2016年10月8日土曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2016年10月7日)



 10月7日のロンドン市場はドルの上値が重い展開となった。ドル円は104円ちょうど手前から103円台後半にじり安の動き。米債利回りは底堅く推移したものの、ドイツ株は軟調に推移。東京市場で104円ちょうど近辺を高値に伸び悩んだこともあり、ドル買いポジションを調整する動きが優勢となった。

 ユーロドルは1.11ドルちょうど近辺から1.11ドル台半ば近辺に上昇基調で推移。ドル円と同様にユーロドルもドル売り優勢の展開となった。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2016年10月7日)

 新興国通貨は対ドルでマチマチだった。

 MYRは対ドルで0.3%の下落。8月のマレーシア貿易収支は85.1億リンギットと黒字額が市場予想を大きく上回り、4カ月ぶりの高水準に拡大。輸出が前年比1.5%増と市場予想に反し前年越えとなったことで貿易黒字が拡大した。

 TWDは対ドルで0.2%の下落。9月の台湾貿易収支は43.7億ドルの黒字と黒字額が市場予想を上振れ。輸出は前年比1.8%%減と市場予想に反し前年割れとなったが、輸入は同0.7%増と市場予想を大幅に下回り、貿易黒字を拡大させた。

 BRLは対ドルで0.4%の上昇。9月のブラジルIGP-DIは前年比+9.74%、同月同国のIPCAは前年比+8.48%と、いずれも市場予想を小幅下回った。9月のブラジルCNI消費者信頼感は103.1と3カ月連続で上昇した。

 MXNは対ドルで0.3%の下落。9月のメキシコCPIは前年比+2.97%とほぼ市場予想通りで、昨年4月以来の伸びに加速した。

 CLPは対ドルで0.5%の下落。9月のチリCPIは前年比+3.1%と市場予想を下振れ。同月同国の貿易収支は1.5億ドルの黒字と市場予想に反し小幅黒字となった。

 CZKは対ドルで0.4%の上昇。8月のチェコ貿易収支は138億コルナの黒字と黒字額が市場予想を大きく上振れ。同月同国の鉱工業生産は前年比+13.1%と市場予想を上回り、2011年5月以来の高い伸びを記録した。

 HUFは対ドルで0.4%の上昇。8月のハンガリー貿易収支は6.0億ユーロの黒字と黒字額が市場予想を小幅上回ったが前月からは小幅縮小。同月同国の鉱工業生産は前年比+3.5%と市場予想を上回った。

 ZARは対ドルで変わらず。第2四半期の南アフリカ非農業部門雇用者数は前期比0.7%減と2014年第3四半期以来の大幅減となった。

 RUBは対ドルで0.2%の下落。9月のロシア外貨準備高は3977億ドルと市場予想を下振れ。第3四半期のロシア消費者信頼感は-19と2期連続で改善し、2014年第4四半期以来の水準までマイナス幅が縮小した。

よい週末をお過ごしください。

2016年10月7日金曜日

限界が近づく中国当局による元買い介入

 中国・人民元は9月半ばから不自然な動きを続けている。人民元の対ドルレート(以下、元レート)は、7月18日に節目とされる6.70を上抜け、2010年10月以来の元安水準を記録したが、7月後半から一転して元高基調が続き、8月半ばには6.61台と2カ月ぶりの元高水準に回復。しかし8月下旬には6.68台まで反落するなど不安定な動きを続けてきた。

 しかし9月に入ると元レートは、6.68近辺で安定的な動きに。9月20日から(原稿執筆時点である)10月7日の期間でみると、元レートは6.665~6.675という非常に狭いレンジで推移している。

 9月20日以降の為替市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)で年内の追加利上げが強く示唆されたこともあり、ドル高基調が続いていることを忘れてはならない。ドル円は100円ちょうど近辺から上昇基調が続き、本日(7日)未明には104円ちょうどまで上昇。ドル指数は95ちょうどから97ちょうどに達している。ドル高基調の中で、人民元が対ドルで狭いレンジで推移しているということは、人民元は他通貨に対し上昇していることを意味する。

