2014年11月14日金曜日

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2014年11月13日)

13日のロシア・ルーブルは下落。ここ数日、上下に大きく振れています。ロシアGDPは市場予想を上回ったものの低い伸び。ルーブル売りの動きが再び強くなる可能性は十分あると思われます。

 新興国通貨は対ドルでマチマチ。この日のRUBは大きく下落した。

 IDRはBloombergによると対ドルで小幅下落。インドネシア中銀は市場予想通り政策金利を7.50%で据え置き。翌日物預金ファシリティー金利(FASBI)と貸出ファシリティー金利もそれぞれ5.75%と7.50%に据え置いた同中銀は来年のインフレは3~5%、経常赤字はGDP比約3%となるだろうとの見通しを示し、同中銀のマルトワルドヨ総裁は、同中銀が燃料油価格の引き上げによる影響緩和策を用意していると述べた。

 BRLは対ドルで0.9%の下落。USD/BRLは一時2.60台と2008年12月以来のBRL安水準を記録した。ルセフ大統領は依然として新財務相を指名せず。ブラジル現地メディアの一部が同大統領はBRL安姿勢を強めるとの観測記事を報じるなど、BRL安観測も強まりつつある。

 COPは対ドルで1.1%の下落。前日発表された10月のコロンビア消費者信頼感は21.6と市場予想を上回る好結果。同月同国の自動車販売台数は前年比18.2%増と3カ月連続の二桁増。コロンビア個人消費の堅調ぶりが示された。

 PLNは対ドルで小幅下落。9月のポーランド経常収支は2.35億ユーロの赤字と赤字額が市場予想を下振れ。輸出増を主因に貿易黒字が予想以上に拡大したことで経常赤字が小幅に留まった。ただ10月のポーランドCPIは前年比-0.6%と過去最大の落ち込みを更新。ポーランドのデフレ懸念が強まった。

 RUBは対ドルで2.0%の下落。11月7日終了週のロシア外貨準備は4214億ドルと12週連続の減少。第3四半期のロシアGDPは前年比0.7%増と市場予想を上回ったが前期から小幅鈍化した。

一部メディアによるとインド政府はヨガやアーユルベーダなど代替医療の促進を目的とする省を設立したそうです。インドのモディ首相はかねてよりインドの健康法の活用促進を働き掛けており、9月に行った初の国連演説では、より多くの人がヨガを行うよう呼び掛けるとともに、「国際ヨガデー」を定めるよう訴えていたとのこと。日本からヨガ目的でインドに旅行する方も増えるのでしょうね。INR買い材料ですね。

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2014年11月13日)

日本の解散総選挙ネタもかなり織り込み済みの様子。今夜の米小売売上高までドル円は材料難の展開となりそうです。

一方、ユーロはCPIが持ち直したこともあって、売り圧力が後退した様子。本日はフランス、ドイツのGDP発表もあります。景気低迷が改めて示される見込みですが、ユーロ相場の材料になるでしょうか?

 11月13日のロンドン市場はドルが軟調な動きとなった。ドル円は取引前半に115円台後半から115円台半ば近辺に下落。中盤は同水準でのもみ合いとなり、後半は115円台後半に小幅反発したが上値は抑えられた。欧州株は小幅プラス圏で推移したが、米債利回りは上値の重い動き。NY連銀のダドリー総裁がFRBによる早すぎる利上げは遅すぎるよりもかなり大きなリスクがあるとの見解を示したことで、ドル買いポジションを調整する動きが強まった。

 ユーロドルは1.24ドル台前半から1.24ドル台後半へと上昇。10月のフランスCPIは前年比+0.5%と市場予想を上回り、前月比は横ばいとマイナスから脱却。同月のドイツとスペインのCPI(確報値)も持ち直しの兆しが見られ、ユーロをサポートした。

