2015年1月31日土曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年1月30日)

 1月30日のロンドン市場は円買い優勢の展開。ドル円は117円台後半でじり安の動きとなった。上げて始まった欧州株はマイナス圏に落ち込み、日経平均先物も下落。米債利回りは緩やかながら下落基調で推移し、ドル円は上値の重い動きとなった。

 ユーロは取引後半に上昇。ユーロドルは取引前半こそ1.13ドル台前半で上値が抑えられていたが、後半には1.13ドル台後半に反発した。1月のユーロ圏CPIは前年比-0.6%と市場予想を上回る落ち込み。ただ同時に発表された12月のユーロ圏失業率は11.4%と市場予想に反し前月から低下。2012年8月以来の低水準となり、ユーロ買いの動きを後押しした。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2015年1月30日)

 新興国通貨はPLNなど一部を除き対ドルで下落した。

 BRLは対ドルで2.9%の大幅下落となった。12月のブラジル製造業PPIは前年比+4.42%と前月から小幅鈍化。ただ同月同国の基礎的財政収支は129億レアルの赤字と、市場予想に反し赤字を記録。ブラジルの財政悪化傾向が鮮明となった。ブラジルのレビ財務相は同国政府がBRL相場を人為的に強い状態に保つ意図はないと発言。BRLは同発言が伝わると下落した。

2015年1月30日金曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年1月29日)

 1月29日のロンドン市場はユーロが底堅く推移。ユーロドルは1.12ドル台後半から1.13ドル台前半に上昇した。12月のスペイン小売売上高は前年比6.5%増と市場予想を大きく上回り、11年ぶりの高い伸び。1月のドイツ失業者数は9千人減と市場予想ほどの減少とならなかったが、同月同国の失業率は6.5%と過去最低水準。ユーロを買い戻す動きをサポートした。

 ドル円は117円台後半で方向感に欠ける動き。欧州株は取引前半に下げ幅を広げたが、後半には買い戻しの動き。日経平均先物は堅調な推移となったが、米債利回りは動意薄。ドル円は様子見姿勢が強かった。

 ポンドも方向感に欠ける動き。ポンドドルは1.51ドル台前半での推移となった。1月の英全国住宅価格は前年比+6.8%と市場予想を小幅上回ったが、5カ月連続の鈍化。指標発表後、ポンドは軟調な推移となったが、取引後半には小幅反発した。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2015年1月29日)

 新興国通貨はPLNなど東欧通貨が対ドルで反発したものの、他は下落。原油先物価格は一時44ドル割れとなるなど軟調な動き。新興国通貨の重石となった。

2015年1月29日木曜日

2月18日のFOMC議事要旨公表までドル円は上値の重い動き

 連邦公開市場委員会(FOMC)は28日、事実上のゼロ金利政策の維持を決定。声明文発表後に、米国株は下落する一方、米国債は上昇。米株式市場が米利上げ開始を懸念する一方、米国債市場は利上げ開始の先送り期待を強めたと解釈していいだろう。

 FOMC声明文を見る限り、FOMCは利上げ開始の準備を進めたとみるのが妥当のように思える。景気・雇用判断は上方修正。声明では、経済活動の拡大ペースは「緩やか(moderate)」から「堅調(solid)」に、雇用増は「堅調(solid)」から「強い(strong)」へ、それぞれ変更された。


■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年1月28日)

 1月28日のロンドン市場は円買い優勢の展開。ドル円は取引序盤こそ118円ちょうど近辺から118円台前半に上昇したが、その後は下落基調が続き、取引後半は117円台後半での推移となった。ギリシャのチプラス首相は初閣議で緊縮財政の破棄と成長重視の経済政策を進めることを強調。ギリシャ金融市場では株、債券ともに売りが先行。取引量のもっとも多い3年債利回りは2012年の債務再編以降では最高水準となる17%ちょうど近辺まで上昇した。ドイツ株や日経平均先物も軟調な推移となり、米債利回りも下落基調での推移。リスク回避姿勢の強まりを背景にドル円は円買いの動きが続いた。

 一方、ユーロドルは取引前半に1.13ドル台後半から1.13ドル台前半に下落したが後半は1.13ドル台後半に持ち直し。取引前半はギリシャ新政権の反EU姿勢が嫌気され、ユーロは下落したが、後半は米債利回りの低下でドルも下落。ユーロドルは反発した。

