2014年7月25日金曜日

ロンドン・NY市場の新興国通貨(2014年7月24日)

 新興国通貨は対ドルで下落。米債利回りが上昇したほか、IMFは世界成長見通しを下方修正。新興国通貨の重石となった。

 BRLは対ドルで変わらず。ブラジル中銀は金融政策委員会議事録(7月15、16日開催分)を公表。インフレは今後数四半期に急速に伸びることはないとの見通しが示されたが、近い時期の利下げを考慮していないことが判明。一部で示されていた利下げ観測を後退させた。

 MXNは対ドルで0.2%の下落。5月のメキシコ経済活動指数は前年比+1.41%と市場予想を下振れ。7月前半の同国CPI(隔週)は前年比+4.00%と6月後半から加速し、メキシコ中銀のインフレ目標レンジの上限に達した。

 COPは対ドルで変わらず。5月のコロンビア鉱工業生産は前年比+2.0%と市場予想を下回る弱い伸び。一方、同月同国の小売売上高は同8.1%増と市場予想を上回った。

 CZKは対ドルで小幅下落。7月のチェコ企業景況感は10.1と前月から低下。同月同国の消費者信頼感は-2.3と依然としてマイナス圏だが2カ月連続で改善した。

 TRYも対ドルで小幅下落。6月のトルコ外国人観光客は前年比6.4%増と前月から加速。ただ前年同月の伸びが弱かったことによる押し上げ効果(ベース効果)によるところも大きく、トルコ景気の先行き期待を強めることはなった。

 RUBは対ドルで0.4%の下落。一部メディアはEUが資本取引、防衛、軍民両用物資などを対象としたロシアへの追加制裁措置の素案を作成していると報道。ロシア・ガスプロム主導によるパイプラインやLNG市場の主要プロジェクトに遅延が発生するとの思惑が強まった。

米イリノイ州南部の町で世界最大のケチャップボトルと言われているケチャップ瓶型の給水塔が売りに出されているそうです。まだ買い手はいないとのこと。FRBが買わないですかね?

ロンドン・NY市場の主要国通貨(2014年7月24日)

 7月24日のロンドン市場はユーロが上昇。ユーロドルは取引前半に1.34ドル台半ばから1.34ドル台後半に上昇。その後は同水準で底堅い動きとなった。この日発表された7月のドイツ製造業PMIが52.9と市場予想に反し前月から上昇。ユーロの買い戻しを促した。

 ドル円は101円台半ば近辺から101円台後半に小幅上昇。ドイツ株、日経平均先物はともに小幅プラス圏での推移。米債利回りは緩やかなに上昇し、ドル円をサポートした。

 ポンドは下落。ポンドドルは1.70ドル台半ば近辺から1.70ドル台前半に小幅下落した。6月の英小売売上高は前年比3.6%増、コア指数は同4.0%増とともに市場予想を下振れ。両者とも前月分も下方修正され、ポンドを下押しした。

 NY市場はドル買い優勢の動き。ドル円は101円台後半で上昇基調で推移。一方、ユーロドルは1.34ドル台後半で上値が抑えられた。この日発表された米新規失業保険申請件数は28.4万件と市場予想を大きく下回り、2006年1月以来の低水準。来週末発表予定の7月の米雇用統計への期待感が強まり、指標発表後ドル買いの動きが強まった。ただ、取引中盤に発表された6月の米新築住宅販売件数は40.6万戸と市場予想を大きく下回り、前月分も下方修正される弱い結果。ウクライナでは連立与党が崩壊し、ヤツェニュク首相が辞意を表明。上昇基調で推移してきた米債利回りも伸び悩み、ドル買いの動きは一服した。

 米新規失業保険申請件数は米雇用環境の改善継続を示したが、米新築住宅販売を機に米住宅市場の先行き懸念も強まった。FRBイエレン議長も議会証言で米住宅市況の回復の鈍さに言及しているだけに、米利上げ期待は強まりにくい状況。米国株が伸び悩んだこともあって、本日東京市場でのドル円は伸び悩みの展開が予想される。一方、ユーロもウクライナ政局混迷やロシアへの追加制裁によるユーロ圏景気への負の影響も嫌気され上値の重い動きが続く見込み。アジア通貨は米債利回りの上昇を背景に対ドルで軟調な推移となりそうだ。

2014年7月24日木曜日

ロンドン・NY市場の新興国通貨(2014年7月23日)

 新興国通貨は対ドルで買い優勢。米債利回りの低下が新興国通貨を下支えした。

 BRLは対ドルで0.3%の下落。ブラジル世論調査統計研究所(IBOPE)の世論調査では、ルセフ大統領の支持率は38%。野党・社会民主党(PSDB)のネベス氏の支持率は22%、ブラジル社会党のカンポス氏は8%とルセフ大統領優位の結果。政権交代期待が後退した。

