月連続の前年比プラス。ただ一方で同月同国の自動車販売は同0.5%増と伸び悩み。メキシコ内需の弱さが示された。

 COPは同0.5%の下落。6月のコロンビア・コアCPIは前年比+2.66%と2カ月連続の鈍化。コロンビアのインフレ圧力の強まりに一服感が見られた。

 CLPは同0.2%の下落。5月のチリ経済活動指数は前年比+2.3%と市場予想に反し前月と変わらず。6月のチリ貿易収支は6.25億ドルの黒字と黒字額が市場予想を上振れ。ただ輸出は前年比0.4%増と伸び悩み、輸入は同0.5%減とチリ内需の低迷を示す内容だった。

沖縄では台風8号接近に伴い暴風特別警報が発令されました。今週後半には東京地方にも台風8号が接近する可能性も。今から雨対策の準備をお願いいたします。

ロンドン・NY市場の主要国通貨(2014年7月7日)

 7月7日のロンドン市場はドルが小幅下落。ドル円は102円ちょうど近辺から101円台後半に下落。一方、ユーロドルは1.35ドル台後半から1.36ドルちょうど近辺に上昇した。ドイツ株、日経平均先物は小幅マイナスとなったが下値は堅い動き。しかし米債利回りが緩やかながら低下基調で推移し、ドルを下押しした。

 オーストリア中銀のノボトニー総裁は同中銀の金融安定報告公表に伴う会見で現在の状況では低い金利は間違いなく正しいと言明。今年1-6月期にソブリン債務危機は一段と沈静化、非伝統的措置が改善に貢献した、と述べたが、資源の低利用状態が著しく、低金利継続が妥当だ、との認識を示した。

 NY市場でもドルは軟調に推移。ドル円は101円台後半で上値の抑えられる動き。ユーロドルは1.36ドルちょうど近辺でじり高の推移となった。この日は米国で主だった経済指標の発表がなく、やや材料難の展開。米国株は下落し、米債利回りは低下基調が継続。ドルの上値は重かった。

 ECBラウテンシュレーガー専務理事はECBによる資産買入は金融政策の手段に含まれるものの、実際に実施するハードルはとりわけ高いと指摘。私見としながらも、こうした手段は、例えば直近のデフレ見通しなど真の緊急時のみ検討され得るものだと考えられると発言した。

 カナダドルは下落。ドルカナダは1.06台前半から1.06台後半に上昇した。5月のカナダ住宅関節許可件数は前月比13.8%増と市場予想を大きく上回ったが、その後発表された6月のIvey購買部協会指数は46.9と市場予想に反し2カ月連続の50割れ。カナダ景気の先行き期待が後退し、Ivey購買部協会指数発表後、カナダドルは売りが先行した。

 米連休明けも米債利回りは低下基調で推移。6月の米雇用統計は好結果となったが、米債利回りの伸び悩みは続いている。欧米株が下落で終わるなど市場のリスク選好姿勢は後退したまま。本日東京市場でのドル円は引き続き上値の重い展開が予想される。一方、ユーロは対ドルで下値の高い動きが見込まれるものの、積極的に買いに動く材料には欠ける状況で、方向感に欠ける動きとなる見込み。アジア通貨は欧米株の下落を受けて対ドルで軟調な推移となりそうだ。

2014年7月7日月曜日

利上げが続くようだと注意が必要なMYR

 マレーシア中銀は10日、政策金利を発表する。Bloomberg調査によると、予想回答者数16名のうち12名が政策金利は25bp引き上げられ3.25%になると予想。残り4名は政策金利が3.00%で据え置かれるとみている。

 マレーシア中銀は5月の会合まで18会合連続で政策金利を3.00%で据え置き。ここにきて利上げの見方が強まっているのは、家計が保有するクレジットカードや住宅ローンといった債務の拡大ペースを抑制する意向を同中銀が強めたためとされている。同中銀によると、昨年末の家計債務残高はGDP比86.8%と2008年の同比60.4%から急拡大。アジア諸国では韓国の同比91.1%に次ぐ水準となっている。同中銀は政策金利が長期にわたり据え置かれたことで家計の債務依存度が高まったとみているようだ。

 家計の債務残高が大きく拡大すると、金利上昇や景気の悪化などで逆資産効果が強まり、より深刻な景気後退に陥る可能性が高まる。ただ、10日の会合での利上げは、中長期の点でマレーシア経済にとって好ましいことかもしれないが、回復途上にあるマレーシア景気を下押しすることになり注意が必要である。