 NY市場はドルの上値が抑えられる展開となった。取引序盤は様子見姿勢が強く、ドル円は115円台半ばをやや上回る水準、ユーロドルは1.24ドル台後半での推移。米新規失業保険申請件数が29.0万件と市場予想を上回ると、米債利回りは小幅低下。ユーロドルは1.24ドル台後半で強含み。ドル円は115円台前半に下落した。取引中盤に発表された9月の米求人件数は473.5万件と市場予想や前月を下回ったが、2001年1月以降最高となった前月に次ぎ、13年ぶりの高水準を維持。米国株は上げ幅をやや広げ、米債利回りも持ち直し。ドル円は115円台後半に反発する一方、ユーロドルは1.24ドル台後半でじり安の動きとなった。しかし取引後半に米国株が上げ幅を縮め、米債利回りが低下基調で推移すると、ドル円は115円台行後半で上値が抑えられる動き。一方、ユーロドルは1.24ドル台後半でじり高の動きとなった。

 カナダドルは下落。ドルカナダは1.13台前半から1.13台後半に上昇した。9月のカナダ新築住宅価格指数は前年比+1.6%と市場予想を小幅下振れた。

 米国株は上値が重く、米債利回りは伸び悩み。日本の解散総選挙もかなり織り込まれた様子で、日経平均先物も上昇一服となっている。本日東京市場のドル円は様子見姿勢が強まると予想される。一方、ユーロはユーロ圏のデフレ懸念後退がユーロの下支え要因となるだろうが、ECB追加緩和観測は根強く、上値追いの動きは限定的の見込み。アジア通貨は昨日に引き続き方向感に欠ける動きが予想される。

2014年11月13日木曜日

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2014年11月12日)

今日のロシア・ルーブル(RUB)は大きく買い戻されました。ただロシア部隊がウクライナに侵入したとの報道も。追加制裁の可能性が高まっただけに、RUBの上昇継続は期待できそうにありません。


 新興国通貨は対ドルでマチマチ。この日のRUBは大きく買い戻された。

 INRは対ドルで小幅上昇。10月のインドCPIは前年比+5.52%と市場予想を下回り、統計開始以来最低の伸びを更新。一方、9月の同国鉱工業生産は同+2.5%と市場予想を上回り、3カ月ぶりの高い伸び。インドのファンダメンタルズの改善期待を高めた。

 ILSは対ドルで小幅下落。10月のイスラエル貿易収支は8.3億ドルの赤字と2カ月連続で赤字が縮小。輸出が2カ月連続で増加した一方で輸入は2カ月連続の減少となった。

 ZARは対ドルで小幅上昇。9月の南アフリカ小売売上高は前年比2.3%増と市場予想を下回り、前月分も小幅下方修正。一部現地メディアは南アフリカ政府が公務員の賃上げを一方的に決める可能性があると報じた。

 HUFは対ドルでほぼ変わらず。ハンガリー中銀は会合議事録(10月28日開催分)を公表。政策金利を2.10%で据え置くのは全会一致での決定だったことが判明した。

 RUBは対ドルで2.4%の上昇。10月のロシア軽自動車売上高は前年比10%減と市場予想ほどの落ち込みとならず。11月10日までの週のロシアCPIは日次平均で前月比0.041%と前週から鈍化した。一部メディアはNATO司令官の発言を引用し、今週に入りロシア部隊が軍装備品とともにウクライナに侵入していると報道。国営のロシア通信は同報道を否定した。

欧州宇宙機関(ESA)は、火星と木星の間にあるチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の核に探査機ロゼッタの子機フィラエが着陸したと発表しました。Churyumov–Gerasimenkoです。ChuryumovさんとGerasimenkoさんが発見したそうです。二人ともウクライナの方です。

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2014年11月12日)

米利上げ観測は続いているものの、ドルの上値を追う雰囲気が感じられません。日本の解散・消費税再引き上げ延期ネタもだいぶ消化された感もあります。ドル円は下値の堅い動きとなりそうですが、116円台への上昇は難しい気がします。

