2014年7月17日木曜日

ロンドン・NY市場の新興国通貨(2014年7月16日)

 新興国通貨は対ドルでマチマチ。全般的にドル買い優勢のなか、欧米株の上昇を受けて一部新興国通貨は対ドルで上昇した。

 BRLは対ドルで0.2%の下落。5月のブラジル小売売上高は前年比4.8%増と市場予想を上回る伸び。指標発表後BRLは買い優勢となったが、NY市場取引中盤には軟調な推移に変わった。

 CLPは同0.4%の下落。チリ中銀は市場の過半が予想した通り政策金利を25bp引き下げ3.75%にすると発表。同中銀は声明でハト派バイアスの維持を表明。同国経済活動や需要は減速を続けていると指摘したが、インフレは今後数カ月は前年比4%超えの状態が続くとした。

 ZARは対ドルで0.3%の上昇。5月の南アフリカ小売売上高(実質)は前年比2.4%増と市場予想を上回り、前月分も上方修正。17日の南アフリカ中銀の金融政策決定会合での利上げ期待が強まった。

東京地方では本日夕方より弱い雨が降るとの予報。まだ梅雨なんですね。

ロンドン・NY市場の主要国通貨(2014年7月16日)

 7月16日のロンドン市場はユーロが下落。ユーロドルは1.35ドル台後半から1.35ドル台前半と約1か月ぶりの安値に下落した。5月のユーロ圏貿易収支は153億ユーロの黒字と市場予想を下回り、前月分も下方修正。欧州株は買い優勢の動きとなったが、前日のFRBイエレン議長の議会証言を機に欧米金融政策の方向性の違いも意識されやすくなり、ユーロは下落基調で推移した。

 ポンドも対ドルで下落。ポンドドルは取引序盤に1.71ドル台半ばに上昇したが、その後、1.71ドル台前半に下落。取引中盤以降は同水準で上値の重い動きを続けた。6月の英失業保険申請件数は3.63万件の減少と市場予想を上回る減少。ただ同時に発表された5月の英週平均賃金は前年比0.3%増と市場予想を下回り5年ぶりの低水準。ポンドの高値警戒感の強まりもあってポンドは指標発表後、売りの動きが強まった。

 ドル円は101円台後半でじり高の動き。日経平均先物は緩やかながら上昇基調で推移。取引終盤には米債利回りも上昇し、ドル円をサポートした。

 NY市場は、この日発表された米経済指標の多くが市場予想に届かなかったがドルが底堅く推移した。6月の米PPIは前年比+1.9%と市場予想通りとなり、市場の反応は限定的。その後発表された5月の米対米証券投資では外国人による中長期債は194億ドルの買い越しと市場予想を下回る水準。6月の米鉱工業生産も前月比+0.2%と市場予想を下回った。一連の米経済指標の発表を受けてドル買いの動きは一服。ドル円は101円台後半で下落基調での推移し、ロンドン市場での上げ幅を失う格好に。ユーロドルは1.35ドル台前半で下げ止まった。しかし、取引中盤にFRBイエレン議長が米下院金融委員会での証言・質疑応答で出口戦略の詳細については年内公表を計画していることを表明。利上げ時期については、公式や機械的な答えはないとしながらも、米景気は今後数年、引き続き緩やかなペースで拡大していくと想定しているとも発言。同議長発言後、ドルは下値が堅くなり、ドル円は101円台後半で持ち直し。一方、ユーロドルは1.35ドル台前半で上値が重くなった。

 FRBは地区連銀経済報告(ベージュブック)を公表。米経済は緩慢ないし緩やかなペースで成長したと指摘。12地区全てが個人消費の増加と製造業活動の拡大を報告し、4地区では自動車販売について「堅調もしくは非常に力強い」と指摘した。ただ、市場の反応は限定的だった。

 カナダドルはカナダ中銀の政策金利発表後に上昇。ドルカナダは1.07台後半から一時1.07台前半に下落。取引後半には1.07台半ばに反発したが上値は抑えられた。5月のカナダ製造業売上高は前月比1.6%増と市場予想を上回る伸び。カナダ中銀は市場予想通り政策金利を1.00%で据え置き。同中銀は声明で最近のインフレ加速は一時的で持続しないと予想。基調的なインフレ圧力は引き続き抑制されているとの認識を示した。政策金利の変更時期や方向については中立であるとし、金利据え置き姿勢を提示。はカナダ経済は2016年半ばまでフル生産状態に到達しないと指摘するなど、カナダ経済の過剰供給状態を強調したが、前回声明にあった、「インフレ見通しに対する下方リスクは引き続き重大」とする文言は削除された。