 COPは対ドルで小幅下落。6月のコロンビア鉱工業信頼感は0.7と2カ月連続で低下し、今年の最低を更新。一方、同時発表された同月同国の小売業信頼感は23.3と前月から小幅上昇した。

 TRYは対ドルで0.8%の上昇。USD/TRYは2.08台後半と6月11日以来のTRY高水準に達した。トルコのババカン副首相はTRYのボラティリティの低下は同国景気にとって好ましいと発言。今年の成長率見通し4%を変更する必要はないとし、厳しい改革は2015年6月まで先送りする意向を示した。

 ZARは同0.6%の上昇。6月の南アフリカCPIは前年比+6.6%と市場予想に反し前月と変わらず。ただコアCPIは同+5.6%と前月から小幅加速。追加利上げ期待を強めた。

 PLNは対ドルで小幅上昇。6月のポーランド鉱工業生産販売は前年比1.7%増と市場予想を下回り、前年割れとなった2013年5月以降、最も低い伸び。同時に発表された同月同国の小売売上高も同1.2%増と2013年5月以来の低い伸び。ポーランド景気の先行き不透明感を強める内容となった。

6日間、ヒゲを剃らずにいたら、長いもので10ミリを超えるものが出てきました。一日当たり1.7ミリの成長ですね。よく頑張ったと思います。記念に何本か抜いたので、隣の上司にお見せしたいと思います。

ロンドン・NY市場の主要国通貨(2014年7月23日)

 7月23日のロンドン市場はユーロが下値を固める動き。ユーロドルは取引序盤に1.34ドル台半ば近辺に小幅下落したが、その後は1.34ドル台後半に反発。中盤以降は同水準でのもみ合いとなった。スペイン中銀は今年の成長率見通しを従来の1.2%から1.3%に、来年を従来の1.7%から2.0%にそれぞれ上方修正。欧州債利回りは総じて低下したものの、ユーロ圏景気の回復基調継続がユーロをサポートした。

 ドル円は101円台前半で方向感に欠ける動き。ドイツ株、日経平均先物はともに小幅ながらプラス圏で推移。ただ米債利回りは低下基調となったこともあり、ドル円は上値が抑えられた。

 ポンドは下落。ポンドドルは1.70ドル台後半から1.70ドル台前半に下落した。BOEはMPC議事録(7月9、10日開催分)を公表。9人の政策委員全員が政策金利と資産買入枠の据え置きを支持したことが判明。早期利上げの可能性が検討されたことも明らかとなったが、一部委員は利上げが景気回復を不安定化する可能性があると主張。失業率の低下がより顕著になりつつあるなかで、賃金の伸びは弱いとの認識で一致したことも判明し、早期利上げ期待を後退させた。

 NY市場はドル買い優勢の展開。ドル円は101円台前半から101円台半ばに小幅上昇。一方、ユーロドルは1.34ドル台後半から1.34ドル台半ば近辺に一時下落したが、終盤には1.34ドル台後半に小幅反発。ユーロの上値は重かった。この日は米国で主だった経済指標の発表がなく材料難。IMFは今年の米成長率を従来の2.0%から1.7%に下方修正したが、主因は第1四半期の落ち込みによるもので、第2四半期以降は経済活動が活発化するとの見通しを維持。寄り付きに下落した米国株や米債利回りが下げ渋りの動きとなったこともドルをサポートした。

 ポンドは下げ止まり。ポンドドルは1.70ドル台前半での推移となった。BOEカーニー総裁は経済の正常化は利上げを妥当にするが、いかなる政策金利引き上げも経済データ次第であり、事前のお決まりコースは同中銀にはないと言明。労働市場の余剰能力は予想以上のペースで吸収されつつあるものの、賃金 動向は同市場への供給が当初の想定よりも大きいことを示唆しているとし、実質賃金の上昇ペースにどう影響するかが鍵になるとの考えを示した。

 カナダドルは軟調な動き。ドルカナダは1.07台前半から取引中盤には1.07台半ば近辺に上昇。後半には1.07台前半に下落したが上値は抑えられた。5月のカナダ小売売上高は前月比0.7%増と市場予想を小幅上回り、前月分も上方修正。ただコア指数は同0.1%増と市場予想を下振れ。カナダ景気の回復ペースの弱さが嫌気された。

 米債利回りは低位安定。欧米株も伸び悩むなど市場のリスク選好姿勢は強まらないまま。本日東京市場でのドル円は引き続き様子見姿勢が続くと思われる。一方、ユーロはユーロ圏景気の回復ペースの弱さを背景に上値の重い展開が予想され、アジア通貨は米債利回りの低下を受けて対ドルで買い戻し優勢の展開が見込まれる。