 11月12日のロンドン市場は取引終盤になってポンドが下落した。取引前半のポンドドルは1.59ドル台前半で推移していたが、中盤に入ると1.59ドルちょうど近辺に下落。その後発表された10月の英失業率は2.8%と市場予想に反し前月と変わらずだったが、同月同国の失業保険申請件数は2.04万件の減少と市場予想を小幅上回る減少。7-9月の週平均賃金が前年比+1.0%と市場予想や前月の伸びを上回るとポンドは買い戻され、ポンドドルは1.59ドル台前半に反発した。しかしBOEは四半期インフレ報告でインフレは当面、引き続き目標を下回り、今後6カ月の間のある時点で1%を下回る可能性がおそらく高いと指摘。成長率見通しは今年が3.5%、来年が2.9%と前回報告から小幅下方修正されたが、失業率は来年終盤には5.4%になるとの見通しを示した。同報告を受けてポンドは売りが先行し、ポンドドルは1.58ドル台後半に下落。その後、BOEカーニー総裁が利上げ開始時期について予断を持たないと明言を避け、インフレ見通しは8月時点より弱いと述べると、ポンド売りの動きは継続。ポンドドルは引けにかけて1.58ドル台前半まで下落した。

 一方、ドル円は115円台前半で動意に欠ける動き。欧州株はマイナス圏での推移となり、米債利回りは低下したものの、日経平均先物は下げ渋り。円の先安観は根強いままだった。

 ユーロドルは取引中盤にかけて1.24ドル台後半から1.24ドル台前半に下落。ドイツ政府の経済諮問委員会(5賢人委員会)が年次報告書で、今年の経済成長率予想を従来の1.9%から1.2%に下方修正。ユーロの重石となった。ただ9月のユーロ圏鉱工業生産が前年比+0.6%と市場予想に反し前年越えとなるとユーロは買い戻しの動きに。ユーロドルは1.24ドル台後半に反発した。

 NY市場は取引中盤以降ドル買い優勢の展開となった。取引前半は様子見姿勢が強く、ドル円は115円台前半、ユーロドルは1.24ドル台後半で、それぞれ方向感に欠ける動き。9月の米卸売売上高が前月比0.2%増と市場予想に反しプラスとなると、米債利回りが上昇し、ドルも上昇基調で推移。ドル円は取引終盤には115円台後半に上昇したが、引けにかけて115円台半ば近辺に小幅下落。一方、ユーロドルは1.24ドル台前半に下落。ポンドドルは1.57ドル台後半と昨年9月以来の安値水準に下落した。

 ECBドラギ総裁はECBの政策金利は長期にわたり現状水準を維持されると発言。超低金利政策とバランスシート拡大策により、中期インフレ期待が悪化した場合、もしくはこれまでに決定された措置が十分でないことが明らかになった場合、ECBは追加的な非標準的措置を実施するとも述べた。その後、ドイツ連銀のバイトマン総裁はユーロ圏がデフレスパイラルに陥るリスクは限定的と述べ、ECBの政策の目的はバランスシートの拡大にあると指摘。一方でECBによる国債購入はリスクがあり、ユーロ参加国政府に誤ったインセンティブを与えると発言した。

 数日単位でみると、米国株、米債利回りはともに方向感に欠ける動きが継続。米景気の先行き期待を背景とした米利上げ観測に大きな変化はなくドルを下支えしているものの、ドルの上値を追う状況には至っていない。日本メディアは衆議院の解散総選挙と消費税率再引き上げの延期決定が近いとする報道を継続。ただ日本株市場を中心に同報道に関してはだいぶ織り込んでいる感も。本日東京市場のドル円は底堅い動きが続くと思われるが、上値追いの動きは限定的と予想される。一方、ユーロはドイツを始めとするユーロ圏各国景気の先行き不安を背景に上値の重い動きとなる見込み。アジア通貨は方向感に欠ける動きが予想される。なお本日は韓国中銀、インドネシア中銀が政策金利を発表する。市場予想では両中銀とも政策金利を据え置くとの見方が大勢。ただ韓国当局は対円でのウォン高をけん制する姿勢を続けたまま。可能性は低いものの韓国中銀が予想外の利下げに踏み切る可能性も念頭に入れておくべきと思われる。