 ポンドは上昇。ポンドドルは1.51ドル台後半から1.52ドル台前半に上昇した。BOEのハルデーン理事は現地メディアとのインタビューで利上げは急がないと発言。また利上げの際には非常に緩やかなペースとなり、数年にわたり年0.5%のペースとなる可能性もあると述べた。

 NY市場はFOMC結果発表までドル円が117円台後半でのもみ合いを続けた。この日は米国で注目を集める経済指標の発表もなく、やや材料難。米週間石油在庫統計では原油在庫が前週比890万バレル増と大幅増。原油先物価格が軟調な推移となったが、ドル円の反応は限定的だった。

 ユーロドルは取引前半に1.13ドル台後半から1.13ドル台前半に下落。スペイン中銀のリンデ総裁はECBの刺激策の規模は野心的であり、ECBは約1000億ユーロのスペイン債を買い入れるだろうとの見方を示した。取引中盤に入るとユーロドルは上昇基調に転じ、後半には1.13ドル台後半に上昇。しかしS&Pはギリシャ債格付け見通しを「安定的」から「クレジットウォッチ・ネガティブ」に引き下げ。ユーロドルはFOMC結果発表前には1.13ドル台前半での推移となった。

 米FRBはFOMC声明を発表。声明では米利上げ開始まで「忍耐強く(be patient)」なるとの表現を維持。ただ、事実上のゼロ金利を「相当な期間」維持するとの一節は削除された。米景気は「経済活動はしっかりした(solid)ぺースで拡大している」とし、前回の「緩やかな(moderate)ペースで拡大」から上方修正。一方で、インフレ率は原油安などから「短期的にさらに下落しそうだ」との見通しが追加された。ただ今後のインフレについては、雇用回復や原油安の一時的要因などが消えるにつれて2%へ上昇していくとの説明も追加された。また今後の展開を評価するにあたり、米国の雇用、物価、インフレ期待だけでなく、金融市場と国外の展開を考慮するとの文言も追加された。なお今回のFOMC声明では反対票を投じ
たメンバーはなく、全会一致での決定となった。

 FOMC声明発表後に米債利回りは低下。ドル円は117円台半ば近辺に下落した後に、117円台後半に反発したが、引けにかけては再び117円台半ば近辺での推移となった。一方、ユーロドルは声明発表後に1.13ドル台後半に反発したが、終盤は1.12ドル台後半に下落した。

 NZドルはニュージーランド中銀の政策金利据え置きを受けて下落。NZドル/ドルは0.74台前半から0.73台後半に下落した。ニュージーランド中銀は市場予想通り政策金利を3.50%で据え置き。同中銀は声明で政策金利は当面据え置かれるだろうとの見解を表明。NZドルは依然として正当化できない持続不能な高水準にあると指摘。将来の金利の動きはデータ次第で上昇か低下のいずれかの動きをするだろうとの見方も示した。また今年のインフレは1%を下回り、2%台への回復は緩やかなペースになるとした。

 FOMC声明文では予想通り「相当な期間」の文言が削除。米景気に対する評価も上方修正され、今年半ばと言われる利上げ開始に対し、より前向きな姿勢が示された。米債利回りは低下したものの、本日東京市場でのドル円は底堅い動きが予想される。一方、ユーロはギリシャ新政権の反緊縮姿勢を背景に上値の重い動きが続く見込み。アジア通貨は米利上げ開始観測の強まりから対ドルで軟調な推移が見込まれる。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2015年1月28日)

 新興国通貨はZARなど一部を除き対ドルで反落。米債利回りは低下したものの、原油先物価格は軟調な推移。米利上げ開始観測の強まりもあり、新興国通貨はEMEA通貨を中心に売り優勢となった。

 MYRは対ドルで0.6%の下落。マレーシア中銀は市場予想通り政策金利を3.25%で据え置き。同中銀は声明で同国景気は内需がけん引役であると指摘。金融政策は依然として緩和的であるとの見方を示したが、今年のインフレは当初の見通しを下回るとの認識も示した。

 HUFは対ドルで1.1%の下落。12月のハンガリー失業率は7.1%と市場予想に反し前月から低下した。

 RUBは対ドルで0.7%の下落。12月の実質賃金は前年比4.7%減と市場予想を大きく上回る落ち込みとなり、前月分も前年割れに下方修正。ただ、同時に発表された同月同国の小売売上高は同5.3%増(前月比23.6%増)と急増。インフレ進展を見越した買いだめの動きとの見方もある。1月26日の週までのロシアCPIは日次平均前月比0.080%と2週連続で加速した。