 中国景気が一部で予想されていたよりも安定感が増していることで人民元が買い戻されている可能性もある。9月の中国製造業PMIは50.4と2カ月連続で50を超え、2014年10月以来の高い水準を記録。第3四半期の中国GDPは前年比6.7%と、前期並みの伸びを維持するとの見方が強まっている。

 ただ人民元の底堅さの背景には、中国景気の安定化だけでなく、中国当局による元買い介入もある。本日(7日)発表された9月の中国・外貨準備高は3兆1,664億ドルと、前月から200億ドル程度減少し、2011年5月以来の低水準に減少した。中国の外貨準備高は、中国の経常収支や貿易収支は黒字のままであり、外貨準備の減少は元買い介入の実施を意味する。

 中国当局としては、一路一帯(シルクロード)構想の推進や、中国経済の先行き懸念を払しょくする上でも、人民元の大幅な下落を防ぎたいところだろう。外貨準備は減ったとはいえ依然として3兆ドル以上あることから、今後も中国当局は元買い介入をしてでも人民元の下落ペースを緩やかなものにする意向を持ち続けると推察される。しかし中国の外貨準備のうち、元買い介入の原資として利用できるのは一部でしかない。

 米財務省が公表する米国債国別保有残高(Major Foreign Holders of Treasury Securities)によると、中国の米国債保有残高は1兆2,188億ドル (2016年7月)と、日本(1兆1,546億ドル)を抜き世界最大だが、外貨準備高全体に占める割合は4割弱にすぎない。言い換えると、中国の外貨準備の6割以上が米国債以外の資産で構成されていることになる。

 米国債は、発行残高が13兆ドルを超え、数ある金融証券の中でも最大級の発行規模を誇る。このため、たとえ中国が米国債以外の金融証券を大量に保有したとしても、3兆ドルを超す外貨準備の6割(約1.8兆ドル)を米国債以外の金融証券ですべてカバーできているとは考えにくく、米国債を除く金融証券が中国の外貨準備に占める割合は、せいぜい3割程度だろう 。つまり中国の外貨準備のうち、少なくとも3割(約1兆ドル)程度は、債権や株式といった流動性の高い金融証券ではなく、市場で取引されることがない融資や不動産で構成されている可能性は否定できない。この見方が正しいとすれば、中国の外貨準備のうち、元買い介入などで利用できる流動性の高い資産は、最大でも2兆ドル程度と考えられる 。

 ただし、2兆ドル全てが元買い介入に利用できるわけではない。中国は、外国人投資家などによる資金の引き揚げに備え、外貨準備のうち一定額を常に保有する必要があるからだ。中国の国際投資ポジション(2016年6月末)によると、対外負債残高(4.6兆ドル)のうち株式や債券といった証券投資が0.8兆ドル、融資と現預金が0.6兆ドル、計1.4兆ドルある。これらの負債が、中国の国外に全額引き出されるとは考えにくいが、中国から国外への資本流出が強まった2015年には0.40兆ドルの引き出しがあったのも事実である。中国当局は、外国人投資家に対し外貨での支払い能力を示すためにも、外国人投資家による対外負債の引き出しに備えとして、外貨準備のうち1兆ドル程度を保有し続ける必要があるといえる。

 結局、元買い介入の原資として利用可能な外貨準備は1兆ドル程度となる。3兆ドル程度ある中国の外貨準備が、元買い介入などでさらに減少し、5千億ドルほど減った2.5兆ドル程度になれば、中国当局による元買い介入の限界が市場で意識されやすくなるだろう。

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2016年10月6日)



 10月6日のロンドン市場はドルが底堅く推移した。ドル円は取引中盤まで103円台後半で推移。取引後半に米債利回りが低下したことでドル円は103円台半ばに小幅下落したが、下値は堅く、終盤には103円台後半と、ロンドン市場前半の水準に反発した。

 ユーロドルは取引前半こそ1.12ドルちょうどを挟んでの上下動での推移だったが、中盤には上値が重くなり1.11ドル台後半に下落。取引後半は同水準で上値が抑えられた。ECBは取引後半に理事会議事要旨(9月7、8日開催分)を公表。理事会は、基調的なインフレ率に回復の兆しはなく、ユーロ圏経済は引き続き金融面の支援が必要だとの認識で一致。基調的なインフレ率が持続的な加速の明確な兆しをまだ示していないと指摘され、ECBの成長、インフレ見通しには下振れリスクがあるとの意見や、過去にも見通しが楽観的過ぎたとの指摘もあった。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2016年10月6日)