2014年11月12日水曜日

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2014年11月11日)

ドルが軟調な動きとなったことで新興国通貨の多くは反発。しかしロシア・ルーブル(RUB)はこの日も下落しました。最近、ルーブルの話題ばかりですね。


 新興国通貨はRUBなど一部通貨を除き対ドルで小幅上昇。RUBはこの日も大きく下落した。

 MXNは対ドルで小幅上昇。9月のメキシコ鉱工業生産は前年比+3.0%と市場予想を下回る伸び。一方、10月のANTAD既存店売上高は同2.1%増と市場予想を上振れ。メキシコ景気の先行き期待を維持した。

 HUFは対ドルで0.4%の上昇。10月のハンガリーCPIは前年比-0.4%と前月からは落ち込み幅が縮小したが市場予想を上回る落ち込み。同国のディスインフレ傾向の継続が示された。

 ZARは対ドルで0.5%の上昇。9月の南アフリカ製造業生産は前年比8.0%増と市場予想を大きく上回り、2011年9月以来の高い伸びを記録。指標発表後、ZARは買い優勢の展開が続いた。

 RUBは対ドルで2.3%の下落。9月のロシア貿易収支は130億ドルの黒字と黒字額が市場予想や前月を下振れ。輸入が前年比10.1%減と市場予想ほどの落ち込みとならなかった一方で、輸出は同13.4%減と市場予想を上回る落ち込みとなった。10月のロシア外貨準備は4286億ドルと市場予想を上回るペースで減少。ドイツのメルケル首相はウクライナ東部の停戦合意は破られたものの、ロシアに対する追加経済制裁は今のところ検討していないと発言したが、RUBはロンドン市場に下落基調で推移した。

山梨県の高校で男女が制服を交換して一日学校生活を送り、男女の価値観について見つめ直す授業が行われたそうです。なかなかいい企画ですね。

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2014年11月11日)

米国はベテランズデーの祝日。ドル先高観は強いものの、この日はドル買いポジションを調整する動きが優勢だったみたいです。

 11月11日のロンドン市場は円売りが進展。ドル円は取引前半に115円台前半から116円ちょうど近辺と2007年10月以来の高値に上昇した。一部メディアは日本政府・与党が消費税率の再引き上げを先送りし、景気対策を実施すると報道。日経平均先物は買い先行の展開となり、円売りの動きを後押しした。

 一方、ユーロドルは1.24ドル台前半から1.24ドルちょうど近辺に下落。引けにかけて1.24ドル台前半に反発したが上値は抑えられた。フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁は、ドル高で一定の影響出る可能性あるが影響は比較的小さく、米インフレ率は目標を下回っているがそれは深刻なものではないと発言。ダラス連銀のフィッシャー総裁は、来年の夏前に金利の変更もあり得ると発言し、ドル買いの動きをサポートした。

 NY市場は取引終盤にドルが下落した。この日は米国がベテランズデーで米債券市場は休場。また米国で主だった経済指標の発表もなく取引材料難だったが、ドルは売り優勢の展開。NY市場取引中盤までにドル円は116円ちょうど近辺から115円台後半に小幅下落。一方、ユーロドルは1.24ドル台前半でじり高の動きとなった。取引後半に入り、米国株の伸び悩みが鮮明になると、ドル売りの動きは加速。ドル円は115円台前半に下落する一方、ユーロドルは1.24ドル台後半に上昇した。

