2014年9月26日金曜日

ロンドン・NY市場の新興国通貨(2014年9月25日)

 新興国通貨は対ドルで下落。NY市場に入り欧米株が下落するなど市場のリスク回避姿勢が強まる展開。新興国通貨は売り優勢となった。

 TWDは対ドルで0.3%の下落。台湾中銀は市場予想通り政策金利を1.875%で据え置き。同中銀は声明で第4四半期の成長率は小幅ながら減速が見込まれると指摘。同国GDPギャップは依然として負であるが、経済成長は安定しており、物価の上昇ペースは緩やかであり、この状況が2015年も続くとの見通しを示した。同中銀の彭淮南総裁は、TWDは資本流出の影響で下落するだろうが、他新興国通貨に比べれば値動きは安定していると発言。今年の金融政策は昨年に比べれば引締め方向で推移するとの見解を示した。

 BRLは対ドルで1.8%の下落。UDS/BRLは2.42台に上昇した。10月の大統領選で現職のルセフ大統領の支持率が回復傾向にあることが引き続き材料視されている様子。8月のブラジル失業率は5.0%と市場予想に反し前月から悪化し、今年3月以来の5%台。9月の同国FGV建設コストは前月比+0.16%と市場予想を下回った。

 ZARは対ドルで0.7%の下落。8月の南アフリカPPIは前年比+7.2%と市場予想を下回り、今年1月以来の低い伸び。南アフリカのラマフォサ副大統領は講演原稿を公表。過去5年間の同国成長率は低すぎるとしながらも、財政支出に余力はなく、いずれ経済政策は成長加速と財政規律の順守の両立ができなくなると指摘。低貯蓄により必要な投資がファイナンスできない状態にあり、財政と経常収支の双子の赤字が同国の脆弱性を強めるとの見方も示した。

 TRYは対ドルで1.1%の下落。トルコ中銀は市場予想通りレポレートなど主要3金利を全て据え置き。同中銀は声明で食品価格の上昇がインフレ改善を遅くしていると指摘。ただ国際商品市況の下落がインフレ上昇リスクを抑制しているとし、インフレ見通しが改善すれば利下げを控えることはないとも説明した。

 CZKは対ドルで0.3%の下落。チェコ中銀は市場予想通り政策金利を0.05%とし、CZKの対ユーロ上限を27とする現行の金融政策の維持を決定。同中銀は2016年より前にCZKの対ユーロ上限設定を終了させることはないとコメントした。同中銀のシンガー総裁はECBの緩和策はチェコ輸出需要を引き上げるのを支援するとの見方を示した。

 RUBは対ドルで0.8%の下落。フィッチ担当者は新たな対ロシア制裁が発動されず、ウクライナの緊張が緩和すれば、ロシアは来年にはプラス成長に復帰すると発言。ただ、逆に追加制裁が発動されれば、ロシア景気の低迷は長引く可能性があるとも指摘し、ロシア債の格付けはウクライナ危機の状況次第との認識を示した。ロシアのプーチン大統領率いる統一ロシア党の議員は、ロシア国内の外国政府資産の差し押さえを可能にする法案を提出。提出された法案は外国の裁判所による「不法な」判断の犠牲になったロシア国民に対し、連邦予算を使って補償を行うもの。政府はこれに基づいて、外交官特権の範囲に属する資産を含め、ロシア国内の外国政府資産を接収することが可能になる。

村田製作所は新型ロボット「村田製作所チアリーディング部」を開発したと発表しました。身長36センチメートルの女子型ロボット10体が、ボール上でバランスを保ちながら、倒れることなくダンスパフォーマンスをするそうです。同社には早くムラタマサシ君を製造することを期待します。

ロンドン・NY市場の主要国通貨(2014年9月25日)

 9月25日のロンドン市場はユーロの上値が抑えられる展開となった。ECBは同ドラギ総裁がリトアニア現地メディアとのインタビュー内容を公表。同総裁はECBが中期インフレ目標に対するリスクに断固として対処する構えだと述べ、低水準のインフレが過度に長期化するリスクに対処する必要性が一段と高まる場合、ECBは責務の範囲内で非伝統的な措置を追加で実施し、非伝統的な介入の規模または内容を変更する準備ができていると発言したことが明らかとなった。これを受けてユーロドルは取引前半に1.27ドル台前半から1.27ドル割れと約2年ぶりの低水準に下落。その後、再び1.27ドル台前半に反発したが、ロンドン市場引けにかけては1.27ドルちょうど近辺まで下押しされた。