野生生物のドキュメンタリーなどで有名な英動物学者デービッド・アッテンボロー卿が最も好きな動物はナメクジで、理由は、セクシーだからだ、とのこと。ユーロポンドに見とれてしまうようなもんなんでしょうね。

2015年1月28日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年1月27日)

 1月27日のロンドン市場は取引中盤にかけてユーロが上昇。ユーロドルは1.12ドル台半ば近辺から取引中盤には1.13ドル台半ば近辺に上昇した。複数のメディアはスイス中銀がフラン売り・ユーロ買い介入を実施したと報道。スイス中銀の報道官はコメントを拒否したが、同中銀によるユーロ買い観測からユーロは上昇基調で推移した。しかし取引後半に入るとユーロは一転して下落基調で推移。ユーロドルは引けには1.12ドル台後半での推移となった。

 一方、ドル円は118円ちょうど近辺でのもみ合い。スイス中銀によるフラン売り・ドル買い観測でドル円は強含む場面もあったが、取引後半は上値が抑えられる動き。米債利回りや欧州株も動意に乏しく、ドル円は方向感に欠ける動きが続いた。

 ポンドも方向感に欠ける動き。第4四半期英GDPは前期比0.5%増と市場予想を小幅下回る伸び。ポンドドルは英GDPを受け1.51ドルちょうど近辺から1.50ドル台後半に下落したが、その後は同水準での推移が続いた。

 NY市場は取引前半にドルが下落。中盤以降はドルが買い戻されたが終盤には伸び悩んだ。ドル円は取引序盤に118円ちょうど近辺から117円台後半に下落する一方、ユーロドルは1.12ドル台後半から1.13ドルちょうど近辺に上昇。米債利回りが低下したことでドル売りの動きとなった。12月の米耐久財受注は前月比3.4%減と市場予想に反し大幅減少。コア資本財受注も同0.6%減と4カ月連続のマイナス。同指標の発表後にドル円は117円台前半に下落する一方、ユーロドルは1.13ドル台半ば近辺に上昇した。しかし、その後発表された12月の米新築住宅販売件数は48.1万戸と市場予想を大きく上回り、2008年6月以来の高水準を記録。同時に発表された1月の米消費者信頼感は102.9とやはり市場予想を大きく上回り、2007年8月以
来の高水準。両指標の好結果を受けてドルは買い戻しの動きとなり、取引終盤までにドル円は118円ちょうど近辺に上昇した。ただ取引終盤にはドル買いの動きは後退し、ドル円は117円台後半に反落した。

 ユーロドルは、米耐久財受注の発表後に1.13ドル台半ば近辺から1.14ドルちょうど近辺に上昇。スイス中銀によるユーロが買い観測が続いたほか、一部メディアがドイツ政府関係筋の話として今年のドイツ成長率は1.5%程度が見込まれると報じたことが材料視された。ただ取引後半に入るとユーロ買いの動きは後退し、ユーロドルは1.13ドル台半ば近辺に下落。終盤は1.13ドル台後半に反発した。

 米耐久財受注は予想外の弱い内容となったが、住宅市場は改善傾向を維持しており、消費者マインドも改善傾向。米景気の先行き懸念が大きく強まったとは思われない。ただ米FOMCを控え動きが取りにくいのも事実。本日東京市場でのドル円は様子見姿勢が強まると予想される。一方、ユーロはスイス中銀によるユーロ買い観測が続いているものの、上値は抑えられる展開を予想。アジア通貨は対ドルで買い戻し優勢の動きが期待される。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2015年1月27日)

 新興国通貨はTRYなど一部を除き対ドルで上昇。米債利回りの低下や原油先物価格の持ち直しで新興国通貨を買い戻す動きが優勢となった。

 BRLは対ドルで0.4%の上昇。ブラジルFIPE・CPI(週次)は前月比+1.27%と市場予想を上回る伸び。12月のローン残高は前月比2.0%増と2013年12月以来の高い伸びとなった。

 MXNは対ドルで0.3%の下落。12月のメキシコ貿易収支は2.54億ドルの黒字と黒字額が市場予想を大きく下振れ。輸出は前年比6.4%増となったが、原油輸出は同43.7%減と大きく減少。輸入が同11.2%増と急増したことも貿易黒字を縮小させた。同時に発表された11月の同国経済活動指数は前年比+2.04%と市場予想を下回り、2カ月連続の鈍化。メキシコ景気の先行き懸念を強めた。