 日本の一部メディアは安倍首相が早期の衆院解散を視野に、自民党幹部に年内の衆院解散・総選挙は選択肢にあると伝えたと報道。同報道によると、安倍首相は帰国する17日にも公明党の山口代表と会談する予定だという。安倍首相はAPEC後の記者会見で衆院解散について「何ら決めていない。国内では臆測に基づく報道があると聞いている。それらに答えることはしないが、私自身、解散について言及したことは一度もない」と発言。一方、公明党の山口代表は11日、定例幹部会で年内衆院選への準備を指示。会見で、早ければ年内に解散というシナリオがあるが、対応できる構えをとっていきたいと語った。同党幹部は同日、各都道府県本部に12月14日投開票を想定し準備するよう要請。支持母体・創価学会も都内で幹部会合を開き、各地で支援態勢を整える方針を確認した。

 米利上げ観測は続いているが、米国株の上値が重いこともあってドル買いの動きは後退。一方、円は日本の年内解散・総選挙期待を背景に売りの動きが続く見込み。本日東京市場でもドル円は底堅い動きが続くと思われる。一方、ユーロはドイツを始めとするユーロ圏各国景気の先行き不安を背景に上値の重い動きとなる見込み。アジア通貨は韓国を除くアジア各国で主だった経済指標の発表予定がなく様子見姿勢が強まると予想される。

2014年11月11日火曜日

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2014年11月10日)

ロシア中銀のナビウリナ総裁が流動性供給を制限する意向を示したことでロシア・ルーブル(RUB)は買い戻しの動き。ただ、このままRUBが上昇を続けるとは思えません。

 新興国通貨は対ドルでマチマチの動き。RUBの買い戻しが目立った。

 BRLは対ドルで0.3%の上昇。11月のブラジルIGP-M(一次速報)は前月比+0.51%と市場予想を小幅下回る伸び。ただ、ブラジル中銀の週次サーベイでは年末までのIGP-DI、USD/BRL見通しがいずれも上方修正。インフレの高止まりとBRL安の見方が根強いことが示された。

 MXNは対ドルで0.4%の下落。8月のメキシコ総設備投資は前年比4.3%増と市場予想を上回り、昨年4月以来の高い伸びを記録。一方、10月のメキシコ名目賃金は前年比3.7%増と2カ月連続の鈍化。メキシコ景気の先行き期待を後退させた。

 CZKは対ドルで0.2%の上昇。10月のチェコCPIは前年比+0.7%と市場予想に反し前月と同じ伸び。同時に発表された同月同国の失業率は7.1%と前月から低下し、2012年11月以来の低水準。チェコのディスインフレは継続しているものの景気は改善傾向を維持していることが示された。

 TRYは対ドルで変わらず。9月のトルコ鉱工業生産は前年比+2.2%と市場予想を下回り、3カ月ぶりの低い伸び。TRYの上値を重くした。

 ILSは対ドルで小幅上昇。イスラエル中銀は会合議事録(10月27日開催分)を公表。同会合では政策金利が0.25%で据え置かれたが、決定は全会一致によるものだったことが判明した。

 RUBは対ドルで2.4%の上昇。ロシア中銀はRUBの変動幅を一定範囲に抑える管理変動相場制を廃止し、来年1月から完全変動相場制に移行すると発表。同中銀のナビウリナ総裁は一部現地メディアとのインタビューで同中銀が提供するRUB建て流動性の一部が外為市場でのゲームに使われていると指摘。一時的に流動性供給を制限すると述べた。

米アリゾナ州のグランドキャニオン国立公園当局は、1997年以来となる入園料引き上げを提案したそうです。円安も進んでしまいましたので、同公園の訪問をご検討される方はお早目に行かれた方がよさそうですね。

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2014年11月10日)

米労働市場情勢指数(LMCI)の持ち直しでドルは上昇基調で推移。インフレの弱さは気になるものの、米利上げ観測は継続中です。

 11月10日のロンドン市場はドル、ユーロともに様子見姿勢の強い展開が続いた。ドル円は取引序盤に113円台後半に落ち込む場面もあったが、その後持ち直し、114円ちょうど近辺でのもみ合い。この日はユーロ圏主要国で主な経済指標の発表もなく材料難。ドル円は方向感に欠ける動きが続いた。