 一方、ドル円は109円台前半でもみ合い。欧州株、日経平均先物はともに小幅プラス圏で小動き。米債利回りも動意に欠ける動きとなり、ドル円は様子見姿勢の強い展開となった。

 NY市場はドルが下落した。この日発表された米新規失業保険申請件数は29.3万件と前週から増加したが、市場予想を下回る水準。同時に発表された8月の米耐久財受注は前月比18.2%減と大きく落ち込んだが、ほぼ市場予想通りの落ち込み。ただ同月同国の米コア資本財受注は同0.6%増と市場予想を上回り、前月分も上方修正。米コア資本財出荷は同0.1%増と市場予想を下回ったが前月分が上方修正されており、実質はほぼ市場予想通りの伸びだった。ドル円は一連の指標発表後も反応薄。109円台前半でのもみ合いを続けた。一方、ユーロドルは1.27ドル台前半に小幅上昇した。

 しかし米国株が下落基調で推移し、米債利回りも低下基調となると、ドルは売りが先行。取引中盤にはドル円が108円台後半に下落する一方、ユーロドルは1.27ドル台半ば近辺に上昇した。取引後半に入り、米国株、米債利回りがともに下げ止まると、ドル売りの動きも一服。ドル円は108円台後半での推移。ユーロドルはいったん1.27ドル台前半に小幅下落したが、取引終盤には1.27ドル台半ば近辺での推移となった。

 アトランタ連銀のロックハート総裁は講演で利上げ 開始に向けた環境は2015年半ば、もしくはその少し後までに整うと引き続き見込んでいると発言。経済成長率については今年後半と来年については3%前後とし、インフレ率は徐々に安定して金融当局の目標である2%に向かうと予想した。ただ、インフレが目標を下回る期間が長期化することを懸念しているとし、企業には価格決定力がないと指摘した。またゼロ金利に関するガイダンスについては、テーパリングが終了する10月に変更される可能性が高いとし、FOMCでの金利予測は過剰に解釈する可能性があるとの認識を示した。足元のドル高については、ドル高が続く可能性があり、さらに上昇する可能性もあると明言。ドル高は輸出競争力を低下させるとの懸念も示した。

 一部メディアはイタリア財務省が今年のGDP見通しを従来の0.8%増から0.2~0.3%減に下方修正する見込みと報道。これに伴い、財政赤字の見通しも引き上げられ、2015年はGDP比で1.8%から2.8%に引き上げられると報じられている。またイタリアはEUに対して2015年の財政均衡を公約しているが、これを2016年へ延期してもらうよう交渉しているとも報じられた。

 ポンドは方向感に欠ける動き。ポンドドルは取引前半に1.62ドル台後半から1.63ドル台前半に上昇したが、その後は同水準での推移となった。BOEカーニー総裁はウェールズでの講演で、経済が正常化するための条件の多くが満たされた今、金利も正常化を開始する時点が近づいているとし、将来についての不透明感は常にあるが、金利は上昇し始めると考えてよいと発言。利上げ時期は経済指標に左右されるとしながらも、来年早期の利上げに前向きの姿勢を示した。

 イラクのアバディ首相はイスラム国の戦闘員がパリや米地下鉄を攻撃する計画を有している模様と発言。市場のリスク選好姿勢を抑制させ、ドル高ムードは後退した。ただ来年の米利上げ観測は継続。ドル高基調に大きな変化はないと思われる。本日東京市場でのドル円は引き続き底堅い動きが予想される。一方、ユーロはECB追加緩和観測に加え、イタリアのマイナス成長観測も嫌気され、上値の重い動きが続きそうだ。アジア通貨は市場のリスク選好姿勢の後退を受けて対ドルで軟調な推移が見込まれる。

2014年9月25日木曜日

ロンドン・NY市場の新興国通貨(2014年9月24日)

