2015年3月6日金曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年3月5日)

 3月5日のロンドン市場はドル円が119円台後半から120円台前半へと小幅上昇した。ECBによる国債買い入れ開始に対する期待感から欧州株、日経平均先物ともに堅調に推移。米債利回りも底堅い動きとなりドル円は円売り優勢の動きを続けた。

 一方、ユーロは上値の重い動き。ユーロドルは1.10ドル台半ばを挟んでの推移を続けた。1月のドイツ製造業受注は前年比0.1%減と市場予想に反し前年割れ。ECB理事会の決定やドラギ総裁の会見を控え、ユーロは様子見姿勢を強めた。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2015年3月5日)

 新興国通貨はRBUなど一部を除き対ドルで続落。BRL、TRYの下げが目立った。

 PHPは対ドルで小幅下落。2月のフィリピンCPIは前年比+2.5%と市場予想通りの伸び。ただコアCPIは同+2.5%と前月から加速。フィリピン中銀による利下げ観測を後退させた。

 THBは対ドルで小幅下落。2月のタイ消費者信頼感は79.1と2カ月連続で低下し、昨年7月以来の低水準を記録した。

 MYRは対ドルで小幅下落。マレーシア中銀は市場予想通り政策金利を3.25%で据え置き。同中銀は声明で金融政策は依然として緩和的であり、国内金融システムには潤沢な資金が供給されているとの認識を示した。インフレは今年第1四半期は低い伸びが続くが、その後は加速気味に推移するとの見方も示した。

 BRLは対ドルで1.1%下落。USD/BRLは一時3.02台と2004年8月以来のBRL安水準を記録した。ブラジル中銀は日本時間朝方、市場予想通り政策金利を50bp引き上げ12.75%にすると発表。ただ声明文は前回時から変わらず、追加利上げの可能性を示した。

 COPは対ドルで0.2%の下落。2月のコロンビアPPIは前月比-1.98%と2カ月連続の下落。コロンビア中銀高官はインフレ期待が3%近辺に落ち着くまで政策金利を据え置き続ける意向を示した。

 CLPは対ドルで0.2%の下落。1月のチリ経済活動指数は前年比+2.7%と前月から鈍化。一方、同月同国の名目賃金は同7.1%増と堅調な伸びを維持した。

 RUBは対ドルで1.5%の上昇。2月27日時点のロシア金・外貨準備は3630億ドルと7週連続で減少。2月の同国CPIは前年比+16.7%と2002年3月以来の高い伸びとなった。

ある調査によると世界で最も生活の質が高い都市はオーストリアのウィーンだそうです。花粉症被害の大小も調査項目に入っているのかもしれませんね。

2015年3月5日木曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年3月4日)

 3月4日のロンドン市場はユーロが下落。ユーロドルは1.11ドル台後半から1.11ドル台前半に下落した。欧州債利回りはユーロ圏周縁国債を中心に下落。この日発表された2月のユーロ圏非製造業PMIは市場予想に反し速報値から下方修正。1月のユーロ圏小売売上高は前年比3.7%増と市場予想を上回ったが、ユーロは売り優勢の展開が続いた。

 ドル円は119円台後半から119円台半ば近辺に下げた後に119円台後半に反発する下値の堅い動き。取引前半に米債利回りが下げたことでドル円はドル売り優勢となったが、その後、米債利回りが下げ渋ったことでドル円も小幅反発となった。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2015年3月4日)

 新興国通貨は対ドルで下落。ユーロ下落を受けて東欧通貨も売りが先行。BRL、TRYも下げが目立った。

 TWDは対ドルで0.2%の下落。1月の台湾鉱工業生産は前年比+8.14%とほぼ市場予想通りの伸び。一方、同月同国の商業売上高は同0.56%減と市場予想に反し2013年8月以来の前年割れ。台湾の内需の弱さが改めて示された。

 BRLは対ドルで1.6%の下落。USD/BRLは一時3.00ちょうど近辺までBRL安が進んだ。1月のブラジル鉱工業生産は前年比-5.2%と11カ月連続の前年割れ。同月同国のCNI設備稼働率は81.5%と前月から上昇したが、2月のブラジル消費価格指数は前年比-0.71%と2カ月連続の前年割れ。ブラジル政府による財政健全化の動きが後退するとの思惑もあってBRLは売り優勢となった。