 米経済は拡大基調を続けるとの見方はFRBイエレン議長の発言で強まった様子。米長期債利回りは依然として伸び悩んだままだが、ドルの下値は徐々に固まってきた印象がある。欧米株が堅調に推移していることもあって、本日東京市場でのドル円は101円台後半で底堅い動きを続けると予想される。一方、ユーロは欧米金融政策格差が意識されつつあり、引き続き上値の重い展開を予想。アジア通貨は欧米株の上昇を受けて対ドルで買い戻し優勢の展開となりそうだ。

2014年7月16日水曜日

ロンドン・NY市場の新興国通貨(2014年7月15日)

 新興国通貨はILSを除き対ドルで下落。欧米株の下落が新興国通貨を下押しした。

 PHPは対ドルで0.3%の下落。5月のフィリピン海外労働者送金は前年比5.4%増と市場予想を小幅下回った。

 PENは対ドルでほぼ変わらず。6月のペルー失業率は5.7%と市場予想に反し前月から改善。一方、5月の同国経済活動指数は前年比+1.8%と市場予想に反し前月から鈍化し、2009年10月以来の低い伸びとなった。

 ILSは対ドルで0.2%の上昇。6月のイスラエルCPIは前年比+0.5%と市場予想通りの伸び。イスラエル政府はエジプト政府が示したイスラム原理主義組織ハマスとの停戦案の受諾を決定。ただハマス側が停戦案の受け入れに難色を示したことから、イスラエルのネタニヤフ首相はパレスチナ自治区ガザを再攻撃する方針を示した。

 PLNは対ドルで0.4%の下落。6月のポーランドCPIは前年比+0.3%と市場予想を小幅上回る伸び。ポーランド中銀のグレボッカ政策委員は夏場にかけての超低インフレは同中銀の見通し通りであり利下げにつながらないと発言。ただ一部委員はデフレ期待を阻止するため一度だけ利下げをすべきと考えているようだとの認識も示した。

東京・大手町での再開発事業で温泉の採掘に成功したそうです。原油だったら円買いだったかもしれません。

ロンドン・NY市場の主要国通貨(2014年7月15日)

 7月15日のロンドン市場はユーロの上値が重い動き。ユーロドルは取引前半に1.36ドル台前半から1.36ドル割れ。後半には1.36ドル台前半に反発したが上値は抑えられた。7月のドイツZEW景況感指数は27.1と市場予想を下回り7カ月連続の低下。ユーロ圏景気の先行き期待を後退させ、ユーロを下押しした。

 一方、ポンドは上昇。ポンドドルは1.70ドル台後半から1.71ドル台後半に大きく上昇した。6がつんお栄CPIは前年比+1.9%と市場予想を上回り、5カ月ぶりの高い伸び。BOEによる利上げ期待が強まり、ポンドは買いが先行した。BOEのカーニー総裁はBOEの政策金利に関する中期見通しは変わっていないと発言。同中銀が目指すのは物価目標の達成であり、市場を満足させることではないと指摘した。

 ドル円は概ね101円台半ばをやや上回る水準で方向感に欠ける動き。取引前半に101円台半ばに落ちる場面もあったが一時的。ドル円は米経済指標発表やFRBイエレン議長の議会証言を控え様子見姿勢が続いた。

 NY市場は米経済指標やFRBイエレン議長の議会証言を受けてドルが上昇した。7月のNY連銀製造業景況指数は25.60と市場予想を上回り、2010年4月以来の高水準に上昇。一方、同時に発表された6月の米小売売上高は前月比0.2%増と市場予想を下回った。ただ同指標の前月分は上方修正。GDP算出に使用される自動車と建材を除く小売売上高は前月比0.6%増と市場予想を上回る伸び。米景気の堅調地合いは続いているとの見方を強めた。米経済指標の発表を受けドル円は101円台後半で底堅い動き。ユーロドルは1.36ドル台前半から1.36ドルちょうど近辺に小幅下落した。

 FRBイエレン議長は上院銀行委員会での証言で、高レベルの金融政策緩和が引き続き適切だと言明。経済は改善が続いているが、回復はまだ完全ではないと続けた。また同議長は政策金利について、債券購入が終了した後も「相当な期間」低水準で据え置かれる公算が大きいと指摘。債券購入プログラムについては10月のFOMCを最後に終了する可能性があると説明した。証言後の質疑応答で同議長は、経済に関しては強弱まちまちなシグナルが出ているとし、利上げの前に、経済の足場が固まっていることを確実にするよう注意を払う必要があると述べた。