 新興国通貨はBRLなど一部通貨が対ドルで大きく反発。一方、東欧通貨はユーロと連れ安となる格好で対ドルで下落した。

 BRLは対ドルで1.2%の上昇。現地調査会社Ibopeが実施した10月のブラジル大統領選挙に関する世論調査では、第1回投票でのルセフ大統領の支持率は36%、野党・社会党のシルバ氏は30%と両者ともに前回調査より低下。一方で、中道派のネベス氏は19%と前回調査より上昇した。決選投票になった場合の支持率はルセフ大統領が40%と前回調査より低下する一方、シルバ氏は43%と前回調査と変わらなかった。9月のブラジルFGV消費者信頼感は103.0と前月とほぼ変わらず。8月の同国経常収支は54.89億ドルの赤字と赤字額が市場予想を小幅上回る結果。一方、同月同国の対内直接投資は68.4億ドルと市場予想を大きく上回り、昨年11月以来の高水準となった。

 MXNは対ドルで0.3%の上昇。9月前半のメキシコCPIは前年比+4.21%と市場予想を小幅上回る伸び。メキシコのインフレ圧力の後退は確認されなかった。

 CLPは対ドルで0.2%の上昇。8月のチリPPIは前年比+2.6%と前月から大きく鈍化。ただ前年同月の落ち込みが弱かった面も強く、チリのインフレ圧力が大きく後退したとは言い難い結果となった。

 HUFは対ドルで0.2%の下落。9月のハンガリー景況感指数は-2.3と前月からマイナス幅が縮小。ただプラス圏には浮上できずハンガリー景気の回復ペースの鈍化を示唆した。

 CZKは対ドルで0.4%の下落。9月のチェコ消費者信頼感は-5.8と前月から低下し、7カ月ぶりの低水準。一方、同月同国の企業景況感は12.0と2011年6月以来の高水準に上昇した。

 TRYは対ドルで小幅上昇。9月のトルコ実態経済信頼感は107.6と4カ月ぶりの高水準。一方、同月同国の設備稼働率は74.4%と前月から小幅低下した。

 RUBは対ドルで1.1%の上昇。9月22日までの週のロシアCPIは日次平均+0.022%と前週から小幅加速。ただ加速ペースは緩やかとなっており、ロシアのインフレ圧力の強まりがやや和らいだ可能性が出てきた。この日実施されたロシア10年債入札は平均落札利回りが9.37%と比較的好結果。ロシア債は買い優勢となりRUBをサポートした。

今度は台風17号が日本に近づいているそうです。来週前半には本州の南まで北上するとのこと。とりあえず明日は晴れるようなので、来週のことは土日に考えることにします。

ロンドン・NY市場の主要国通貨(2014年9月24日)

 9月24日のロンドン市場はユーロが軟調な推移となった。ユーロドルは1.28ドル台後半から1.28ドル台前半に下落。9月のドイツIFO企業景況感は104.7と市場予想を下回り、5カ月連続の低下。期待指数は99.3と2012年12月以来の100割れ。ドイツ景気の減速懸念を受けてユーロは売り優勢の展開となった。

 一方、ドル円は108円台後半での推移。ただNY市場入り直前にドル円は小幅上昇した。欧州株や米債利回りは小動きが続き、ドル円は総じてみれば様子見姿勢の強い展開。ただドル高期待は根強く、ドル円は底堅い動きとなった。

 NY市場はドルが上昇した。NY市場に入るとユーロドルは下落ペースが加速し、1.28ドル台前半から1.27ドル台後半に下落。8月の米新築住宅販売件数は50.4万件と市場予想を大幅に上回り、2008年5月以来となる50万件台に拡大。指標発表直後は目立った反応は示さなかったが、取引中盤に入るとドル買いの動きが強まり、ドル円は109円ちょうど近辺に上昇。その後も109円手前での推移を続け、引けにかけては再び109円ちょうど近辺に浮上した。一方、ユーロドルは1.27ドル台後半でのもみ合いとなった。

 シカゴ連銀のエバンス総裁は講演で今直面する最大のリスクは、時期尚早に金融条件を引き締め方向に持っていくことだと述べ、早期利上げを求める声に対し非常に不安を覚えると発言。さらに政策金利を事実上ゼロで据え置くことを余儀なくされた経済に対するリスクは非常に高いと述べ、当局は利上げする前に、後戻りや、辛い時代が繰り返されることがないよう強い確信を持つべきとする見解を示した。

