2015年2月14日土曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年2月13日)

 2月13日のロンドン市場はユーロが小幅下落。ユーロドルは1.14ドル台前半から1.14ドルちょうど近辺まで下落した。第4四半期のユーロ圏GDPは前年比0.9%増と市場予想を上回る伸び。イタリアがマイナス成長から脱し、ポルトガルも加速。一方、ギリシャは予想外のマイナス成長となった。EUとギリシャはギリシャ金融支援を巡り実務者協議を介したと報じられたが、両者の主張の隔たりは大きいまま。ユーロ圏財務相会合のデイセルブルム議長は、技術的なレベルの合意は楽観しているが、政治的な合意に対しては極めて慎重だと発言。16日の同会合での合意形成が難しいとの見方がユーロを下押しした。

 ドル円は118円台後半で膠着感の強い動き。日経平均先物は1万8千円台を回復し、米債利回りも上昇したが、ドル円は様子見姿勢が強かった。

 NY市場はドル、ユーロどもに方向感に欠ける動きとなった。ドル円は取引序盤に118円台後半から119円台前半に急上昇。米債利回りの上昇継続がドル円をサポートしたが、米債利回りが伸び悩むと、ドル円はじり安の動きとなり、119円ちょうど近辺に小幅反落した。取引中盤に発表された2月のミシガン大消費者信頼感は93.6と市場予想を大きく下回る結果。指標発表後、ドル円は118円台後半に急落したが、その後は同水準で膠着感の強い動き。米国が3連休ということもあって、様子見姿勢が強まった。

 ユーロドルは取引序盤に1.14ドル台前半に小幅上昇した後に1.13ドル台後半に下落。欧州委員会のユンケル委員長が一部メディアとのインタビューでEUとギリシャの合意はほど遠いと発言したことが嫌気された。取引中盤にはミシガン大消費者信頼感が弱かったことを受けてユーロドルは1.14ドル台前半に上昇したが、ユーロ買いの動きは続かず。取引後半のユーロドルは下落基調での推移となり、引けにかけては1.14ドルちょうど近辺での推移となった。

 カナダドルは上昇。ドルカナダは1.25台前半から取引中盤には1.24台前半に下落。後半は1.24台後半に反発した。原油先物価格は一時53ドル台を回復するなど底堅い動き。12月のカナダ製造業売上高が前月比1.7%増と市場予想を大きく上回ったこともカナダドル買いの動きを後押しした。

 来週16日は米国がプレジデント・デーのため米金融市場は休場。週明けの為替市場はユーロ圏財務相会合の行方に注目が集まるだろう。仮にギリシャが支援プログラムの延長を拒否し続ける結果となれば、ギリシャのユーロ離脱観測が強まり、ユーロの売り圧力が強まると予想される。

 休場明けの米国では19日早朝にFOMC議事録が公表される。原油安によるディスインフレ色の強まりや、ドル高に対する懸念に対しFOMCメンバーがどのような見方を示すかが注目される。

 日本では16日にGDPが発表される。市場予想では前期比年率3.7%増と反発する見通し。個人消費の回復ぶりを確認したい。また18日には日銀が金融政策決定会合の結果を発表する。同会合での追加緩和はないと思われ、一部メディアで報じられた追加緩和否定論に対し黒田総裁がどのような見解を示すかが興味深い。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2015年2月13日)

 新興国通貨は対ドルでマチマチ。RUBが対ドルで大きく上昇する一方、東欧通貨は上値の重い動きとなった。

 IDRはBloombergによると対ドルで変わらず。第4四半期のインドネシア経常収支は61.8億ドル(GDP比2.81%)の赤字と2期連続で赤字が縮小。原油安効果で貿易赤字が縮小した。

 CZKは対ドルで変わらず。第4四半期のチェコGDPは前年比1.3%増と市場予想や前期を下回り、1年ぶりの低い伸びとなった。

 HUFは対ドルで0.2%の下落。第4四半期のハンガリーGDPは前年比3.4%増と市場予想に反し前期から加速した。

 PLNは対ドルで0.5%の下落。第4四半期のポーランドGDPは前年比3.0%増と市場予想を小幅下振れ。その後発表された1月の同国M3は同8.5%増と市場予想ほど伸びず、同月同国CPIは同-1.3%と市場予想を上回り、統計開始以来最大の落ち込みを記録した。12月の同国経常収支は10.05億ユーロの赤字と赤字額が市場予想を上回り、11カ月ぶりの赤字額を記録した。