 イエレン議長の証言原稿が公表されると、ドル円は101円台後半から101円台半ば近辺に下落したが、売り一巡後に101円台後半に反発。ユーロドルは1.36ドルちょうど近辺から1.35ドル台後半に下落した。

 FRBイエレン議長の議会証言は、概ねハト派寄りの姿勢を示したが、労働市場の改善次第では早期の利上げの可能性も示しておりバランスの取れた内容と思われる。ただ米経済指標の改善が現行ペースであれば早期の利上げはないと言明したこともあって米債利回りは大きく動かず。米景気の先行き期待は続くものの、ドル買いが強まる様子はうかがえない。本日東京市場でのドル円は101円台後半で方向感に欠ける動きが予想される。一方、ユーロはユーロ圏主要国で注目を集める経済指標の発表予定もないことから様子見姿勢が強まる見込み。アジア通貨は欧米株の下落を受けて対ドルで軟調な推移となりそうだ。

2014年7月15日火曜日

ロンドン・NY市場の新興国通貨(2014年7月14日)

 新興国通貨はRUBなど一部通貨が対ドルで下落したが、総じてみれば底堅い動きとなった。米債利回りは小幅上昇したが、欧米株の上昇を受けて新興国通貨を買い戻す動きが強まった。

 INRは対ドルで0.2%の下落。6月のインドCPIは前年比+7.31%と市場予想を下回り、2012年の統計開始以来最も低い伸び。インドのインフレ懸念を後退させた。

 BRLは対ドルで0.4%の上昇。ブラジル中銀の週次サーベイでは今年末の鉱工業生産見通しが下方修正。一方、USD/BRL見通しは2.40から2.39に小幅上方修正された。

 COPは対ドルで0.2%の下落。6月のコロンビア自動車販売は前年比0.7%増と前月から大きく鈍化。同国景気の先行き期待を後退させた。

 HUFは対ドルで0.5%の上昇。ハンガリー中銀のバログ副総裁は一部メディアとのインタビューで同中銀は1~2度の追加利下げを実施する余地があると発言。同国CPIは今後数カ月は前年割れの状態が続くとの認識を示したが、その後は緩やかに上昇するとの見方を示した。

 PLNは対ドルで小幅上昇。5月のポーランド経常収支は2.8億ユーロの黒字と黒字額が市場予想を下振れ。輸出が市場予想を下回る一方、輸入が市場予想を上回ったことから貿易黒字が市場予想を大きく下回った。

 CZKも対ドルで小幅上昇。5月のチェコ経常収支は89.6億CZKの黒字と市場予想に反し、黒字を回復。チェコの対外収支の改善基調が示された。

本日の東京地方の天気は晴れ時々曇りとのこと。最高気温は32度が見込まれています。そろそろ梅雨も終わりかもしれませんね。

ロンドン・NY市場の主要国通貨(2014年7月14日)

 7月14日のロンドン市場はドル、ユーロともに小動き。ドル円は101円台半ば近辺、ユーロドルは1.36ドル台前半でともに方向感に欠ける動きとなった。ドイツ株、日経平均先物はともにプラス圏で底堅く推移。しかし米債利回りは上値が抑えられる動きを続けるなど市場は様子見姿勢の強い展開となった。ユーロ圏では取引前半に5月の鉱工業生産が発表されたが、結果は前年比+0.5%と市場予想通り。市場の反応は限定的だった。

 NY市場では円が小幅下落。ドル円は101円台半ば近辺から101円台後半に上昇した。この比は米国で主だった経済指標の発表がなく、やや材料難。欧米株の上昇を受けて米債利回りが上昇基調で推移。円売りの動きを後押しした。NY連銀は賃金の伸び見通しに関する月次調査で6月は前年比2.5%増と5月の同2.0%増から加速することを公表した。一部メディアは日本政府が17日に発表する7月の月例経済報告で国内景気の基調判断を6カ月ぶりに上方修正する方針と報道。ただ市場の反応は限定的だった。

 ユーロドルは1.36ドル台前半でロンドン市場に引き続き方向感に欠ける動き。ECBドラギ総裁は欧州議会での証言で、ECBが高水準の金融緩和を維持し、必要なら追加策を実施する準備があると言明。一部で伝わっていた同総裁の早期退任の噂は事実無根として否定した。