 ユーロドルは1.24ドル台後半から取引終盤には1.25ドルちょうど近辺に小幅上昇。欧州株は小高く推移。取引後半にかけて米債利回りが低下したことでユーロドルはドル売り優勢の展開となった。

 NY市場は米債利回りの上昇を背景にドルが上昇基調で推移した。10月の米労働市場情勢指数(LMCI)は+4.0と前月の速報値から上昇し、前月分も同じく4.0に上方修正。米雇用環境の改善モメンタムが加速する格好となり、米債利回りは上昇基調で推移。ドル円は114円ちょうど近辺から114円台後半に上昇する一方、ユーロドルは1.25ドルちょうど近辺から1.24ドル台前半に下落した。

 カナダドルは下落。ドルカナダは1.13ちょうど近辺から1.13台後半に上昇した。10月のカナダ住宅着工件数は18.36万戸と市場予想を下回り、厳冬の影響が出た今年3月以来の低水準。カナダのオリバー財務相は原油安が同国財政情勢を悪化させていると発言。ただ同国は財政黒字を来年も維持するとの見通しも示した。

 FRBイエレン議長も重視していると言われている米労働市場情勢指数(LMCI)が持ち直したことで、米債利回りは上昇。ドル買いの動きをサポートした。米雇用統計では平均時給の伸びの弱さが注目されたが、米利上げ先送り観測は後退。本日東京市場でもドル円は底堅い動きが続くと思われる。一方、ユーロは本日もユーロ圏主要国で主だった経済指標の発表がないことから様子見姿勢が続く見込み。アジア通貨は米債利回りの上昇が嫌気され、対ドルで軟調な推移が予想される。

2014年11月10日月曜日

宮崎駿・アニメ映画監督(アカデミー名誉賞・受賞後の会見)

■宮崎監督にとってアカデミー賞とは?との問いに対し

本当のこと言っていいなら言いますが、関係ないんです。
今までのことを功労しますみたいな賞をもらってもしょうがないですよ。
もっと生々しいものだと思うんです、映画をつくるって。
賞では何も変わらないんです。

■長年にわたり創作意欲を維持できたことについての問いに対し

モチベーションは毎回衰える。
ある日突然、こんなことではいけないと思って取り戻す。
そういうことの繰り返しだ。

利下げ見送りなら対円でさらなる上昇の可能性もある韓国ウォン(KRW)

 今年5月以降、対ドルで底堅い動きを続けてきたKRW(以下「ウォン」)は、9月になって下落基調で推移。先週は対ドルで1090台と昨年9月以来のウォン安水準を記録した。しかし、そんなウォンも対円では上昇。9月初めに0.102台だったウォン円は、先週には0.105台と2008年8月以来の高水準に上昇した。


 対円でのウォン高に対して韓国当局も警戒感を隠さない。同国企画財政部の周・第1次官は、ウォンを円の動きに合わせるよう為替を制御すると発言。その後、同部高官は一部メディアに対して同次官の発言は誤解されたと釈明したが、韓国政府が対円でのウォン高を懸念していることは否定していない。また韓国中銀の李総裁は、韓国の輸出競争力をそぐ円安について、対応力には限界があるものの座視するつもりはないと発言。政府だけでなく中銀も対円でのウォン高への対応を示唆した。

 韓国当局が指摘するように、当局サイドで何らかの対応をしない限り、対円でのウォン高は続くだろう。韓国CPIは前年比1%台前半と伸び悩む一方、日本のCPIは消費税率の引き上げもあって同3%台前半。貿易収支を見ると、韓国が過去最高水準の黒字を記録する一方で、日本は2011年3.月以降、赤字が続いている。

 日本と韓国の金利水準の違いも対円でのウォン高をサポートしている。韓国の短期債利回りは年初から50bp以上低下したものの、足元でも2%近辺の水準。一方、日本の同利回りはゼロ近辺のまま。日本と韓国の金融政策の違いが露骨に出ている。