2015年2月13日金曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年2月12日)

 2月12日のロンドン市場は日銀に関する一部報道で円が一時急騰。ドル円は取引前半に120円台前半から118円台後半に急落した。一部メディアは日銀内で現時点で一段の追加緩和を行うことは日本経済にとってむしろ逆効果になるとの見方が浮上していると報道。同報道を受けて円買い戻しの動きが強まった。ただ、円買い一巡後にドル円は119円台後半に反発。その後は同水準でのもみ合いが続いた。

 ユーロドルは1.13ドル台前半で底堅く推移。12月のユーロ圏鉱工業生産は前年比-0.2%と市場予想に反し2カ月連続の前年割れ。ベラルーシのミンスクで集まっていたドイツ、フランス、ウクライナ、ロシア4カ国首脳は15日からのウクライナ停戦で合意。会合途中から参加したウクライナ東部の反政府軍も停戦に合意した。これを受けて欧州株は取引序盤に買いが先行。ユーロを下支えした。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2015年2月12日)

 新興国通貨はRUBなど一部通貨を除き対ドルで上昇。原油先物価格の上昇や米債利回りの低下が新興国通貨買いの動きを後押しした。

 PHPは対ドルで小幅下落。フィリピン中銀は市場予想通り政策金利を4.00%で、SDRを2.50%でそれぞれ据え置き。同中銀は今年のインフレ見通しを従来の3.0%から2.3%に、来年を2.6%から2.5%に下方修正。同中銀のテタンコ総裁は内需は堅調に推移するものの、インフレは原油安の影響で穏やかになるとの見方を示した。

 INRも対ドルで小幅下落。12月のインド鉱工業生産は前年比+1.7%とほぼ市場予想通りで前月から鈍化。一方、1月のインドCPIは前年比+5.11%と市場予想を下振れ。インド中銀による追加利下げ期待を強める内容となった。

 BRLは対ドルで1.5%の上昇。12月のブラジル経済活動指数は前年比+0.65%と市場予想に反し、3カ月ぶりの前年越え。

 ZARは対ドルで0.7%の上昇。12月の南アフリカ鉱物生産量は前年比2.0%減と市場予想を小幅下振れ。南アフリカのズマ大統領は鉱業生産を抑制する電力不足を解決するために原子力発電を推進する意向を示した。

 RUBは対ドルで小幅下落。2月6日時点のロシア金・外貨準備は3747億ドルと2008年の統計開始以来最低を記録した。

1969年に人類初の月面着陸に成功したアポロ11号の故アームストロング船長の自宅のクローゼットから、月着陸船に装着されていたカメラなど貴重な品が発見されたそうです。妻のキャロルさんが自宅のクローゼットを整理していてこれらを発見し、国立航空宇宙博物館に寄贈したとのこと。オークションにかけられなくてよかったです。

2015年2月12日木曜日

二匹目のドジョウは期待しにくいデンマーク・クローネ買いトレード

 スイス・フランの上限維持に強くコミットしてきたスイス中銀が、市場の圧力に屈する形でスイス・フランの対ユーロ上限を突如撤廃したことで、デンマーク・クローネ(以下、クローネ)が次のターゲットになっているという見方がある。

 デンマークは欧州連合(EU)に所属しているが、ユーロの導入は2000年、2004年の2度の国民投票で否決され、現時点でも自国通貨のクローネを使用している。ただユーロの為替レートは、1ユーロ=7.46038を中心レートとし、上下2.25%までが変動幅とした事実上のペッグ制としている。

 市場関係者の一部は、スイスですらスイス・フランの上限を維持できなかったのだから、デンマークもスイスと同じように、そう遠くない時期にクローネの変動幅維持を放棄せざるを得ない、と考えているようだ。この考え方が現実のものとなれば、スイス・フランが急騰したように、クローネも急騰すると期待される。一部メディアは、こうした見方に基づき、一部大口投資家がクローネ買いのポジションを積み上げていると報じている。