 一方、クリーブランド連銀のメスター総裁はFOMC声明で記載されている「相当な期間」について、適切な政策変更を決定づける経済状況の変化よりも、むしろ暦の期間に世間の注目が集まるきらいがあるとして、文言を削除する時がきているとの考えを示した。

 米長期債利回りは下げ止まる一方で、米国株は反発。為替市場でのドル高期待は根強く、ドル円は109円ちょうど近辺に値を戻した。シリアなど中東の地政学的リスクには引き続き注意が必要だろうが、本日東京市場でもドル円は底堅い動きが期待される。一方、ユーロはECB追加緩和観測が上値を抑える見込み。アジア通貨は欧米株の反発を受けて対ドルで底堅い動きが期待される。

2014年9月24日水曜日

ロンドン・NY市場の新興国通貨(2014年9月23日)

 新興国通貨は中南米通貨が対ドルで軟調に推移する一方で、東欧通貨は底堅い動き。新興国通貨全体では方向感に欠ける動きとなった。

 TWDは対ドルで小幅下落。8月の台湾商業売上高は前年比2.21%増、同月同国の鉱工業生産は同+7.03%とともに市場予想を小幅下回った。

 BRLは対ドルで0.5%の下落。USD/BRLは2.41台まで上昇した。現地調査会社MDAの最新の世論調査によると、10月のブラジル大統領選挙が決選投票にもつれ込んだ場合の支持率は、現職のルセフ候補が42%、野党・ブラジル社会党のシルバ候補は41%の結果。2週間前の前回同社調査では、シルバ候補が3%pt近くリードしており現職ルセフ候補が追い上げていることが示された。

 MXNは対ドルで0.2%の下落。7月のメキシコ小売売上高は前年比2.0%増と市場予想を小幅上回る伸び。ただ伸びの水準は依然として低いものだった。

 COPは対ドルで小幅下落。8月のコロンビア鉱工業信頼感は8.6と前月より低下。一方、同月同国の小売業信頼感は25.6と前月から上昇した。

 PLNは対ドルで0.2%の上昇。8月のポーランド小売売上高は前年比1.7%増と市場予想を上回ったものの前月より鈍化。同月動向の失業率は11.7%と前月から小幅低下したが、同国景気の先行き懸念は強まった。

 HUFは対ドルで0.5%の上昇。ハンガリー中銀は市場予想通り政策金利を2.10%で据え置き。同中銀は今年のインフレ見通しを0.1%とし、非常に低いインフレは同国金融政策を緩和的な状態にし続けるとの認識を示した。ただ今年の同国成長率見通しは従来の2.9%から3.3%に上方修正。ハンガリー景気の回復基調が強まるとの見方も示された。

JR東海のリニア中央新幹線の山梨リニア実験線が報道公開され、状況の一部が報じられています。走行中はほとんどトンネルの中ということで景色は楽しめないとのこと。サービスが開始されたら、スマホいじる方が多いのでしょうね。私は昼寝すると思います。

ロンドン・NY市場の主要国通貨(2014年9月23日)

 9月23日のロンドン市場はドルが下落。ドル円はロンドン市場前半に108円台後半から108円台前半に下落した。イスラエル軍は同国領空を侵犯したシリアのジェット戦闘機を撃墜したと発表。欧州株は下落基調で推移し、米長期債利回りも低下。ドル買いポジションを調整する動きが優勢となった。ただ取引中盤に入り、米長期債利回りの低下が一服すると、ドル円も下げ止まり。後半には108円台半ば近辺に小幅反発した。

 ユーロドルは1.28ドル台半ば近辺から1.29ドルちょうど近辺まで上昇基調で推移。この日発表された9月のフランス製造業PMIは48.8と市場予想を上回り、4カ月ぶりの高水準に上昇。その後発表された同月のドイツ製造業PMIは50.3と市場予想を下回ったが、同月のユーロ圏製造業PMIは50.5と市場予想や前月を小幅下回る水準を維持。ドルが軟調な動きとなったこともあって、ユーロドルは上昇基調での推移を続けた。