 こうした状況の中、韓国当局が対円でのウォン高を手っ取り早く解決するには、過去のようにウォン売り介入を拡大させるのが有効だろう。しかし、韓国のこれまでの露骨なウォン安政策に対する風当たりは強い。すでに広く報じられているように、米国財務省は、半期に一度の為替報告書で、韓国は他の多くの新興市場や先進国と異なり外為市場への介入について公表していないと指摘。外貨準備が積み上がっていることから、さらなるウォン高が望ましいとし、韓国当局は例外的な場合を除いて為替介入を限定し、透明性を高めるべきとした。一方、日本については、内需拡大が欠かせないとしながらも、円安をけん制する姿勢を示していない。

 韓国当局として選べる事前の策は、韓国中銀が日銀に負けないように緩和姿勢を強めることだろう。韓国中銀は11月13日、政策金利を発表する。前回会合で利下げをしただけに11月の会合での連続利下げは見送られるとの見方が大勢だが、11月会合で連続利下げとなれば、市場にサプライズを与えることになり、韓国中銀の緩和姿勢の強さをアピールすることもできる。また韓国当局は、日本と同じロジックで、利下げは国内インフレの弱さへの対応や景気の底上げを狙ったものであると、ウォン安誘導批判を否定することもできる。

 逆に韓国中銀が市場予想通り利下げを見送った場合、対円でのウォン高に対する韓国当局の姿勢に懐疑的な見方も出てくるだろう。ウォン円の上値の目途は、2007年7月の高値(0.1344近辺)から2009年3月の安値(0.0609近辺)の61.8%戻し水準である0.1063近辺と、2008年8月の高値である0.1082近辺、そして心理的な節目でもある0.11ちょうど近辺である。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2014年11月7日)

先週末は米雇用統計後のドル売りの流れを受けて新興国通貨は対ドルで上昇しました。ただRUBは相変わらず売り優勢です。



 新興国通貨は対ドルで買い優勢の動き。ただ、RUBやZARなど一部通貨は軟調な推移となった。

 TWDは対ドルで0.2%の下落。10月の台湾貿易収支は46.2億ドルの黒字と市場予想を上回る黒字。ただ輸出は前年比0.7%増と市場予想を大きく下回り、輸入は同1.4%減と市場予想に反し前年割れ。台湾景気の軟調地合いを示す内容となった。

 BRLは対ドルで0.4%の上昇。10月のブラジルIPCAは前年比+6.59%と市場予想を下回ったものの高止まり。ブラジル財務相のホランド経済政策局長はブラジルのインフレは改善しており、景気は年後半に回復するだろうと発言した。

 MXNは対ドルで0.7%の上昇。10月のメキシコCPIは前年比+4.30%と市場予想通りの伸び。米国株が底堅い動きを示したこともありMXNは上昇基調で推移した。

 CLPは対ドルで0.6%の上昇。10月のチリCPIは前年比+5.7%と市場予想を大きく上回り、2011年の統計開始以降最大の伸びを記録。同月同国の貿易収支は5.63億ドルの黒字と市場予想を下振れ。輸入が前年比13.8%減と二桁の落ち込みとなったが、輸出が同9.9%減と2カ月ぶりに前年割れとなったことで貿易収支が悪化した。

 RUBは対ドルで0.3%の下落。USD/RUBは一時48.6台と過去最高値を更新した。11月5日までの週のロシアCPIは日次平均前月比+0.046%と大きく加速。ウクライナのルイセンコ報道官は、東部の親ロシア派支配地域にロシア側から国境を越えて戦車32両などが入ったと発言した。

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2014年11月7日)