 HUFは対ドルで1.1%の上昇。ハンガリー中銀は市場予想通り政策金利を2.10%で据え置き。同中銀は政策金利を現水準に維持することはインフレ目標を達成するためには必要と指摘。ただ同中銀の今後のシナリオが変更される可能性があるとも指摘し、追加利下げの可能性を示唆した。

 PLNは対ドルで0.6%の上昇。12月のポーランド小売売上高は前年比1.8%増と市場予想を下回る伸び。一方、失業率は11.5%と市場予想を小幅下回ったが、前月からは小幅上昇した。

 RUBは対ドルで2.6%の上昇。12月のロシアPPIは前年比+5.9%と市場予想に反し前月から鈍化。食品価格は前年比二桁上昇だが、エネルギー価格は前年割れとなった。

 TRYは対ドルで0.4%の下落。トルコ中銀は仮にインフレが1%pt以上低下すれば、2月24日に予定されていた金融政策決定会合を2月4日実施に変更する可能性があると発表。同中銀のバシュチュ総裁は原油安がインフレや対外収支の改善に貢献していると指摘。1月CPIが大きく鈍化する可能性にも言及し、同中銀が2月4日にも追加利下げに動く可能性を示唆した。

本日東京地方では最高気温が7度程度と昨日から10度近く低下する見込みです。寒さ対策はまだまだ必要です。

2015年1月27日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年1月26日)

 1月26日のロンドン市場は東京市場に引き続きユーロが買い戻し基調。ユーロドルは1.12ドルちょうど近辺から取引中盤には1.12ドル台半ば近辺に上昇。後半は1.12ドル台前半に小幅反落下が下値は堅かった。ギリシャ総選挙は急進左派連合(SYRIZA)政権樹立の結果となったが、選挙前の事前報道通り。1月のドイツIFO企業景況感は106.7と市場予想を上回り3カ月連続の上昇となったことでユーロ買い戻しの動きが続いた。

 ドル円は118円ちょうど近辺から118円台前半に上昇。ギリシャを除く欧州株、日経平均先物はともにプラス圏で推移。米債利回りも上昇基調で推移し、ドル円は底堅い動きとなった。

 NY市場は円売り、ユーロ買い、それぞれの動きが優勢となった。ドル円は118円台前半で底堅く推移。取引終盤には118円台半ば近辺まで上昇した。米債利回りはこの日の高値圏で推移。取引前半はマイナス圏で推移していた米国株も中盤以降はプラス圏に浮上。1月のダラス連銀製造業活動指数は-4.4と市場予想に反し2013年5月以来のマイナスとなったが、市場の反応は限定的だった。

 ユーロドルは取引前半に1.12ドル台前半から1.12ドル台後半に上昇。中盤以降は1.12ドル台後半で方向感に乏しい動きとなった。ギリシャでは緊縮財政に反対のSYRIZAと独立ギリシャ人党が連立政権樹立で合意。SYRIZAのツィプラス党首が同国首相に就任した。

 ギリシャ総選挙は事前報道通りの結果だったこともあり、ユーロ売りの反応は一時的。昨日東京市場からユーロは買い戻し基調が続いている。しかし、欧州債利回りの低下観測を背景に、本日東京市場でのユーロは上値の重い動きが予想される。一方、ドル円は米債利回りの反転を受けて底堅い動きを期待。アジア通貨は対ドルで方向感に欠ける動きとなりそうだ。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2015年1月26日)

S&Pがロシア債をジャンク級に格下げしたことでロシア・ルーブルは急落。昨年12月17日以来の安値に達しています。予想通りとはいえ、ジャンク級への転落で、インデックスなどでルーブル売りの動きも強まりそうです。

※チャートはロシア・ルーブル(RUB)の対ドルレート。上に行けばいくほどルーブル安を意味します。

 新興国通貨はRUBを除き対ドルで小動き。RUBはS&Pによる格下げで大きく下落した。

 BRLは対ドルで0.2%の下落。1月のブラジルFGV消費者信頼感は89.8と2005年9月の統計開始以来の最低を更新。ブラジル中銀の週次サーベイでは今年末のGDP成長率見通しが0.13%と4週連続の下方修正。ブラジル景気の先行き懸念が強まった。