 第1四半期のマレーシアGDPは前年比6.2%増と市場予想を上回る伸びとなったが、前期比では3.9%減とマイナス成長。民間支出は同0.8%増と2四半期連続のマイナスを記録した。利上げに伴い、家計債務の伸びが鈍化すれば、短期的には消費が下押しされる。5月のマレーシアM3が前年比5.46%増と2009年7月以来の低い伸びに鈍化していることも考慮すると、たとえ25bpとはいえマレーシア景気が金融面から抑制される危険性もあると思われる。

 利上げによってマレーシア株が調整局面を迎える可能性にも注意が必要だ。マレーシア株の代表的な株価指数であるクアラルンプール総合株価指数は1890台と過去最高値水準での推移。高値警戒感も強まっており、利上げは売りの動きを強める良いきっかけにも思える。

 マレーシア中銀としては、長期にわたり低水準が続いた政策金利を引き上げるものの、景気を下押しする意図はなく、仮に10日に利上げに踏み切ったとしても、その後は金利を据え置くことで様子見姿勢を続けるだろう。しかし米国景気の拡大基調が続き、中国景気のハードランディング懸念が後退したことから、マレーシア当局の姿勢が予想以上にタカ派的なものとなる可能性も否定できない。筆者の予想に反し利上げが続くようだと、景気悪化を通じてMYRの下押し圧力が強まる展開も意識しておくべきと思われる。

ロンドン・NY市場の新興国通貨(2014年7月4日)

 新興国通貨は対ドルでやや軟調。新興国通貨に対しては慎重な姿勢がやや目立った。

 MXNは対ドルで0.2%の下落。6月のメキシコ消費者信頼感は91.0とほぼ市場予想通りの結果。家計の先行き期待が97.9と3カ月連続で低下するなど全般的に冴えない内容だった。

 COPは対ドルで小幅下落。6月のコロンビアPPIは前月比-0.33%と2カ月連続のマイナス。同月同国CPIは同+0.09%(前年比+2.79%)と市場予想を下回り、コロンビアのインフレ圧力の緩和が示された。

 RUBは対ドルで0.6%の下落。6月のロシアCPIは前年比+7.8%と市場予想を上回り、2011年8月以来の高い伸び。ポロシェンコ大統領は4日、平和を達成するため戦わなくてはならないと述べ、大規模な掃討作戦を続ける決意をあらためて表明。5日にはウクライナ政権部隊が同国東部ドネツク州のスラビャンスクを奪還した。

 HUFは対ドルで0.3%の下落。5月のハンガリー鉱工業生産は前年比+9.6%と市場予想を下回り、前月比では-1.0%と5カ月ぶりのマイナス。ハンガリー景気の回復ペースの鈍化が嫌気された。

 CZKは対ドルで0.2%の下落。5月のチェコ小売売上高は前年比0.6%減と市場予想に反し、7カ月ぶりの前年割れ。チェコ景気の拡大一服も示唆された。

米国のハンバーガー早食い大会では10分間に26個食べた女性が優勝したそうです。23秒に1個のペースですね。よく噛んで食べていただきたいものです。

ロンドン・NY市場の主要国通貨(2014年7月4日)

 7月4日のロンドン市場ではドル、ユーロともに膠着感の強い展開。ドル円は102円ちょうど近辺、ユーロドルは1.36ドル手前でのもみあいが続いた。この日は米金融市場が米独立記念日のため休場。欧州主要国でも主な経済指標の発表予定もなく、市場は様子見姿勢が強かった。ドイツ株は前日終値水準を小幅下回ったものの方向感に欠ける推移。日経平均先物も底堅い動きとなったものの値動きは限定的だった。

 NY市場でもロンドン市場と同じ動き。ドル円は102円ちょうど近辺でのもみ合い。ユーロドルは取引中盤に1.36ドルちょうどに小幅上昇する場面もあったが、取引後半は1.36ドル手前での推移となった。

 米国景気の拡大期待は続いているものの、来年早期の米利上げ期待は後退気味の様子。欧米株に対する高値警戒感も強く、市場のリスク選好姿勢が強まることも期待しにくい。本日東京市場では米金融市場の休場明けということもあってドル、ユーロともに方向感に欠ける展開が続くと予想される。アジア通貨も対ドルで様子見姿勢が優勢となる見込み。