 HUFは対ドルで0.9%の下落。1月のハンガリー小売売上高は前年比8.2%増と市場予想を上回り、昨年3月以来の高い伸び。ハンガリー景気の堅調ぶりが示された。

 RUBは対ドルで小幅下落。3月2日までの週のロシアCPIは日次平均前月比+0.040%と2週続けて鈍化。原油価格の下げ渋りもあってRUBは下値の堅い動きとなった。

 PLNは対ドルで0.5%の下落。ポーランド中銀は市場予想に反し政策金利を50bp引き下げ1.50%にすると発表。市場予想では25bpの利下げを見込む声が過半だった。同中銀は今年のインフレ見通しを-1.0~0.0%に下方修正。一方、成長率見通しは2.7~4.2%に上方修正された。同中銀は声明で今回の利下げの理由として長引くデフレリスクを指摘。同中銀のベルカ総裁は現時点で追加利下げを考えていないことを表明した。

滋賀の琵琶湖は11年間で3センチほど縮んだそうです。私のおなかは3センチくらい膨らんだかもしれません。

2015年3月4日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年3月3日)

 3月3日のロンドン市場はユーロは下落。ユーロドルは1.12ドル台前半から1.11ドル台後半に下落した。ギリシャ支援プログラムが6月に期限を迎えた後に3番目の支援策が必要になるカノ上性が出てきたとの見方から欧州債は下落。1月のユーロ圏PPIは前年比-3.4%と市場予想を上回る落ち込みとなったこともユーロ売りの動きを後押しした。

 一方、ドル円は119円台後半で底堅い動き。日経平均先物は上値の重い動きとなったが、欧州株は堅調な推移。米債利回りが取引終盤にかけて上昇したこともあってドル円はドル買い優勢となった。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2015年3月3日)

 新興国通貨は対ドルでマチマチ。原油先物価格の持ち直しでRUBは買い戻される一方、中南米通貨やEMEA通貨の多くは対ドルで下落した。

 TWDは対ドルで0.2%の上昇。1月の台湾輸出受注は前年比8.1%増と市場予想を下回ったが3カ月ぶりの高い伸び。台湾の輸出環境の改善を示した。

 SGDは対ドルで0.2%の上昇。2月のシンガポール購買部景気指数は49.7と前月から低下。電子産業指数は49.8と2013年1月以来の50割れとなり、シンガポール景気の低迷を示した。

 TRYは対ドルで0.6%の下落。USD/TRYは一時2.54ちょうど近辺まで上昇し、過去最高値(TRYは最安値)を更新した。2月のトルコCPIは前年比+7.55%と市場予想を上回ったが、コアCPIは同+7.73%と市場予想を上回るペースで鈍化。トルコ中銀による追加利下げ観測を強めた。

 ZARは対ドルで小幅上昇。2月のSACCI企業景況感は92.8と2カ月連続で上昇し、2013年2月以来の高水準を記録。ZARの下値を堅くした。

米ロサンゼルスではワインのように水をテイスティングする「水ソムリエ」がいらっしゃるそうです。この方によると、水の風味と特徴は地質や土壌、気候などによって決まるとのこと。私は花粉の飛散量の多少を言い当てるのが得意です。

2015年3月3日火曜日

豪ドル売りポジションの絶好の機会を作ったRBAの金利据え置き決定

 豪中銀(RBA)は3日、政策金利を2.25%で据え置くことを決定した。市場予想では25bpの利下げを見込む者が過半を占めていただけに、機械的にみれば、今回の決定は予想外といえる。

 RBAは今回会合の声明で、豪融資が住宅向け貸出を中心に緩やかな伸びを示しているとし、シドニーではこの数カ月、住宅価格が引き続き大幅な上昇を続けていると指摘。RBAは住宅市場に起因すると考えられる経済リスクを評価し、食い止めるために他の当局と協力していると説明した。たしかに昨年12月の豪住宅ローン金額は前年比4.5%増と11月の前年並みから一転して加速。1月の豪住宅建設許可件数も前年比9.1%増と、前年割れの市場予想に反し高止まり。政策金利が過去最低に引き下げられたことで、RBAは住宅バブルの再燃を懸念する姿勢を示したともいえる。