 デンマーク当局は、こうした動きを察知してか、クローネの対ユーロペッグは維持されるとの主張を続け、ペッグを維持すべく様々な努力を続けている。デンマーク中銀は、スイス中銀がスイス・フランの対ユーロ上限を撤廃した4日後(19日)に銀行貸出金利と市中銀行が同中銀に預け入れる譲渡性預金金利をそれぞれ0.15%引き下げ。これにより貸出金利は過去最低の0.05%となり、譲渡性預金金利はマイナス0.20%と2013年1月以来となる水準までマイナス金利幅を広げた。

 その後もデンマーク中銀は、譲渡性預金金利を断続的に引き下げ。2月6日には同金利をマイナス0.75%に引き下げたが、クローネ買いの動きは続いているとし、本日(2月12日)にもマイナス1.00%に引き下げるとの見方が有力視されている。

 デンマーク政府もペッグ制維持のために動いた。同政府は1月30日、国債発行を無期限に停止すると発表。これによりデンマーク国債の需給が引き締まり、同国債利回りは8年債までマイナス。クローネ買い圧力を後退させている。

 デンマーク中銀のなりふり構わない姿勢は、今後も続くだろう。たとえば、デンマーク中銀は、クローネ買い圧力が後退するまで譲渡性預金金利のマイナス幅を広げ続けることも可能だ。結果として、クローネのペッグ制崩壊シナリオの現実味が薄れるように思える。

 そもそもクローネの対ユーロペッグは、デンマークだけで決めたことではなく、欧州為替相場メカニズム(ERM)Ⅱによるものだ。ERMⅡは、EU加盟国がユーロ導入の前段階として導入されるもので、EU加盟国だけでなくコミットする。二匹目のドジョウを狙ったクローネ買いトレードでの勝つ見込みは薄いように思える。

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年2月11日)

 2月11日のロンドン市場はドルが底堅く推移。ドル円は119円台後半から120円手前まで上昇基調で推移。一方、ユーロドルは1.13ドル台前半から1.13ドル割れに下落した。2月9~10日にトルコで開催されていたG20が声明で、いくつかの国では、中央銀行のマンデートと整合的に、現在の経済状況が緩和的な金融政策を必要としていることに合意すると明言。日銀やECBなどで進められている金融緩和が容認されたとの見方がドル買いの動きをサポートした。

 NY市場に入ると取引前半にドル買いの動きが強まる展開。ドル円は取引序盤に120円手前から119円台後半に小幅反落したが、その後上昇基調が強まり取引中盤には120円台前半と1月5日以来の水準に上昇。一方、ユーロドルは取引前半こそ1.13ドル台前半に反発したものの、中盤には1.12ドル台後半に下落した。この日は主だった米経済指標の発表がなく、様子見姿勢が強まると思われたが、ダラス連銀のフィッシャー総裁が早期の利上げが賢明であるとの考えを表明。また講演後の会見で同総裁は3月のFOMCで利上げに踏み切るべきと考えていたが、FOMCメンバーを説得することはできなかったと発言。FOMC内で利上げの時期に関し具体的な議論がなされているとの見方がドル買いの動きを強めた。

 ただ取引後半に入るとドル買いの動きは一服。ドル円は120円台前半でもみ合い。ユーロドルは1.13ドルを挟んで方向感に欠ける動きとなった。上昇基調で推移してきた米債利回りが原油先物価格と米国株の下落を受けて上げ幅を縮める動き。日本時間12日未明から始まった臨時のユーロ圏財務相会合の結果を見極めたいとの思惑も強く、市場は様子見姿勢が強まった。

 G20でも金融政策の方向性の違い(ダイバージェンス)が容認されたことでドル買いの動きが強まる展開。ウクライナ停戦合意への期待感もドル買いの動きをサポートしているようだ。ただ、ギリシャ問題の先行き不透明感は続いたまま。日本時間12日未明から始まったユーロ圏財務相会合で特段の結論が出るとは見込みにくい。本日東京市場でのドル円は底堅く推移する一方、ユーロは上値の抑えられる展開が予想される。アジア通貨は米利上げ観測を背景に対ドルで軟調な推移が予想される。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2015年2月11日)

