2015年2月7日土曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年2月6日)

米雇用統計は好結果。懸念されていた賃金の伸び鈍化も一時的なものとなり、米利上げ開始観測が強まりました。来週のドル円は120円越えがターゲットとなりそうです。

※チャートはドル円です。


 2月6日のロンドン市場はユーロが下落基調で推移。ユーロドルは1.14ドル台後半から1.14ドル台前半に下落した。ギリシャ債務減免要請の先行き不透明感は依然として強く、この日もギリシャ債は売りが先行。欧州株も軟調な推移となった。

 ドル円は117円台前半で膠着感強く推移。米債利回りも動意薄となるなど、米雇用統計の発表を前に様子見姿勢が強まった。

 ポンドは下値の堅い動き。ポンドドルは取引序盤に1.53ドル台前半で小幅下落したが、その後は同水準でもみ合い。取引終盤にかけて1.53ドル台前半で強含んだ。12月の英貿易収支は28.95億ポンドの赤字と市場予想を上回り、5カ月ぶりの大幅な赤字。ただ市場の反応は限定的だった。

 NY市場は米雇用統計を受けてドル買いが先行した。1月の米雇用統計では非農業部門雇用者数が25.7万人増と市場予想を上回る伸び。前月分も32.9万人増と大きく上方修正された。一方、失業率は5.7%と市場予想に反し前月から上昇した。平均時給は前年比2.2%増と市場予想を上回り、昨年8月以来の高い伸び。大きく鈍化した前月分も同1.9%増に上方修正された。

 米雇用統計で米雇用環境の拡大継続と、懸念されていた賃金の伸び鈍化も一時的だったことからFRBによる利上げ観測が強まり、米債利回りは急上昇。ドル円は指標発表直後に117円台前半から118円台前半に上昇。その後しばらくは同水準でもみ合ったが、ドル買いの動きは続き、取引中盤には119円ちょうど近辺に上昇。取引後半は119円台前半と1月12日以来の高値での推移となったが、引けにかけては米国株が下げ幅を広げたことで119円ちょうど近辺に反落した。一方、ユーロドルは米雇用統計発表前に1.14ドル台前半から1.14ドル台半ば近辺に反発していたが、米雇用統計を受けて1.13ドル台半ばまで急落。その後1.14ドルちょうど近辺まで反発したが、ドル買いの動きは止まらず、取引中盤には1.13ドル台前半まで下落。いったん1.13ドル台半ばに反発したが、取引後半は1.13ドル台前半で上値の重い動きとなった。

 フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁は一部メディアとのインタビューで1月の米雇用統計は非常に良好だったと指摘。ゼロ金利制約からの脱出について考えることが必要とも述べ、利上げ開始に前向きな姿勢を示した。

 S&Pはギリシャ債格付けを「B」から「B-」に引き下げ。「クレジット・ネガティブ」は維持された。同社は、流動性の不足でギリシャ新政府が支援融資プログラムで債権者と合意するまでの時間が短くなったと指摘し、債権者との協議が長引けば、資本統制のほか、最後の貸し手へのアクセス消失という最悪のシナリオにつながる恐れがあり、ユーロ圏から離脱する可能性も出てくるとした。また同社は3月13日までに一段の格下げの可能性に関する新たな発表を目指すとした。

 カナダドルは対ドルで下落した。1月のカナダ雇用統計では失業率が6.6%と市場予想を下回ったが前月分は上方修正。雇用者数は3.54万人増と市場予想を大きく上回ったが前月分はやはり下方修正され、正規雇用は1.18万人減と5カ月ぶりの減少となった。同時に発表された12月のカナダ住宅建設許可件数は前月比7.7%増と市場予想を上回るの伸びとなった。カナダ雇用統計が米雇用統計に比べやや弱い結果だったこともあり、指標発表後、カナダドルは対ドルで下落基調で推移。ドルカナダは指標発表直後に1.24台前半から1.24台後半に上昇した後、1.24台前半に下落する場面もあったが、その後はカナダ売り方向で推移。NY市場取引後半には1.25台前半まで上昇した。

 米雇用統計は非常に良好な結果となり、米利上げ開始観測が強まった。米債利回りは欧州債利回りの低下の影響を受けやすいものの、下値の堅い動きが続く見込みであり、来週のドル円も底堅い動きが期待される。

 一方、ユーロはギリシャ新政府やEUに関する報道で神経質な動きとなりそうだ。S&Pが指摘したようにギリシャ新政府は債務減免要求を続ければ続けられるほど追い込まれる立場。ただ債務減免を公約に政権奪取しただけに、早期の要求撤回も考えにくい。