 しかしRBAは同じ声明で、豪内需の伸びは総じて非常に弱く、トレンドを下回るペースでの成長が続いていると指摘。豪ドルは対米ドルで大きく下落したものの、他通貨に対しては米ドルほど下落していないとの認識も示し、商品市況が大きく下落している点を踏まえると、豪ドルは経済のファンダメンタルズから推計される水準を引き続き上回っているとした。

 声明文の最後の段落では、政策金利を据え置く理由として、前回会合で金融政策を緩和した(利下げした)ことが明記されたが、今後については、持続可能な需要の伸びを促進し、目標に沿ったインフレ率を達成するため、政策の追加緩和が適切となる可能性があると明言。今回会合の声明文は、住宅バブルの再燃を指摘した部分を除けば、総じてハト派的な内容だったといえる。

 声明文を見る限り、今回の金利据え置きは、単なる様子見の域を出るものではなく、これで利下げが打ち止めになったと考えるのは早計だろう。今後の豪景気次第とはいえ、RBAは早ければ4月の会合で追加利下げに踏み切ることも想定すべきだ。

 RBAの金利据え置き発表後、豪ドルは買いが先行。豪ドル/ドルは0.77ドル台後半から0.78ドル台前半に急伸。豪ドル円は93円ちょうど近辺から93円台後半に上昇した。ただ、今後の追加利下げを考えれば、今回の市場の反応は豪ドルの売り(ショート)ポジションを構築する絶好の機会を与えたと思われる。明日(4日)には昨年第4四半期の豪GDPが発表される。市場予想では前年比2.5%増と1年ぶりの低成長が見込まれているが、ここで市場予想を下回る伸びとなれば、市場はRBAの追加利下げを織り込み、豪ドルは再び売られるだろう。

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年3月2日)

 3月2日のロンドン市場はユーロが上昇基調で推移。ユーロドルは1.11ドル台後半から1.12ドル台前半に上昇した。2月のユーロ圏製造業PMI(確報値)は51.0と速報値から小幅下方修正されたが、フランス以外は景気判断の基準となる50超え。ドイツとイタリアは速報値から上方修正された。1月の同圏失業率は11.2%と市場予想に反し前月から改善。2月の同圏CPIは前年比-0.3%と市場予想や前月ほどの落ち込みとならず、ユーロの買い戻しを後押しした。

 ドル円は取引中盤にかけて119円台後半から120円手前まで小幅上昇したが、後半は119円台後半に反落。欧州株、日経平均先物はともに底堅い動きとなったが、米債利回りは上値の重い動き。ドル円も上値が抑えられる格好となった。

 NY市場では取引中盤にかけてドルが上昇した。取引前半のドル円は119円台後半、ユーロドルは1.12ドル台前半で動意に欠ける展開。1月の米個人支出は前月比0.2%減と市場予想を小幅上回る落ち込み。同月同国のPCEコアデフレータは前年比+1.3%と市場予想や前月と変わらずだった。

 取引中盤に発表された1月の米建設支出は前月比1.1%減と市場予想に反し前月比マイナス。同時に発表された2月の米ISM製造業景況指数は52.9と市場予想や前月を下振れ。両指標ともやや弱い結果に終わったが、欧米株が上げ幅を広げ、米債利回りも上昇。ドル買いの動きが強まり、ドル円は120円を小幅上回る水準まで上昇。一方、ユーロドルは1.11ドル台後半に下落。取引後半はドル円が120円台前半に小幅上昇する一方、ユーロドルは1.11ドル台後半で方向感に欠ける動きとなった。

 欧州委員会のドムブロフスキス副委員長は、ギリシャが現行の支援プログラムの期限を迎えた後に追加措置が必要になる可能性があると指摘。ギリシャ前政権とは、予防措置や改善された条件での信用枠利用という助けを借りながら、ギリシャがどのようにして市場での資金調達に復帰するかについて協議していたが、このところの金融面での不安定さを踏まえると、現在このシナリオは実現の可能性が低下しているようだとの認識も示した。

 カナダドルは下落。ドルカナダは1.24台後半からNY市場取引中盤には1.25台後半に上昇。取引後半は1.25台前半でのもみ合いとなった。昨年第4四半期のカナダ経常収支は139億カナダドルの赤字と市場予想を上回る赤字となり、前期の赤字も上方修正。2月の同国製造業PMIは48.7と50を割り込み、2012年3月の統計開始以来の最低を更新。原油安によるカナダ景気の悪化が示された。