 新興国通貨はCOP、RUBなど一部通貨は対ドルで底堅かったが、他多くは軟調だった。

 IDRはBloombergによると対ドルで小幅上昇。9月のインドネシア消費者信頼感は110.0と5カ月ぶりの低水準に低下した。

 BRLは対ドルで変わらず。8月のブラジルCNI設備稼働率は77.1%と過去最低を記録した前月から小幅上昇した。

 COPは対ドルで0.9%の上昇。9月のコロンビアCPIは前年比+7.27%と市場予想を下回り、昨年12月以来の低い伸びに鈍化した。

 CLPは対ドルで0.3%の下落。8月のチリ名目賃金は前年比5.5%増と市場予想を大きく上回り、5%台の伸びを回復。9月のチリ自動車販売は前年比12.9%増と5カ月連続の前年越えとなった。

 MXNは対ドルで0.3%の下落。9月のメキシコ消費者信頼感は84.1と市場予想を下回り、2010年4月以来の低水準に低下した。

 CZKは対ドルで0.5%の下落。8月のチェコ小売売上高は前年比11.1%増と市場予想を大きく上回り、3カ月ぶりの高い伸びに加速した。

 ZARは対ドルで1.3%の下落。南アフリカ中銀のクガニャゴ総裁は一部米系メディアとのインタビューで仮にインフレ期待の安定化が失敗する可能性があり、その場合より厳しい対応を取る可能性があると指摘した。8月の南アフリカ発電量は前年比3.8%増と2013年4月以来の高い伸びに加速した。

 RUBは対ドルで0.4%の上昇。9月30日時点のロシア金・外貨準備は3977億ドルと前週から減少した。

自宅のPCで「映画」という文字に変換しようとしたら、「英が」と出てきてガッカリしました。

2016年10月6日木曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2016年10月5日)



 10月5日のロンドン市場は円が下落した。取引前半のドル円は103円ちょうど近辺から102円台後半に下落。ロンドン市場に入り米長期債利回りが低下。ドイツ株も下げて始まり、ドル円を下押しした。しかし取引中盤に入り米長期債利回りが上昇基調に転ずると、ドル円は103円台前半に上昇。取引後半は米長期債利回りの上昇が一服したことで、ドル円も103円台前半で小動きとなった。

 ユーロドルは1.12ドル台前半で方向感に欠ける動き。9月のユーロ圏サービス業PMI(確報値は52.2と市場予想を小幅上振れたが、その後発表された8月のユーロ圏小売売上高は前年比0.6%増と市場予想を下回る伸び。ただ両指標に対する反応は限定的で、ユーロは様子見姿勢が続いた。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2016年10月5日)

 新興国通貨は原油先物価格の上昇で中南米通貨や資源国通貨が対ドルで上昇。一方、アジア通貨は軟調に推移した。

 KRWは対ドルで0.5%の下落。9月の韓国CPIは前年比+1.2%と市場予想を大きく上回り、7カ月ぶりの高い伸び。一方、コアCPIは同+1.3%と市場予想を下回ったが前月からは加速した。

 TWDは対ドルで小幅下落。9月の台湾CPIは前年比+0.33%と市場予想や前月を下回った。

 PHPも対ドルで小幅下落。9月のフィリピンCPIは前年比+2.3%と市場予想を上回り、2015年3月以来の高い伸びに加速した。

 CLPは対ドルで0.2%の下落。8月のチリ経済活動指数は前年比+2.5%と市場予想を上回り、6カ月ぶりの高い伸びに加速した。

 HUFは対ドルで0.8%の上昇。8月のハンガリー小売売上高は前年比4.3%増と市場予想を小幅下回った。

 ZARは対ドルで0.9%の上昇。9月の南アフリカ・スタンダード銀行PMIは50.7と昨年4月以来の高水準に上昇。9月の同国SACCI企業景況感は90.3と前月から低下した。