 MXNは対ドルで0.5%の上昇。11月のメキシコ小売売上高は前年比1.2%増と市場予想を下回り、4カ月ぶりの低い伸び。メキシコ景気の減速感の強まりを示した。

 TRYは対ドルで小幅下落。1月のトルコ実質企業景況感は106.8と前月から低下。同月同国の設備稼働率は73.7%と2014年3月以来の低水準に落ち込んだ。

 ILSは対ドルで0.5%の上昇。イスラエル中銀は市場予想通り政策金利を0.25%で据え置き。金利据え置きの発表後、ILSは強含んだ。

 RUBは対ドルで7.4%の下落。USD/RUBは一時69.3台まで上昇した。S&Pはロシア格付けを従来の「BBB-」から「BB+」と投機的等級に引き下げ。格付け見通しは「ネガティブ」とした。同社は声明文で、ロシアの金融政策の柔軟性は一段と限定されてきており、経済成長の見通しも弱まったと指摘。経済への外的圧力の強まりや政府支援の増大で、外的および財政バッファーが弱まるリスクが高まったとの見方も示した。

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2015年1月26日月曜日

買いの動きが一服しそうな台湾ドル(TWD)

 TWDが買い戻し基調で推移している。USD/TWDは本日(1月26日)、31.2台と昨年12月中旬以来のTWD高水準に到達。1月5日には一時的とはいえ32を上抜ける場面もあったが、その後は上昇基調で推移している。

 台湾の消費は伸び悩みが続いている。12月の台湾失業率は3.84%と2006年10月以来の低水準を記録。しかし同月同国の商業売上高は前年比2.46%増と市場予想を上回ったものの依然として低い伸び。11月の同国消費者融資は前年比3.1%増と8カ月ぶりの低い伸びに鈍化するなど、労働需給がひっ迫している割に消費は弱いままだ。

 昨年後半に回復基調で推移してきた台湾の企業部門も、足元で慎重な見方が出ている。12月の台湾鉱工業生産は前年比7.33%増と前月の同6.72%増から加速。電子部品が5カ月連続の二桁増となるなど、電子機器が生産全体をけん引した。しかし、iPhone6向け部品出荷は11月にピークアウト。中国スマホメーカー向け出荷も一服感が強まっている。旧正月(2月18~24日)を控えているほか、スマホメーカー各社が2015年モデルをリリースするのは春先の見込みということもあって、台湾の鉱工業生産が1月、2月にかけて鈍化する可能性がある。

 台湾の有力輸出先である中国景気が伸び悩んだままであることも懸念される。1月の中国HSBC製造業PMIは49.8と市場予想や前月を上回ったが、2カ月連続で景気の分岐点とされる50を下回った。

 原油安による景気改善ストーリーはある程度、説得力があるものの、原油安効果が表れるには時間が必要なのも事実。生産が弱含む可能性も考えると、今年前半の台湾景気は慎重な見方を続けた方が無難に思える。

 USD/TWDは昨年9月1日の安値(29.856)から今年1月5日には32.040に上昇。その38.2%戻しは31.2近辺となり、本日の高値とほぼ一致する。台湾景気の回復力が弱い以上、TWD買いの動きは本日の高値圏を目途に一服すると思われる。

※チャートは台湾ドルの対ドルレート。下に行けば行くほど台湾ドル高を意味します。

2015年1月25日日曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年1月23日)

 1月23日のロンドン市場はユーロが下落。ユーロドルは1.13ドル台半ば近辺から1.12ドルちょうど近辺に下落した。1月のドイツ製造業PMIは51.0と市場予想に反し前月から低下。同月のユーロ圏製造業PMIは51.0と市場予想通り前月から小幅上昇し、サービス業PMIは市場予想を上回る好結果となったが、ユーロ売りの流れは変わらず。ECBクーレ専務理事はQEプログラムがインフレに対し十分な効果を発揮していないと判断された場合、QEを拡大あるいは延長する可能性があると発言。ユーロ売りの動きを強めた。

 ドル円は118円台前半で方向感に欠ける動きが続いたが、引けにかけて118円ちょうど近辺に下落。欧州株は続伸となったが、日経平均先物は動意薄。米債利回りも上値の重い動きとなり、ドル円は取引後半からじり安の動きとなった。

 ポンドは方向感に欠ける動き。ポンドドルは1.49ドル台後半での推移が続いた。12月の英小売売上高は前年比4.3%増と市場予想を上回る伸び。ただポンド買いの動きが強まることはなかった。