 2月の米個人消費は前月比マイナスとなったが物価下落を調整した実質ベースでは前月比0.3%増。個人所得は前月比0.3%増と増税を維持しており、米景気の堅調地合いは続いている。米債市場を中心に米利上げ開始観測が徐々に強まっており、本日東京市場でもドル円は底堅い動きが続くと予想される。一方、ユーロはECBの国債買い入れ開始を控え対ドルで軟調に推移する見込み。アジア通貨は米債利回りの上昇を背景に対ドルで売り優勢の動きとなりそうだ。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2015年3月2日)

 新興国通貨は対ドルで続落。米債利回りが上昇する一方で原油先物価格は上値の抑えられる動き。新興国通貨は資源国通貨を中心に売り優勢となった。

 BRLは対ドルで1.8%の下落。ブラジル中銀の週次サーベイでは今年末のUSD/BRL見通しが2.91と前週から小幅上方修正。政策金利見通しは13.00%に上方修正される一方、GDP成長率見通しは-0.58%と今週も下方修正された。2月のブラジルHSBC製造業PMIは49.6と3カ月ぶりの50割れ。2月の同国貿易収支は28.4億ドルの赤字と市場予想を上回る赤字を記録した。

 MXNは対ドルで0.4%の下落。1月のメキシコ海外労働者送金は前年比0.7%減と市場予想に反し前年割れ。2月の同国IMEF製造業指数は50.7、同非製造業指数は49.6とともに市場予想を下振れ。メキシコ景気の回復期待を後退させた。

 TRYは対ドルで0.4%の下落。2月のトルコHSBC製造業PMIは49.6と3カ月連続の悪化。トルコ景気の低迷継続が示された。

 HUFは対ドルで0.7%の下落。2月のハンガリー製造業PMIは54.9と2カ月連続の上昇。ハンガリー景気は堅調を維持している。

 CZKは対ドルで変わらず。2月のチェコHSBC製造業PMIは55.6と市場予想や前月を小幅下振れ。ただ市場の反応は限定的だった。

 ZARは対ドルで1.0%の下落。2月の南アフリカ・カギソ製造業PMIは47.6と市場予想に反し50割れ。一方、同月同国のNaamsa自動車販売台数は前年比1.1%増と市場予想に反し前年越えとなった。

本日の東京地方は曇りがちの天気予報。スギ花粉の飛散量も多いようです。各種対策をお願いいたします。

2015年3月2日月曜日

安め誘導が視野に入る中国・人民元(CNY)

 中国人民銀行は2月28日、貸出基準金利を5.35%、1年物預金基準金利は2.50%にそれぞれ25bp引き下げると発表した。利下げは昨年11月に続き2度目。2月4日には預金準備率を50bp引き下げ19.50%とした上での利下げであり、中国の金融緩和姿勢が強まっていると判断される。
        
 これまで金融緩和に慎重な姿勢を続けてきた中国が、一転して金融緩和姿勢に転じたのは、中国景気の減速が長期化の様相を強めているからだろう。1月の中国輸出は前年比3.3%減と市場予想に反し10カ月ぶりの前年割れ。中国旧正月の影響が出た可能性を考慮しても弱い結果だ。本日発表された2月のHSBC製造業PMI(改定値)は50.7と市場予想を上回り、3カ月ぶりの50越えとなったが、昨日発表された同月同国製造業PMIは49.9と前月(49.8)からほぼ変わらず。内訳をみると、雇用は47.8と2013年2月以来の低水準。新規輸出受注は48.5と5カ月連続の50割れとなっている。

 ただ今回の利下げで中国景気が早期に持ち直すとの見方は強まっていない。中国景気の先行き期待と連動が強いとされる豪ドルは、週明けこそ買い先行となったが一時的で、日本時間朝方は一転して下落基調が続いた。中国の内需動向に反応すると考えられる原油先物価格も本日は目立った反応を示していない。