 来週の新興国通貨は米債利回りの上昇を受けて対ドルで軟調な推移となりそうだ。原油先物価格は持ち直し機運が強まっているが、世界景気の弱さを考えると持続性に疑問も残る。原油先物価格が再び軟調となれば、新興国通貨売りの動きが強まる可能性も十分あるとみるべきだろう。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2015年2月6日)

米雇用統計が好結果となったことでドル買い先行の展開。これでは新興国通貨はたまりません。

 新興国通貨は対ドルで下落。EMEA通貨の下げが目立った。原油先物価格は底堅い
動きとなったが、新興国通貨は米雇用統計後のドル買いの動きに押された。

 BRLは対ドルで1.2%の下落。1月のブラジルIGP-DIは前年比+4.06%と市場予想を
下回ったが、前月から加速。同月同国IPCAは同+7.14%と市場予想通りだったが、2011
年9月以来の高い伸びとなった。ブラジルのモンテイロ開発商工相はBRLの下落は同国
輸出業者にとってメリットがあると発言。今後もBRL安傾向は続くとの見方を示した。

 MXNは対ドルで0.6%の下落。1月のメキシコ消費者信頼感は91.1と市場予想を下回り、
3カ月ぶりの低水準に低下した。

 COPは対ドルで0.2%の下落。1月のコロンビアCPIは前年比+3.82%と市場予想を上回り、
2011年11月以来の高い伸び。コアCPIも同+3.20%と前月より小幅鈍化したが、2009年9
月以来の高い伸びを維持。コロンビア中銀の金利据え置き観測を強めた。

 CLPは対ドルで0.5%の下落。1月のチリCPIは前年比+4.5%と前月から小幅鈍化したが、
市場予想を上回る伸び。コアCPIは同+5.5%と7カ月連続で加速した。

 HUFは対ドルで1.1%の下落。12月のハンガリー鉱工業生産は前年比+4.6%と市場予想
に反し前月から鈍化した。

 CZKは対ドルで1.3%の下落。12月のチェコ鉱工業生産は前年比+7.3%と市場予想を上回
る伸び。同月同国の貿易収支は30億コルナの赤字と赤字額が市場予想を下回ったが、前月
の黒字が下方修正された。

2015年2月6日金曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年2月5日)

 2月5日のロンドン市場はユーロが上昇基調で推移。ユーロドルは1.13ドル台半ば近辺から1.14ドル台半ば近辺に上昇した。12月のドイツ製造業受注は前年比3.4%増と市場予想を大きく上回り、5カ月ぶりの高い伸び。一部メディアはギリシャ政府当局者が、ECBはELAの上限を100億ユーロ引き上げることを認めたと発言したと報道。売りが先行したギリシャ債も取引中盤から買い戻されるなど、ギリシャに関する懸念も後退し、ユーロを買い戻す動きをサポートした。

 欧州委員会は冬季経済見通しで成長率見通しを今年が1.3%、来年が1.9%と従来からともに0.2%pt上方修正。一方、今年のCPI見通しは0.1%の下落と従来の0.8%の上昇から大きく下方修正した。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2015年2月5日)

 新興国通貨は対ドルで上昇。原油先物価格の上昇やユーロの上昇で新興国通貨は買い戻し優勢となった。

 BRLは対ドルで小幅下落。1月のブラジル自動車生産は前年比13.7%減、同月同国の自動車販売は同18.8%減といずれも二桁減。ブラジル景気の低迷は続いている。

 CLPは対ドルで0.4%の上昇。12月のチリ経済活動指数は前年比+2.9%と市場予想を上振れ。同月同国の名目賃金は同7.2%増と4カ月連続で加速した。

 CZKは対ドルで1.2%の上昇。チェコ中銀は市場予想通り政策金利を0.05%とするなど金融政策の現状維持を決定。同中銀はCZKの対ユーロ上限設定策は2016年末まで続けられるとの見通しを示し、デフレ圧力が長期化した場合、CZKの上限を変更する可能性があると指摘した。

 ZARは対ドルで1.8%の上昇。1月の南アフリカSACCI企業景況感は89.3と前月から上昇。ただ水準は低く、同国景気の回復の兆しは感じられなかった。

 RUBは対ドルで1.8%の上昇。1月のロシアCPIは前年比+15.0%と市場予想を上回り、2008年9月以来の高い伸び。ただ原油先物価格が上昇したほか、フランスのオランド大統領、ドイツのメルケル首相、ロシアのプーチン大統領の協議に対する期待感もRUBをサポートした。