 米債利回りはNY市場前半に小幅上昇したものの、中盤以降は動意に欠ける動き。本日夜のFRBイエレン議長の議会証言内容を見極めたいとの思惑も強まっている。本日東京市場ではドル、ユーロともに様子見姿勢が強まりそうだ。アジア通貨は欧米株の上昇を受けて対ドルで買い優勢の動きが見込まれる。

2014年7月14日月曜日

2.20を割り込む展開は期待しにくいUSD/BRL

 ブラジルの卸売段階、生産者段階でのインフレ圧力は後退している。卸売物価の代表的な指標であるブラジルIPA-Mは6月に前年比+6.02%と2カ月連続の鈍化。同国PPI(製造業)は6月分が同+6.59%と3カ月連続の鈍化となった。

 昨年のBRL相場は5月まで対ドルで2.20を下回る水準で推移していたが、6月には2.20を上抜け。その後は足元まで2.20~2.40のレンジ内での推移を続けている。仮にBRL相場が現在と同水準での推移を続ければ、BRL安による物価押し上げ効果は剥落する。BRL相場の動向次第とはいえ、BRL相場の連動性が高い卸売段階、生産者段階でのインフレ圧力は、今年7~9月にかけては、さらに低下すると考えていいだろう。

 一方で、消費者段階でのインフレは加速したままである。6月のブラジルIPCAは前年比+6.52%と市場予想を上回り、5カ月連続の加速となった。食品と燃料を除いたコアベースでは同+6.75%と2011年11月以来の高い伸びを記録。今月22日に発表される7月上旬のIPCAは同+6.55%と加速傾向が続く見通しとなっている。

 ブラジル中銀は昨年4月から1年かけて政策金利を7.25%から11.00%に引き上げ。ここまで利上げを続けたのであれば、消費者段階でもインフレ圧力が低下していいはずだが、ブラジル消費者のインフレ期待がそれだけ高いということだろう。ただ、5月のブラジル製造業実質賃金は前年比0.5%増まで鈍化。6月のブラジル消費者信頼感は106.3と、四半期調査から月次調査に変更された2010年3月以降最も低い水準に低下。インフレ期待が高くても、賃金とマインドの両面で悪化しているため、今後は消費者段階でもブラジルのインフレ圧力は低下するとみていいのかもしれない。

 しかし、この場合のインフレ鈍化は、あくまで消費の低迷が主因となる。5月のブラジル広義小売売上高が前月に続き前年比横ばいが見込まれているが、6月以降は消費の悪化が目立つ可能性が高い。

 ブラジル景気は企業セクターが景気の足を引っ張ってきたが、6月以降は消費も弱いことになると、同国景気は減速から後退に移り変わることになる。10月に大統領選を控えるルセフ大統領としては、さらなる支持率低下を食い止めるべく、景気への配慮をさらに強め、財政拡大による景気刺激策を導入する展開も予想される。

 こうなるとBRL相場の先行きは期待しにくくなる。ブラジル産業界からはBRL安を望む声が強いほか、財政拡大がブラジルの格下げリスクの高まりを通じBRLを下押しすることになる。弊社ソブリン格付けモデルでのブラジルの格付け水準は「BBB-/Baa3/BBB-」で据え置かれたが、投機適格級からの脱落の一歩手前までモデルでの点数は悪化している。USD/BRLが2.20を割り込み、さらなるBRL高を目指す、という展開は期待しにくく、USD/BRLは2.20~2.40のレンジ内での推移を続けるとみたほうが合理的と思われる。

ロンドン・NY市場の新興国通貨(2014年7月11日)

 新興国通貨は対ドルでマチマチ。米債利回りは上値の重い動きとなったものの、市場のリスク選好姿勢が強まることもなく、新興国通貨に対する慎重な姿勢が強かった。

 MXNは対ドルで変わらず。5月のメキシコ鉱工業生産は前年比+1.6%とほぼ市場予想通り。メキシコ景気の伸び悩みが改めて示された。メキシコ中銀は市場予想通り政策金利を3.00%で据え置き。同中銀は声明で同国輸出が第2四半期の経済成長を押し上げていると指摘。一方、内需は明確な回復の兆しがまだ現れていないとし、同国経済に内在する緩み(スラック)は依然として同中銀の見通しを上回る規模にあると指摘した。またインフレに対するリスクはバランスが取れているとも指摘し、追加利下げの可能性を暗に否定した。