 RUBは対ドルで0.5%の上昇。10月3日のロシアCPIは前週比+0.1%だった。

 PLNは対ドルで0.2%の上昇。ポーランド中銀は市場予想通り政策金利を1.50%で据え置き。同中銀は声明で現在の政策金利水準は同国経済の均衡を保つ水準であると指摘。デフレは今後数カ月で弱まるとの見方を示した。

葉物を中心に野菜が高くなっていますがカボチャ価格は安定しています。ハロウィンということもありまして、昨夜はかぼちゃの煮つけを作りました。

2016年10月5日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2016年10月4日)


 10月4日のロンドン市場は取引序盤にポンドが下落。その後もポンドは軟調に推移した。ポンドドルは取引序盤に1.28ドル台前半から1.27ドル台後半と年初来安値を更新する形で下落。取引中盤に近付き発表された9月の英建設業PMIは52.3と市場予想を大きく上回り、半年ぶりの高水準を記録したが、ポンド買いの動きは見られず。中盤に入ると、ポンドドルは1.27ドル台前半に下落した。取引後半にポンドドルは1.27ドル台半ば近辺に反発したが、上値は抑えられた。

 ドル円は102円台半ば手前水準でもみ合い。ドイツ株は小幅プラス圏で推移したが、銀行株の上げは限定的。米長期債利回りがじり安の動きを見せたこともあり、ドル円は膠着感の強い展開となった。

 ユーロドルは取引中盤に1.11ドル台後半から1.11ドル台半ば近辺に下落。ただ後半は1.11ドル台後半に小反発。ユーロはポンドと連れ安となった。

 NY市場では米債利回りの上昇を背景にドルが底堅く推移した。この日は米国で主だった経済指標の発表予定がなく、取引序盤はドル円が102円台半ば近辺、ユーロドルは1.11ドル台後半で小動き。しかしリッチモンド連銀のラッカー総裁が講演後、記者団に対し、インフレ加速の兆候があり、9月FOMCで議決権があれば反対票を投じていたと述べると、米債利回りは上昇基調で推移。ドル円は102円台後半に上昇する一方、ユーロドルは1.11ドル台前半に下落した。

 取引中盤に入り米国株の上値が重くなると、ドル円は102円台後半で伸び悩み、ユーロドルは1.11ドル台半ば近辺に反発。その後、一部報道がECBの政策担当者の間で、資産買い入れの段階的な縮小(テーパリング)が必要になるとの非公式のコンセンサスが形成されているとの観測記事を報じると、ユーロドルは1.12ドル台半ば手前まで急上昇。同報道で米債利回りが一段高となり、ドル円は103円ちょうど近辺に上昇した。

 しかし、その後、ユーロ買いは後退し、ユーロドルは1.11ドル台後半まで反落。後半はドル円が102円台後半、ユーロドルは1.12ドルちょうど近辺でそれぞれ推移した。

 IMFは世界経済見通しを発表。世界全体の成長率は今年が3.1%、来年が3.4%と7月の見通しから買えなかった。今年の先進国見通しは1.8%と下方修正されたが、日本は0.5%に上方修正された。

 12月FOMCでの利上げ観測を背景に米債利回りは下値を切り上げているが、水準は低いまま。米景気の先行き期待が盛り上がっているわけでもなく、利上げ観測によるドル買いの動きを強く期待できる状況とも思えない。ECBのテーパリング観測報道もあって日欧の追加緩和期待も後退。英国のEU離脱に伴う先行き不透明感の高まりもあって、円売りの動きが強まることも期待しにくい。本日東京市場でのドル円は103円を上抜けする可能性はあるものの、上値余地はさほど大きくないと思われる。一方、ユーロはECBテーパリング観測を背景に下値の堅い動きが続く見込み。ポンドは引き続き売り優勢の展開が予想される。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2016年10月4日)