 新興国通貨は対ドルで下落。原油先物価格の下落や米債利回りの上昇で新興国通貨は売り優勢となった。

 KRWは対ドルで0.7%の下落。1月の韓国輸出物価は前年比8.5%の低下となったが、輸入物価は同19.2%の低下。原油安効果で韓国の交易条件の改善が進んでいることが明らかとなった。

 BRLは対ドルで1.2%の下落。USD/BRLは一時2.88台まで上昇した。12月のブラジル小売売上高は前年比0.3%増と市場予想を大きく下振れ。ブラジル景気の回復期待を後退させた。

 MXNは対ドルで1.0%の下落。USD/MXNは15.1台と2009年3月以来のMXN安水準に上昇した。12月のメキシコ鉱工業生産は前年比+3.0%と市場予想を小幅上振れたが、MXN買いの動きが強まることはなかった。

 HUFは対ドルで0.5%の下落。1月のハンガリーCPIは前年比-1.4%と市場予想を上回り、過去最大の落ち込みを記録。ハンガリー中銀は中銀会合議事録(1月27日開催分)を公表。政策金利を2.10%に据え置くのは賛成9反対ゼロの全会一致で決定。政策金利を維持することは同中銀の信認維持を支えているとしたが、3月のインフレ報告で金融政策の変更が議論されるとの認識も示された。

 TRYは対ドルで0.5%の下落。USD/TRYは一時2.51台半ば近辺まで上昇。TRYの過去最安値更新が続いた。12月のトルコ経常収支は68.2億ドルの赤字とほぼ市場予想通りの結果となった。

 RUBは対ドルで0.5%の上昇。ドイツ、フランス、ロシア、ウクライナの4カ国がベラルーシで首脳会談を開くことが決まり、ウクライナの即時停戦期待が高まった。12月ロシア貿易収支は129億ドルの黒字と市場予想を大きく上回る黒字。輸出、輸入ともに前年から2割以上落ち込んだが、輸出の落ち込みは市場予想を下回った。2月9日までの週のロシアCPIは日次平均前月比+0.097%と前週からは鈍化したが高い伸びは続いた。

 ILSは対ドルで0.4%の下落。1月のイスラエル貿易収支は5.22億ドルの赤字と赤字額が2010年7月以来の水準まで縮小。しかし一部メディアはイスラエル中銀がドル買い介入を実施したと報じた。

ギリシャのバルファキス新財務相が、「男性的な魅力が漂う」としてドイツで大人気となっているそうです。麻生財務大臣も頑張っていると思いますので、もっと世界にアピールされるべきだと思います。

2015年2月10日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年2月9日)

 2月9日のロンドン市場はギリシャがユーロ圏から離脱するとの思惑からユーロ売り・円買いの動きとなった。ユーロドルは取引前半こそ1.13ドル台前半から1.13ドル台半ば近辺に上昇。スイス中銀がユーロ買い・スイスフラン売り介入を続けているとの見方に加え、12月のドイツ経常収支は253億ユーロの黒字と市場予想を上回り、過去最高を更新。ユーロ買いの動きをサポートした。しかし、ギリシャのチプラス首相は8日の所信表明演説でEUとの交渉期限が今月末に迫っていることを受けて、新政権は支援の継続を求めず、財政に余裕を作るための新たな枠組みで交渉する意向を表明。これに対し欧州委員会のユンケル委員長がギリシャ首相に対し、EUがギリシャ新政権の打ち出した全ての計画を単純に受け入れると決めてかからない方がよいと発言。トロイカがギリシャ新政権の考えを否定する姿勢を示したことでギリシャのユーロ圏離脱懸念が強まった。ユーロドルは取引中盤から下落基調で推移。引けにかけては1.13ドルちょう
ど近辺での推移となった。

 一方、ドル円は取引序盤に118円台後半から119円ちょうど近辺に上昇したが、その後は下落基調が続き、118円台半ばに下落。ギリシャのユーロ圏離脱懸念から欧州株が大きく下落。米債利回りも低下基調で推移し、ドル円を下押しした。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2015年2月9日)