昨日の東京地方の天気は、積雪とならず普通の雨となりました。私のゴム長靴は、あまり活躍できず、ちょっと残念でした。

2015年2月5日木曜日

ユーロの一段安にはつながらないギリシャ新政権の債務減免要請

 ECBは5日、ギリシャ政府が発行ないし全面的に保証する市場取引が可能な債券を対象とする特例措置を停止することを決定したとする声明を発表した。これにより、ECBのリファイナンシングオペ(オペ)の担保として差し入れているギリシャ国債は、11日をもって適格担保要件を失うこととなり、ギリシャの市中銀行はギリシャ債を担保にECBから資金供給を受けることができなくなる。

 今回のECBの決定は、緊縮財政策の見直しや債務減免要請といったギリシャ新政権の主張が現実的ではないことを同政権に思い知らせるための行動であると考えていいだろう。ECBが今回の措置を発表する数時間前、ギリシャのバルファキス財務相は、債務減免の再交渉への支持を取り付けるためECBドラギ総裁と会談していた。

 ECBとしては、ギリシャの資金繰りはECB/EU/IMF(トロイカ)の「温情」によって維持されているとの思いが強いのだろう。ギリシャ新政権が、トロイカの温情を無碍にするのであれば、温情のありがたさを思い知らせるべきとの判断が働いたと推察される。

 ECBは今回の決定と同時に、ギリシャ中銀を通じたギリシャ国内銀行向け緊急流動性支援枠(ELA)の承認を更新。今後、ギリシャの市中銀行はギリシャ中銀からELAを通じて資金供給を受けることになる。ELAの金利は1.55%と、ECBオペ金利の0.05%に比べ大幅に上回ることになるが、今回のECBの措置でギリシャの資金繰りが急速にひっ迫するわけではない。

 今回の決定は、ギリシャの資金繰りを苦しくするものの、ELAが温存されていることからギリシャにとどめを刺すものではない。しかし、ELAにはECBの承認が必要。ECBは今回「あえて」ELAの承認をすることで、ギリシャ新政権に「いつでもとどめを刺すことができる」というメッセージを送ったともいえる。

 為替市場はECBの発表を受けてユーロ売りで反応。ユーロドルは1.14ドル台前半から1.13ドル台前半に急落し、東京市場序盤では1.13ドルちょうど近辺まで下落した。ただ、その後、ユーロドルはじり高の動き。6日午後には1.13ドル台半ば近辺でのもみ合いが続いている。

 一部からは、ギリシャ新政権が選挙公約である緊縮財政策の見直しを進めるべく、トロイカに対し債務減免要求を強めるものの協議が難航するとの見方が示されている。協議が難航すれば金融市場が不安定化し、ユーロが大きく下げるとの見通しも示されている。しかし今回のECBの決定で示されたことは、ギリシャ新政権とトロイカとの間での交渉は、イーブンのものではなく、トロイカ側に圧倒的な交渉力があるということ。ギリシャ新政権が自暴自棄にならない以上、同政権は、そう遠くない将来にトロイカ側の主張を受け入れざるを得ない。これが為替市場のコンセンサスだろう。ギリシャ新政権が自暴自棄的な動きを示さない限り、ギリシャ新政権による債務減免要請でユーロが大きく売られることはないと思われる。

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年2月4日)

 2月4日のロンドン市場は円買い・ユーロ売り優勢の展開。ドル円は117円台後半から取引中盤には117円台前半に下落。後半はやや持ち直し117円台半ばに反発したが、上値は抑えられた。前日に持ち直したとみられた原油先物価格はじり安の動き。米国株先物や欧州株は売りが先行し、米債利回りも低下基調で推移。市場のリスク回避姿勢の強まりが円買いの動きを後押しした。

 一方、ユーロドルは1.14ドル台後半から1.14ドル台前半に下落。1月のユーロ圏非製造業PMI(確報値)は52.7と速報値から上方修正12月のユーロ圏・小売売上高は前年比2.8%増と市場予想を上回る伸びとなったがユーロ買いの反応は希薄。この日実施されたギリシャ6カ月債入札では応札倍率が1.3倍と2006年7月以来の低水準。ギリシャ債務問題の先行き不透明感を背景にユーロは売り優勢の展開となった。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2015年2月4日)