 NY市場はドルが買い戻される展開となった。9月のリッチモンド連銀製造業指数は14と市場予想を上回り、2011年3月以来の高水準に上昇。セントルイス連銀のブラード総裁は前回のFOMC声明文でゼロ金利を維持する期間として「相当の期間」とする文言維持を支持したが、第1四半期終盤での利上げ開始という見通しに変化はないと発言。同総裁の発言が伝わると、ドルを買い戻す動きが強まり、ドル円は109円ちょうど近辺まで上昇。一方、ユーロドルは1.28ドル台半ば近辺に下落した。取引後半にミネアポリス連銀のコチャラコタ総裁は講演で米インフレは今後4年は2%未満で推移すると述べたことが伝わると、ドル買い戻しの動きは一服。ドル円は108円台後半、ユーロドルは1.28ドル台半ば近辺での推移となった。

 カナダドルは下落。ドルカナダは1.10ちょうど近辺から1.10台後半に上昇した。7月のカナダ小売売上高は前月比0.1%減と市場予想に反し今年初めての前月比マイナス。コア指数は同0.6%減と市場予想に反し大きく落ち込み、カナダドル売りの動きを強めた。

 ロンドン市場では久しぶりにドル売り優勢の動きとなったが、NY市場に入ると結局ドルは買い戻される展開。米債利回りは低下し、米国株は続落となったが、為替市場でのドル買いムードは続いている。シリアやイスラエルなど中東の地政学的リスクの高まりが懸念されるものの、本日東京市場でもドル円は底堅い動きが期待される。一方、ユーロはECB追加緩和観測が上値を抑える見込み。アジア通貨は欧米株の下落を受けて対ドルで軟調な動きとなりそうだ。

2014年9月23日火曜日

ロンドン・NY市場の新興国通貨(2014年9月22日)

 新興国通貨は中南米通貨を中心に対ドルで下落。商品市況の下落が嫌気された。

 BRLは対ドルで1.0%の下落。ブラジル中銀の週次サーベイでは年末のUSD/BRL見通しが前週の2.30から2.34へとBRL安方向に修正。一方、GDP見通しは0.30%と17週連続で下方修正。中国景気の先行き懸念もあってBRLは軟調な推移となった。

 MXNは対ドルで0.4%の下落。8月のメキシコ失業率は4.87%と市場予想を下回り、4%台を維持。ただMXNは米国株と連れ安となる形で緩やかながら下落基調で推移した。

 COPは対ドルで1.2%の下落。USD/COPは一時2000ちょうど近辺まで上昇した。コロンビア中銀はドル買い介入プログラムの延長を決めるとの見方がCOPを下押しした。

 ILSは対ドルで0.3%の下落。8月のイスラエル失業率は6.4%と前月から悪化。同月同国の先行S指数は前月比横ばいとなったが、前月分は小幅ながら下方修正された。イスラエル中銀は市場予想通り政策金利を0.25%で据え置き。同中銀は声明で0.25%の政策金利は2015年中維持されるとの見通しを示した。また同中銀は今年の成長率見通しを従来の2.9%から2.3%に下方修正した。

いったんは日本から離れた台風16号が24日水曜日から25日木曜日にかけて、西日本から東日本に近づくおそれがあるそうです。今日はいい天気みたいですから、とりあえず今日の天気を楽しむことにしたいと思います。

ロンドン・NY市場の主要国通貨(2014年9月22日)

 9月22日のロンドン市場はドルが小幅買われる展開。ドル円は108円台後半から109円ちょうど近辺に上昇。一方、ユーロドルは1.28ドル台後半から1.28ドル台前半に下落した。先週末終値水準から下げて始まった米債利回りはロンドン市場に入ると下げ止まり。下落して始まった欧州株も買い戻され、ロンドン市場に入るとドルは買い優勢の動きとなった。

 NY市場はドルが伸び悩む動きとなった。8月のシカゴ連銀全米活動指数は-0.21と市場予想に反し、今年1月以来のマイナス。その後発表された8月の米中古住宅販売件数は505万戸と市場予想を下回り、5カ月ぶりに前月から減少。米債利回りが小幅低下し、米国株は下落基調で推移。ドル円は109円ちょうど近辺から108円台後半と、この日のロンドン市場序盤の水準に下落した。

 NY連銀のダドリー総裁は一部メディアが開催した会合で、事実上のゼロ金利政策は、適切になり次第解除すること望ましいが、経済の力強さの一段の確証を得るまで利上げ見送るべきと発言。ドル相場は政策目標ではないが、金融政策の適切さに影響及ぼす可能性があるとの認識を示した。またFOMC参加者による政策金利予測(ドットチャート)は過度に重視するべきではないと指摘した。