 NY市場は取引序盤にユーロ売りが加速。ユーロドルは1.11ドル台前半まで下落した。ただ、その後はユーロのショートカバーの動きが続き、ユーロドルは取引中盤には1.12ドル台後半まで反発。しかし後半は再びユーロ売り優勢の動きとなり、ユーロドルは1.12ドルちょうどまで下落した。

 ドル円は取引前半、118円ちょうど近辺から117円台後半に下落するなど上値の重い動き。12月のシカゴ連銀全米活動指数が-0.05と市場予想に反し4カ月ぶりのマイナスとなり、同月同国の中古住宅販売が504万戸と市場予想を下振れしたことが嫌気された。ただ、取引中盤に入るとドル円は117円台後半で下げ止まり。後半は同水準で動意に乏しく推移した。

 カナダドルは上値の重い動き。ドルカナダはNY市場取引序盤に1.24ちょうど近辺から1.24台半ばに上昇。12月のカナダCPIは前年比+1.5%と市場予想を上回る鈍化。ただ11月の同国小売売上高は前月比0.4%増と市場予想に反しプラスを記録。カナダドルは指標発表後買い戻しの動きが強まり、ドルカナダは1.23台後半まで下落。しかしカナダドル買いの動きが強まることはなく、取引中盤は1.24ちょうど近辺でのもみ合い。後半は1.24台前半でじり高の動きとなった。

 26日の週は米国でFOMCと昨年第4四半期GDPが発表される。FOMCでは利上げに向けた強い姿勢が改めて示される見込み。GDPは5%成長となった前期からは鈍化するものの、年率3%程度の成長が確保される見込みで米景気の堅調ぶりが改めて示されると予想される。

 日本では12月の通関統計、CPI、鉱工業生産と重要指標が数多く発表される。鉱工業生産の市場予想は前月比1.2%増となっているが、その前に発表される通関統計の結果次第の面もある。これまで発表された12月の家計関連指標は決して強くなく、通関統計や鉱工業生産も弱いようだと、日銀の追加緩和観測が強まるだろう。

 ユーロ圏では1月のCPIが発表される。市場予想では前年比-0.5%とマイナス幅が拡大する見込み。コアCPIは同+0.7%と前月から変わらずの予想だが、ユーロ圏のデフレ色が改めて示されることになる。ドイツでは1月のIFO企業景況感や12月の小売売上高が発表されるが、多少強くても、ユーロの下落トレンドが大きく変わることは期待しにくい。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2015年1月23日)

 新興国通貨はRUBを除き対ドルで下落。原油先物価格がじり安となったほか、米国株が下落したことで新興国通貨は売り優勢となった。

 BRLは対ドルで0.2%の下落。1月のブラジルIPCA-15は前年比+6.69%とほぼ市場予想通りで前月より小幅加速。12月の同国経常収支は103.2億ドルの赤字と赤字額が市場予想を上回り、過去最大を記録した2013年1月に次ぐ高水準。一方、同月同国の海外直接投資は66.5億ドルと市場予想を下振れた。

 CLPは同0.2%の下落。12月のチリPPIは前月比-1.7%と9カ月ぶりの落ち込み。チリ中銀の追加利下げ観測を強めた。

 PENは同0.4%の下落。ペルー中銀は四半期インフレ報告を公表。成長率見通しは2014~16年において10月時点から全て下方修正。今年のCPIは見通しは1.5~2.5%で据え置きだった。同中銀はこの日、3度のドル売り入札を実施したがPENは軟調な推移が続いた。

 COPは同0.8%の下落。12月のコロンビア鉱工業信頼感は-2.1と前月から小幅改善したが、2カ月連続のマイナスだった。

 PLNは対ドルで0.2%の下落。ポーランド中銀のベルカ総裁はECBによるQE実施はPLNをサポートすると発言。また金融政策決定会合メンバーのうち利下げを支持する見方は過半数に近づいているとしたが、同国の利下げ余地はほとんどないとの見解も示した。

 RUBは対ドルで0.7%の上昇。ロシアのシュワロフ第一副首相は、表面上のロシア経済指標は2008~09年よりも良いとしたうえで、実際のところは深刻さと困難さという点でロシアは一段と長く厳しい危機の瀬戸際に既に1年間置かれていたように思えると述べた。

第2次世界大戦でナチス軍の暗号を解読した、英国の数学者アラン・チューリング氏の手書きの原稿が、米ニューヨークで4月13日に競売に掛けられるそうです。予想落札価格は100万ドルとのこと。私の手書き原稿は今なら二千円くらいでお譲りします。