原油先物価格は一部の期待を裏切って再び下落。中国は預金準備率を引き下げましたが、新興国通貨買いの動きは強まりませんでした。

 新興国通貨は対ドルで下落。中国が預金準備率を引き下げたものの新興国通貨の反応は限定的。原油先物価格の下落を受けて新興国通貨も売り優勢となった。

 CZKは対ドルで0.5%の下落。12月のチェコ小売売上高は前年比5.9%増と市場予想を小幅上振れ。ただCZKは対ドルでは軟調な推移となった。

 HUFは対ドルで0.5%の下落。12月のハンガリー小売売上高は前年比5.6%増とほぼ市場予想通りの伸び。ハンガリー中銀高官は利下げ余地があり、近い将来利下げを必要とする可能性があると発言した。

 PLNは対ドルで0.4%の下落。ポーランド中銀は市場予想通り政策金利を2.00%で据え置き。同中銀は声明で持続的なデフレに対応するため金融調整の可能性を排除できないと指摘。スイスフラン高がポーランド家計消費を抑制する可能性があり、第4四半期の同国成長率は3%程度になるとの見方を示した。同国ベルカ総裁は同国景気の先行きには警戒しており、利下げ実施は近づいていると言明。利下げ幅は25bpを上回る可能性もあるとした。

 RUBは対ドルで4.4%の下落。1月のロシアHSBC非製造業PMIは43.9と2012年の統計開始以来最低を更新。2月2日までの週のロシアCPIは日次平均前月比0.140%と前週から大きく加速。ロシアのインフレ悪化が示された。

東京地方では本日昼前から降雪となり夕方には積雪が予想されています。本日は滑りにくい靴での外出をお願いいたします。私はゴム長靴です。

2015年2月4日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年2月3日)

 2月3日のロンドン市場は円売り基調の展開。ドル円は117円ちょうど近辺から117円台半ば近辺に上昇した。ギリシャ新政権が債務減免の主張を取り下げ、態度を軟化させたことで欧州株は取引前半にかけて上昇。原油先物価格も1月5日以来となる51ドル台に上昇したことで米債利回りも上昇基調で推移。ドル円も米債利回りと動きを合わせた。

 一方、ユーロドルは1.13ドル台前半で方向感に乏しく推移。12月のユーロ圏PPIは前年比-2.7%と市場予想を上回り、2009年12月以来の落ち込みを記録。ユーロ圏のデフレ圧力の強さを示す結果となったが市場の反応は限定的。ユーロは様子見姿勢の強い動きとなった。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2015年2月3日)

 原油先物価格の上昇で新興国通貨は全面高。ただ経済指標の中身は決して良いわけではなく、今後も慎重な見方が必要だと思われます。

※チャートはNY原油先物価格の推移です。

 新興国通貨は対ドルで上昇。原油先物価格や欧米株の上昇を受けて、新興国通貨は買いが先行した。

 SGDは対ドルで0.5%の上昇。1月のシンガポール購買部景気指数は49.9とほぼ市場予想通りで、前月から小幅上昇。シンガポール景気の伸び悩みが示された。

 IDRはBloombergによると対ドルで0.2%の上昇。1月のインドネシア消費者信頼感は120.2と3カ月ぶりの水準に反発。インドネシアの消費者マインドは堅調な動きを続けている。

 BRLは対ドルで1.2%の上昇。1月のブラジルFIPE・CPIは前月比+1.62%と市場予想通りだったが、2003年1月以来の高い伸び。12月の同国鉱工業生産は前年比-2.7%とこちらも市場予想並みの結果だったが、前月分は下方修正。ブラジルのインフレ圧力の強まりと景気悪化の両点が継続していることが示された。

 MXNは対ドルで1.2%の上昇。12月のメキシコ景気先行指数は前月比0.06の低下と2カ月連続で低下。一方、同月同国の海外労働者送金は前年比18.8%増と市場予想を上回る伸び。1月のメキシコIMEF製造業指数は50.9と市場予想を小幅上回ったが、同月同国のIMEF非製造業指数は49.2と市場予想に反し前月から低下。2009年6月以来の低水準を記録した。

 TRYは対ドルで1.6%の上昇。1月のトルコCPIは前年比+7.24%と前月から鈍化したが、市場予想を大幅に上回る伸び。コアCPIも同+8.63%と市場予想を上回り、前月とほぼ同じ伸びとなった。CPIの鈍化ペースが弱かったことを受けてトルコ中銀は4日に開催する可能性を示していた緊急会合の開催中止を決定。トルコのエルドアン大統領は同国中銀のバシュチュ総裁と会談する可能性があることを示した。