 COPは対ドルで小幅下落。6月のコロンビア消費者信頼感は26.6と市場予想通り4カ月連続の改善。同国景気の拡大期待をサポートした。コロンビア中銀のカノ政策委員は同国政策金利は中立水準をから離れていない可能性があると発言。追加利上げに消極的な姿勢を示した。5月のコロンビア輸出は前年比2.9%増と今年初めて前年比プラスとなった。

 PENは対ドルで0.3%の下落。ペルー中銀は市場予想に反し政策金利を25bp引き下げ3.75%にすると発表。同中銀はインフレは年内に目標レンジに収まり、2015年は2%に鈍化すると指摘。経済指標は同国景気が潜在成長率を下回り続けることはないとしながらも、当初の予想に比べ弱いことを示しているとし今回の利下げの正当性を示した。ただ現時点では今回の利下げが利下げ局面の開始を意味するわけではないことも説明した。

 HUFは対ドルで小幅下落。6月のハンガリーCPIは前年比-0.3%と市場予想を上回り、過去最大の落ち込みを記録。ハンガリー中銀による追加利下げ観測を強めた。
 TRYは対ドルで0.3%の上昇。5月のトルコ経常収支は34.3億ドルの赤字と赤字額が市場予想を下回る好結果。トルコの対外収支の改善基調が改めて確認された。

 RUBは対ドルで0.7%の下落。5月のロシア貿易収支は183億ドルの黒字とほぼ市場予想通りの結果。11日、ウクライナ東部ルガンスク州のロシア国境付近で親ロシア派武装勢力に対する制圧作戦中の同国軍の部隊にロケット弾が撃ち込まれ計23人が死亡。ウクライナのポロシェンコ大統領は報復を示唆した。13日にはロシア南部でウクライナと国境を接するロストフ州に砲弾が着弾し1名が死亡した。

米カンザス州で世界一高いウォータースライダーがオープンしたそうです。高さ51.4メートルで最高時速は80キロとのこと。3人乗りのゴムボートに乗っていくそうなので、水着が破ける心配はなさそうです。

ロンドン・NY市場の主要国通貨(2014年7月11日)

 7月11日のロンドン市場はユーロの上値が重い動きとなった。前日海外市場で話題となったポルトガル大手銀のバンコ ・エスピリト・サント株は取引再開後に一時10%を超える上昇となり、ユーロドルは取引前半に1.36ドルちょうど近辺から1.36ドル台前半に上昇。ただ、その後、同銀行株は再びマイナス圏に落ち込み、ユーロ買いの動きは続かず。この日はユーロ圏主要国で主だった経済指標の発表もなく材料難だったが、週末を控えユーロに対する慎重な姿勢も強く、ユーロドルは取引中盤からじり安の動き。引けにかけては1.36ドルちょうど近辺まで下落した。
 ドル円は101円台前半で膠着感の強い動き。取引前半に米債利回りが小幅上昇したが、中盤には東京市場引け水準に低下。日米ともに取引材料に乏しいこともあって、ドル円は動意に欠ける展開となった。

 ポンドドルは取引前半にかけて1.71ドル台前半から1.71ドル半ばに上昇する場面もあったが、総じてみれば方向感に欠ける動きで、引けにかけては1.71ドル台前半での推移。5月の英建設支出は前月比1.1%減と市場予想に反しマイナス。ポンドの上値を抑えた。

 NY市場は、ドル、ユーロが小動き。ドル円はロンドン市場に引き続き101円台前半で膠着感の強い動き。ユーロドルは1.36ドルちょうど近辺での推移を続けた。この日は米国で主だった経済指標の発表がなく、ドル、ユーロともに様子見姿勢が強かった。

 カナダドルは下落。ドルカナダは1.06台前半から1.07台前半に上昇した。6月のカナダ失業率は7.1%と市場予想に反し前月から悪化。雇用者数は9400人の減少とこちらも市場予想に反し前月から減少。カナダ雇用環境の悪化が嫌気されカナダドルは売りが先行した。

 欧米株は持ち直したものの米債利回りは低位安定。ロシアとウクライナの軍事衝突が激化する恐れもあり市場のリスク選好姿勢は強まりにくい。本日東京市場でのドル円は上値の重い展開となりそうだ。一方、ユーロは方向感に欠ける動きの予想。アジア通貨は対ドルで慎重な姿勢が強まると思われる。