 新興国通貨は対ドルで下落。米債利回りの上昇が重石となった。

 KRWは対ドルで0.6%の下落。8月の韓国経常収支は55.1億ドルの黒字と黒字額が2カ月連続で縮小し、前年同月比35.5%減となった。

 INRは対ドルで0.2%の上昇。インド中銀は市場予想に反しレポレートを25bp引き下げ6.25%にすると発表。リバースレポレートも25bp引き下げられ5.75%となった。同中銀は声明でMPCメンバー6名全員が利下げを支持したことを明らかにし、同中銀のパテル総裁は利下げの理由として世界経済の減速を指摘した。

 BRLは対ドルで1.4%の下落。9月のブラジルFIPE・CPIは前月比-0.14%と小幅ながら市場予想を上回る低下。8月のブラジル鉱工業生産は前年比-5.2%と市場予想を下ぶれたが、低下率は前月から縮小した。

 MXNは対ドルで変わらず。9月のメキシコ自動車販売台数は前年比18.1%増と堅調な結果だった。

 COPは対ドルで1.6%の下落。9月のコロンビアPPIは前年比+2.41%と4カ月連続で鈍化した。

 RUBは対ドルで0.8%の下落。9月のロシアCPIは前年比+6.4%と市場予想を下回り、2014年2月以来の低い伸びに鈍化した。

本日の東京地方では当初の予報と異なり雨が強まらない見込みだそうです。ただ気温は昨日から大きく低下し、最高気温は25度くらいの見込みで、服装はちょっと秋仕様でいいかもしれません。 

2016年10月4日火曜日

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2016年10月3日)


 新興国通貨は対ドルでマチマチ。原油先物価格は高止まったが、米債利回りの上昇が重石となった。

 IDRはBloombergによると対ドルで0.5%の上昇。9月のインドネシア・ダナレクサ消費者信頼感は96.8と3カ月ぶりの低水準に低下。9月のインドネシアCPIは前年比+3.07%とほぼ市場予想通りで、コアCPIは同+3.21%と市場予想通り前月から小幅鈍化した。

 THBは対ドルで小幅上昇。9月のタイCPIは前年比+0.38%とほぼ市場予想通りの低い伸び。9月のタイ企業景況感は50.3と3カ月ぶりに50超えとなった。

 SGDは対ドルで小幅下落。9月のシンガポール購買部景気指数は50.1と市場予想に反し50を超えた。

 BRLは対ドルで1.9%の上昇。9月のブラジル・マークイット製造業PMIは46.0と前月から小幅上昇。9月のブラジル貿易収支は38.0億ドルの黒字と黒字額が市場予想を下回った。ブラジル中銀の週次サーベイでは年末までのUSD/BRL見通しが3.25と2週連続で下方修正された。

 MXNは対ドルで0.5%の上昇。9月のメキシコIMEF指数は、製造業が51.7と市場予想を大きく上振れ。非製造業も51.6と市場予想を上回った。8月のメキシコ海外労働者送金は前年比0.7%増と市場予想ほど伸びなかった。

 COPは対ドルで1.6%の下落。コロンビア政府と反政府ゲリラ組織がまとめた和平合意の是非を問う国民投票が反対多数で否決されたことでCOPは売りが先行した。7月のコロンビア経済活動指数は前年比+0.2%と市場予想を下回り、2009年1月の前年割れ以来、最も低い伸びを記録した。

 RUBは対ドルで1.0%の上昇。9月のロシア・マークイット製造業PMIは51.1と市場予想や前月を小幅上回った。

 TRYは対ドルで0.6%の下落。9月のトルコ・マークイット製造業PMIは48.3と市場予想や前月を上振れ。9月のトルコCPIは前年比+7.28%、コアCPIは同+0.769%と、いずれも市場予想や前月を下回った。

 HUFは対ドルで小幅上昇。9月のハンガリー製造業PMIは57.0と2014年1月以来の高水準に上昇した。

 PLNは対ドルで0.2%の下落。9月のポーランド・マークイット製造業PMIは52.2と市場予想や前月を小幅上回った。

 CZKは対ドルで0.2%の下落。9月のチェコ・マークイット製造業PMIは52.0と市場予想や前月を上回った。

 ZARは対ドルで1.0%の上昇。9月の南アフリカ・バークレイズ製造業PMIは49.5と前月から上昇。9月の同国Naamsa自動車販売は前年比14.3%減と市場予想を上回る減少を記録した。