米フィラデルフィアで、毎年恒例のチキンウィング早食い大会「ウィング・ボウル」が開かれ、シカゴ出身の方が30分で444本食べて優勝したそうです。4秒に1本食べるペースですね。

2015年2月3日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年2月2日)

 2月2日のロンドン市場はユーロが上昇した。1月のスイス製造業PMIは48.2と下方修正された前月の53.6から大きく低下し、2012年10月以来の低水準に悪化。スイス中銀がスイスフランの対ユーロ上限を撤廃したことでスイスフランが急騰したことでPMIが急激に悪化した。これを受けてユーロスイスはスイスフラン売り・ユーロ買いの展開。ユーロスイスは1.04台半ば近辺から取引中盤には1.05台後半に上昇。後半は1.05台半ばを挟んでの推移となった。またユーロドルは1.13ドルちょうど近辺から取引終盤には1.13ドル台半ば近辺に上昇。引けにかけては1.13ドル台前半での推移となった。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2015年2月2日)

原油先物価格は一時50ドル台に回復。新興国通貨売りの動きも一服となりました。

※チャートはNY原油先物価格の推移です。



 新興国通貨はBRLなど一部を除き対ドルで買い戻される展開となった。

 BRLは対ドルで1.7%の下落。ブラジル中銀の週次サーベイでは年末の成長率見通しが0.03%と5週連続下方修正され、ほぼゼロ成長の見通しに。一方、1月のブラジルHSBC製造業PMIは50.7と前月から小幅改善。1月のブラジル貿易収支は31.7億ドルの赤字と市場予想を上回る赤字となった。

 RUBは対ドルで1.5%の上昇。原油先物価格が一時50ドル台に回復したことでRUBも買い戻された。ただ1月のロシアHSBC製造業PMIは47.6と前月から低下し、2012年の統計開始以来最低を更新した。

 PLNは対ドルで0.5%の上昇。1月のポーランドHSBC製造業PMIは55.2と市場予想や前月を上回り、昨年2月以来の高水準に達した。

 TRYは対ドルで0.5%の上昇。1月のトルコHSBC製造業PMIは49.8と前月から低下し、昨年7月以来の50割れ。トルコ中銀のバシュチュ総裁は1月のCPIを受け、2月4日に会合を開催すると発表。ただインフレの低位安定が経済成長のために中央銀行が貢献できることと発言し、安易な利下げを否定する意向を示した。

 HUFは対ドルで0.3%の上昇。1月のハンガリー製造業PMIは54.2と前月から上昇。ハンガリー中銀のプレシンジャー委員はCPI見通しが下方修正される可能性が高いと述べ、3月会合では利下げについて検討されるとの見方を示した。

 CZKは対ドルで0.3%の上昇。1月のチェコHSBC製造業PMIは56.1と市場予想や前月を上回り、昨年7月以来の高水準に回復。

 ZARは対ドルで1.3%の上昇。1月の南アフリカカギソ製造業PMIは54.2と2013年8月以来の高水準に上昇した。

IT化して高度な機能が付いた「スマートグラス」の開発が進んでいるそうです。まばたきや眼球の動きを計測することで疲れを示すメガネや、同じモニターを見てもメガネによって異なる映像がでてくるメガネなどが開発されたとのこと。そのうちチャートが空間に浮かぶ眼鏡も開発されるのでしょうね。

2015年2月2日月曜日

インフレ鈍化なら利下げも視野に入るメキシコ

 メキシコ中銀は29日、市場予想通り政策金利を3.00%で据え置き。同中銀は声明でメキシコ・ペソ(MXN)安がCPIに及ぼす影響を注視するとしたが、同国経済の弛み(スラック)は続いていると指摘。今年末のインフレは3%を下回り、国内需要の緩慢な回復が、景気の下方修正リスクを強めているとの認識も示された。

 メキシコ中銀が指摘するように、メキシコ景気は昨年第4四半期に入って減速感を強めている。12月のメキシコANTAD既存店売上高は前年比1.3%増と市場予想を上回ったが、前月から鈍化。12月のメキシコIMEF製造業指数は49.7、同非製造業指数は49.9といずれも市場予想を下回り、景気判断の分岐点とされる50を下振れ。12月のメキシコ輸出は前年比6.4%増となったが、原油輸出は同43.7%減と大きく減少した。