週明けの為替市場はドル売り優勢の動き。米雇用統計は好結果だったものの、平均時給が弱く、早期の利上げ期待が大きく後退したようです。


 11月7日のロンドン市場は米雇用統計の発表を前にドルが上値の重い動きとなった。ドル円は115円台前半でじり安の動き。欧州株は前日終値水準で方向感に欠ける動き。米債利回りも動意に乏しい動きとなったが、日経平均先物はじり安の動き。ドル円の上値を重くした。
 ユーロドルは1.23ドル台後半から1.24ドルちょうど近辺に小幅上昇。9月のフランス、スペイン両国の鉱工業生産はともに市場予想を上回る結果。ユーロは買い戻し優勢の展開となったが、米雇用統計を前に動きは限られたものとなった。
 ポンドは下げ渋り。9月の英貿易収支は28.4億ポンドの赤字と赤字額が市場予想を上回る結果。指標発表後、ポンドドルは1.58ドル台前半から1.58ドルちょうど近辺に下落したが、取引後半には1.58ドル台前半に反発した。

 NY市場は米雇用統計発表後にドルが下落基調で推移した。NY市場取引序盤はドル買い優勢の動きとなり、ドル円は115円台前半で強含む一方、ユーロドルは1.24ドル割れとなった。

 フランス中銀主催の国際会合で、FRBイエレン議長は金融政策の正常化は金融の不安定さの増大につながる可能性があると発言。FRBは金融市場の混乱を招きかねないサプライズの可能性を最小限に抑えるため、金融政策の戦略を明確かつ透明な形で伝達するよう努力するとも述べた。NY連銀のダドリー総裁は、米経済が見通しに沿って進み、持続可能な雇用の最大化と2%のインフレという2つの目標に向け前進が続けば、FRBは来年のある時期にFFレートの誘導目標を実質ゼロから引き上げ始める公算が大きいと述べたが、こうした政策の変化には、間違いなくある程度の市場の乱高下を伴うとも指摘した。

 10月の米雇用統計では非農業部門雇用者数が21.4万人増と市場予想を下回る伸び。ただ前月分は上方修正された。一方、失業率は5.8%と市場予想に反し前月から低下。労働参加率も62.8%と前月から上昇し、不完全雇用率は11.5%と前月から0.3%ptも低下するなど、米雇用環境の改善継続が示された。

 米雇用統計発表後、ドルは上下に激しく動いたが、その後は下落基調で推移。ドル円は取引中盤に115円台前半から114円台前半に下落。一方、ユーロドルは1.24ドルちょうど近辺から1.23ドル台後半に一時下落したが、取引中盤には1.24ドル台前半に反発した。取引後半に入り、下落していた米国株が前日終値水準まで回復すると、ドル円は115円ちょうど近辺まで反発したが、米債利回りが低下を続けたことで、ドル売りの流れは継続。ドル円は再び114円台前半に下落したが、取引終盤には114円台後半に反発。一方、ユーロドルは緩やかながら上昇基調が続き、引けにかけては1.24ドル台後半での推移となった。

 カナダドルはカナダ雇用統計の好結果を受けて上昇。ドルカナダは1.14台前半から米国とカナダ両国の雇用統計の発表直後に1.13台前半に急落。いったんは1.13台後半に反発したが、取引終盤には再び1.13台前半に下落した。10月のカナダ雇用統計では失業率が6.5%と市場予想に反し前月から低下。雇用者数も市場予想に反し4.31万人の増加と好結果だった。

 週明けの為替市場はドル売り優勢で開始。ドル円は114円台半ば近辺で始まったた、その後114円台前半に小幅下落するなど、上値の重い動き。一方、ユーロドルは1.24ドルドル台後半でじり高の動きを示している。

 米雇用統計は非農業部門雇用者数が市場予想を下回ったが、失業率は低下。労働参加率は上昇するなど、米雇用統計の改善継続が示された。ただ、平均時給の伸びがやや弱く、米インフレ加速期待や早期の米利上げ期待は後退。米債利回りは低下した。本日東京市場でのドル円は伸び悩む動きが見られそうだ。一方、ユーロは買い戻し優勢の展開が予想され、アジア通貨は米債利回りの低下を背景に対ドルで底堅い動きが見込まれる。