 フィラデルフィア連銀はプロッサー総裁が来年3月1日で退任すると発表。同総裁はタカ派色の強い総裁として知られており、前回FOMCでもフォワードガイダンスの「相当な期間」を外すことを主張し、反対票を投じていた。ただ、来年の同連銀にFOMCでの投票権はない。

 一方、ユーロドルは1.28ドル台前半で上値の重い動き。ECBのドラギ総裁は欧州議会での証言で、ECBには責務の範囲内で追加的非伝統的手段講じインフレが長期間低水準にとどまれば非伝統的介入の規模・構成を変更する用意があると発言。ECB理事会は中期インフレ見通しへのリスクへの対処を堅く決意していると述べ、長期にわたり金融拡張政策を継続するだろうとの認識を示した。また為替レートにつ
いては、為替レートは政策目標ではないが、物価安定に極めて重要であると発言した。9月のユーロ圏消費者信頼感は-11.4と市場予想を上回る落ち込みとなり、今年2月以来の低水準を記録。ユーロの重石となった。

 G20ではドル高容認姿勢が確認されたものの、米債利回りが小幅ながら低下したこともあってドル買いの動きはやや後退。本日は日本の金融市場が休場ということもあって東京時間でのドル円は方向感に欠ける動きが予想される。一方、ユーロはECB追加緩和観測が引き続き重石となる見込み。アジア通貨は対ドルで下げ渋りの動きが予想される。なお本日は9月の中国HSBC製造業PMI(速報)が発表される。市場予想は50.0と前月より小幅低下する見込みとなっている。

2014年9月22日月曜日

ロンドン・NY市場の新興国通貨(2014年9月19日)

 新興国通貨は対ドルで軟調な動き。米債利回りは低下基調で推移したものの、米利上げ観測は継続。週末を控え新興国通貨を回避する動きが優勢となった。

 BRLは対ドルで小幅下落。USD/BRLは一時2.38台半ば近辺まで上昇した。9月のブラジルIGP-M(改定値)は前月比+0.31%と市場予想を小幅下振れ。一方、同月同国のIPCA15は前年比+6.62%と市場予想を上回り、昨年6月以来の高い伸びを記録。現地民間世論調査機関データフォルハは10月のブラジル大統領選挙での決選投票での得票率は野党・社会党シルバ氏が46%、ルセフ現大統領が44%となるとの見通しを発表。今月10日に発表された前回調査ではシルバ氏が47%、ルセフ現大統領が43%で、ルセフ氏が追い上げている様子が示された。

 MXNは対ドルで0.2%の上昇。メキシコ中銀は会合議事録(9月5日開催分)を公表。同会合では政策金利の据え置きが決められたが、議事録によると決定は全会一致だった。またメンバーの過半はメキシコ内需が力強さを取り戻しているとの認識を表明。第2四半期に入り景気とインフレのバランスが改善したとの認識も示された。メンバーの過半はインフレ見通しは安定しているとの見方を取り、第3四半期も同国景気の回復は続くとの見通しを有していることも明らかとなった。

 ILSは対ドルで0.4%の下落。7月のイスラエル製造業生産は前月比0.8%減と2カ月連続のマイナスとなった。

ユーモアがあり、かつ意義深い科学的研究に贈られるイグ・ノーベル賞の2014年授賞式で、摩擦係数を測定することでバナナの皮の滑りやすさを学術的に実証した北里大の馬渕清資教授ら4人の研究チームが物理学賞に選ばれたそうです。為替市場関係者の授賞もいずれあるのでしょうか。夢に終わりはありません。

ロンドン・NY市場の主要国通貨(2014年9月19日)

 9月19日のロンドン市場はユーロ、ポンドが対ドルで下落する一方、円は買い戻される展開となった。ドル円は109円台前半から108円台後半に下落。フランスがイスラム国を標的としたイラク空爆を開始したことで米債利回りは下落基調で推移。日経平均先物は東京市場終値水準でもみ合いとなりドル円の上値を重くした。

 ユーロドルは1.29ドルちょうど近辺から1.28ドル台半ば近辺に下落。7月のユーロ圏経常収支(季調値)は187億ユーロの黒字と大幅上方修正された前月分とほぼ変わらず。ECBによる追加緩和観測は根強く、ユーロは軟調な推移となった。