 新興国通貨は対ドルでマチマチ。原油先物価格の上昇でRUBやCOPが上昇する一方、ギリシャのユーロ圏離脱懸念を背景に東欧通貨は下落した。

 TWDは対ドルで0.2%の下落。1月の台湾貿易収支は48.0億ドルの黒字と市場予想を上回る黒字。輸出が前年比3.4%増と市場予想を上回る一方、輸入は同4.8%減と市場予想を上回る落ち込みとなった。

 INRは対ドルで0.8%の下落。第4四半期のインドGDPは前年比7.5%増と大幅な伸び。ただ伸びが高まったのは算出方法の変更や基準年の改定によるもの。前期は同7.8%増だったことから伸びは鈍化したことになる。

 BRLは対ドルで0.4%の上昇。2月8日までの週のIPC-Sは前月比+1.63%と市場予想を小幅上振れ。ブラジル中銀の週次サーベイでは年末のGDP見通しがゼロ成長と前週から小幅下方修正された。

 MXNは対ドルで0.2%の上昇。1月のメキシコCPIは前年比+3.07%と市場予想通り前月から大きく鈍化。コアCPIも同+2.34%と1983年の統計開始以来最低の伸びを記録。メキシコのインフレ圧力の低下が示された。

 CLPは対ドルで0.5%の上昇。1月のチリ貿易収支は13.76億ドルの黒字と市場予想を上回る黒字。輸出が前年比13.9%増と2カ月連続の二桁プラスを記録する一方、輸入は同19.1%減と大きく落ち込んだ。

 CZKは対ドルで変わらず。1月のチェコCPIは前年比+0.1%と市場予想に反し、前年割れを回避。同月同国の失業率は7.7%と前月から上昇したが、市場予想ほどの悪化とならなかった。

 HUFは対ドルで0.5%の下落。12月のハンガリー貿易収支は3.2億ユーロの黒字と市場予想を上回る黒字。ハンガリーのオルバン首相は来年より銀行に対する課税を軽減する意向を表明した。

 TRYは対ドルで変わらず。ただ、USD/TRYは一時2.50ちょうど近辺まで上昇。TRYの過去最安値を更新した。12月のトルコ鉱工業生産は前年比+2.6%と市場予想を小幅上回った。

 ILSは対ドルで0.6%の上昇。イスラエル中銀は会合議事録(1月26日開催分)を公表。政策金利の0.25%での据え置き決定は全会一致であることが判明。住宅価格の上昇ペースは以前に比べ緩やかになったものの、今後も同様の傾向を続けるかは定かではないとの指摘もみられた。

ローマ法王フランシスコは、少女の質問に答え、自分はハイテク音痴でコンピューターの使い方が分からないと打ち明けたそうです。私はミシンの使い方が分かりません。

2015年2月9日月曜日

短期的には続いても中期的には期待が難しいマレーシア・リンギット(MYR)の戻し

 先週(2月2~6日)のMYRの対ドル・パフォーマンスは2.33%の上昇と、RUB(3.90%上昇)、COP(2.47%の上昇)に次ぐ上昇を記録した。先週末のUSD/MYRは一時的だったが3.54を割り込み、1月6日以来のMYR高水準を記録した。

 MYRが買い戻された背景は原油価格の反転。NY原油先物価格は先週、44ドル台後半から3日には一時54ドルちょうど近辺まで上昇。翌4日には48ドルちょうど近辺まで下落する場面もあったが、5日以降は持ち直し、引け値は51ドル台後半となった。

 MYRは昨年8月以降、原油安を背景に下落基調で推移してきた。原油安でマレーシアの税収が縮小し、財政が一段と悪化するとの見方がMYR売りの動きを後押しした。マレーシア政府は1月20日、2015年予算での歳出規模を55億リンギ(歳出の約2%)圧縮すると発表。想定原油価格は従来の100ドル前後から55ドル前後に修正されたが、財政赤字目標は当初のGDP比3.0%から3.2%に下方修正されたため、MYR売りの動きが止まることはなかった。

 短期的には原油価格の回復が続く可能性もあり、MYRも買い戻し優勢の動きが期待される。NY原油先物価格では5日移動平均価格が昨年9月以来初めて20日移動平均価格を上抜け。原油価格の上昇継続も期待できる。