 2度の利下げが実施されたとしても、過剰設備問題に苦しむ中国企業が設備投資を積み増すとは考えにくく、不動産市況も持ち直すとは期待しにくい。一方で中国の賃金上昇は続いており、中国の輸出競争力は低下している。個人消費が設備投資や輸出の両者の落ち込みをカバーし、中国景気全体をけん引するにはしばらく時間がかかるとの見方が大勢だろう。    

 中国では今月5日から15日まで年に1度の全国人民代表大会(全人代)が開催されるが、今年の経済成長率目標が7%と明示されるか、それとも7%前後と幅を持たせるのかも注目される。仮に7%と明示されれば、目標を死守すべく、中国当局(習近平体制)がこれまでの姿勢を一転させ、景気対策を積極化させるとの期待も盛り上がりやすくなる。この場合、中国当局は、財政支出を拡大させるとともに金融緩和路線を強化するのだろう。預金準備率の引き下げや利下げは今後も続くと予想される。     

 これまであまり注目されなかった元安誘導策の強化も(当然)視野に入れるべきだろう。本日のUSD/CNYは6.27台と2012年10月半ば以来の元安水準に達した。中国の賃金上昇が輸出競争力を阻害しているのであれば、元安誘導は輸出をサポートする即効性のある施策でもある。USD/CNYの次の節目は6.30、6.35、6.40となる。





2015年3月1日日曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2015年2月27日)

 2月27日のロンドン市場はユーロが底堅く推移。ユーロドルは1.12ドルちょうど近辺から1.12ドル台前半に上昇した。ドイツ下院はギリシャ支援プログラムを4カ月延長することを可決。ドイツ各州CPIが前月比プラスを記録したことも好感され、ユーロは買い優勢の動きとなった。

 ドル円は119円台前半でじり高の動き。欧州株は小幅下落したが、日経平均先物は小幅プラス圏での推移。米債利回りが上昇したことでドル円はドル買い優勢の展開となった。GPIFは昨年第4四半期決算を発表。国内債券比率は5.26%低下する一方、海外株比率は2.66%、海外債権比率は1.30%それぞれ上昇した。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2015年2月27日)

 新興国通貨はBRLなど一部を除き対ドルで続落。米債利回りは低下したものの、原油先物価格は伸び悩み。新興国通貨は軟調な推移となった。

 MYRは対ドルで0.6%の下落。1月のマレーシアM3は前年比6.1%増と2カ月連続の鈍化。マレーシア中銀の利下げ観測を強めた。

 IDRはBloombergによると対ドルで0.8%の下落。1月のインドネシアM2は前年比12.5%増と前月から加速した。

 BRLは対ドルで2.3%の上昇。USD/BRLは取引開始当初2.92ちょうど近辺まで上昇したが、その後はBRL買い優勢の動きが続き、引けは2.84台まで低下した。1月のブラジル基礎的財政収支は211億レアルの黒字と市場予想を大きく上回る黒字。BRL買い戻しの動きを後押しした。

 MXNは対ドルで0.3%の上昇。1月のメキシコ失業率は4.43%と市場予想に反し前月から悪化した。

 CLPは対ドルでほぼ変わらず。1月のチリ小売売上高は前年比1.8%増と市場予想を下振れ。同月同国の製造業指数は同1.0%増と前月から鈍化。チリ景気の先行き懸念を強める内容となった。

 ZARは対ドルで1.1%の下落。1月の南アフリカ民間部門信用は前年比9.15%増と市場予想に反し前月から加速。同月同国の貿易収支は242億ランドの赤字、財政収支は290億ランドの赤字とともに赤字額が市場予想を上振れ。双子の赤字懸念でZARは売り先行となった。

 HUFは対ドルでほぼ変わらず。1月のハンガリーPPIは前年比-1.0%と3カ月連続の鈍化となった。

 TRYは対ドルで0.2%の下落。USD/TRYは一時2.52台後半と過去最高(TRY安)を更新した。1月のトルコ貿易収支は43.1億ドルの赤字と赤字額が市場予想を下振れ。同月同国の外国人観光客は前年比9.1%増と前月より鈍化したが比較的高い伸びを維持した。トルコ中銀のバシュチュ総裁は自身の健康が許す限り、任期を全うする考えを表明。前日に同総裁が業務を離れたことで一部メディアは同総裁の辞任の可能性を報道。ただ同総裁は業務を離れたのは健康診断のためで、深刻な問題はみつからなかったと説明した。