 ポンドは下落。ポンドドルは1.64ドル台半ば近辺から1.63ドル台前半とスコットランドでの住民投票終了直前の水準を下回った。英国のキャメロン首相はスコットランドへの権限移譲に関する法案を来年1月までに公表する方針を発表。一方、スコットランド行政府のサモンド首相は辞意を表明した。ムーディーズは英国債格付けを「Aa1」に据え置き、見通しを「安定的」とすると発表。同社は、スコットランドの独立が否決され、既存の制度と財政の枠組みが維持されると指摘。今後の政治プロセスは、スコットランドへのさらなる権限移譲や財政移転の変化につながる公算が大きいが、英国の機関の質や財政の強さに大きな影響は与えないと予想しているとした。

 NY市場はドルが底堅く推移した。この日は米国で主だった経済指標の発表がなく、やや材料難の状況。ダラス連銀のフィッシャー総裁は米TVメディアでのインタビューで個人的には春の利上げ開始を見込むと発言したが、米債利回りは下落基調で推移。ただ米国株は堅調な動きとなりドル円は取引中盤には109円ちょうど近辺に上昇。後半は同水準でのもみ合いとなった。週明けのドル円は109円台前半で開始した。

 ユーロドルは取引序盤に1.28ドル台後半に上昇したが、その後はじり安の動きが続き、取引中盤には1.28ドル台前半に下落。後半は同水準で上値の重い動きとなった。スペイン北東部のカタルーニャ州議会は、スペインからの独立を問う住民投票の関連法案を賛成多数で可決。同州のマス州首相は11月9日の投票実施法令に署名したこともユーロの下押し材料となった。

 ポンドドルは1.63ドル台前半から1.63ドル割れに小幅下落。スコットランドの独立は回避されたものの、英議会ではスコットランドへの自治権拡大の具体的な方法について与野党の対立が表面化。BOEによる利上げ先送り懸念もあってポンドは軟調な動きが続いた。

 カナダドルは方向感に欠ける動きとなった。7月のカナダ卸売売上高は前月比0.3%減と市場予想に反し今年初めてのマイナス。一方、同時に発表された8月の同国CPIは前年比+2.1%と市場予想通り前月から変わらず。しかしコアCPIは同+2.1%と市場予想を上回った。これを受けてドルカナダは1.09台後半から1.08台後半まで急落。しかし、その後はカナダドルを売り戻す動きが継続。ドルカナダはNY市場取引中盤には1.09台後半とCPI発表前の水準を回復。後半にはカナダドル買いがやや優勢となったが、ドルカナダは1.09台半ば近辺で引けた。

 20日投開票のニュージーランド総選挙では、キー首相が率いる与党・国民党が120議席中61議席を獲得。最大野党の労働党の32議席を大きく上回った。

 オーストラリアで開かれたG20では、世界経済の成長はばらつきがあり、雇用創出に必要なペースを下回っているとの認識で一致。成長と雇用を促すため財政政策を機動的に実行することで合意した。G20は会合後の声明で、(米国や英国を示唆する)いくつかの主要国の力強い経済状況を歓迎するとしたが、世界経済の成長にはばらつきがあると指摘。地政学的緊張を含め、下方リスクが残っているとの認識を踏まえ、短期的な経済状況を勘案し、機動的に財政戦略を実施すると明記した。為替市場については足元のドル高について特段の議論がなかった模様で、G20声明においてもG20における為替相場のコミットメントの順守を続けるとし、金融政策によって為替水準を誘導しないとの取り決めを守ることを再確認する内容にとどまった。なお日銀の黒田総裁はG20の会場であるケアンズに到着した際、足元の円相場について何か問題があるとは思っていないと発言。足元の円安を容認する姿勢を示した。

 スコットランドの住民投票で独立否決が決まると、依然と同じようにドルが堅調な動き。債券市場では米利上げ前倒し観測はさほど高まっていない様子だが、為替市場ではドル買いムードが強い。G20でもドル高の動きに対して特段の言及もなかったこともあり、本日東京市場でもドル円は底堅い動きが予想される。一方、ユーロはECB追加緩和観測を背景に軟調な動きが続く見込み。アジア通貨は米債利回りの低下を受けて対ドルで買い戻しの動きが期待される。