2017年1月7日土曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年1月6日)



 1月6日のロンドン市場は取引後半にドルが対欧州通貨に対し小幅上昇した。ドル円は取引前半こそ116円台前半で推移していたが、中盤に116円ちょうど近辺に下落。後半は116円割れでの推移となった。ドイツ株がマイナス圏で推移する中、米債利回りも取引後半から低下。ドル円を下押しした。

 ユーロドルは取引中盤までじり高の動きが続き、1.05ドル台後半から1.06ドルちょうど近辺に上昇。11月のドイツ製造業受注は前年比3.0%増と市場予想を下振れたが市場の反応は限定的。取引中盤に発表された12月のユーロ圏景況感は107.8と市場予想を上回り、2011年3月以来の高水準。同時に発表された11月のユーロ圏小売売上高は前年比2.3%増とこちらも市場予想を上回り、ユーロをサポートした。しかし後半に入ると、ユーロドルは上値が重くなり、1.05ドル台後半に反落した。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2017年1月6日)

 新興国通貨はマチマチ。東欧通貨がユーロと連れ安となる一方、アジア通貨や中南米通貨の一部は対ドルで上昇した。

 MYRは対ドルで0.3%の上昇。11月のマレーシア貿易収支は90.3億リンギットの黒字と黒字額が市場予想を下振れ。輸出が前年比7.8%増と市場予想を上回ったが、輸入が同11.2%増と急増したことが響いた。12月30日のマレーシア外貨準備は946億ドルと2015年11月以来の低水準に減少した。

 IDRはBloombergによると対ドルで小幅上昇。12月のインドネシア消費者信頼感は115.4と前月から小幅低下した。

 BRLは対ドルで0.7%の下落。12月のブラジルIGP-DIは前年比+7.18%と市場予想や前月を上振れ。11月のブラジル製造業PPIは同-0.12%と低下率が前月から縮小した。

 MXNは対ドルで0.8%の上昇。メキシコ中銀は、この日の東京市場でもMXN買い介入を実施したと公表した。11月のメキシコ景気先行指数は前月比-0.13と、2011年9月以来の大幅悪化。12月のメキシコ消費者信頼感は85.7と市場予想に反し前月から改善した。

 COPは対ドルで0.3%の上昇。12月のコロンビアCPIは前年比+5.75%と市場予想を上回ったが、5カ月連続の鈍化となった。

 CLPは対ドルで0.9%の下落。12月のチリCPIは前年比+2.7%と市場予想に反し前月から鈍化。11月のチリ自動車販売台数は前年比21.1%増と急増した。

 CZKは対ドルで0.7%の下落。11月のチェコ貿易収支は108億コルナの黒字と、黒字額が市場予想を下振れ。一方、同月同国の鉱工業生産は前年比+7.0%と市場予想を大きく上回った。

 HUFは対ドルで0.5%の下落。11月のハンガリー鉱工業生産は前年比+0.6%とほぼ市場予想通り。同月同国の小売売上高は同4.7%増と市場予想を上回った。

よい3連休をお過ごしください。

2017年1月6日金曜日

次なる上昇への準備と考えることもできるドル円の調整局面入り

 昨日(1月5日)のドルは売り優勢の動きが続いている。ドル円は5日朝方に117円台半ば近辺から116円台半ば近辺に急落。その後もドル円は、じり安の動きが続き、ロンドン市場直前には115円台半ば近辺と、昨年12月14日以来の安値をつけた。

 ロンドン市場に入ると、ドルは買い戻し優勢となり、ドル円は116円台後半に上昇したが、NY市場に入るとドルは再び下落。ドル円は115円台前半に下落し、本日朝方には115円ちょうど近辺に下落した。その後、ドル円は116円ちょうど近辺まで反発したが、これは仲値公示にかけて輸入企業のドル買いが強まったため。午後は115円台後半から116円ちょうど近辺で伸び悩んでいる。

 ドル高の動きが止まった背景には、米連邦準備理事会(FRB)による利上げペースの加速期待の後退がある。昨年12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明と同時に発表された政策金利見通しでは、回答者17名中、6名が今年(2017年)3回の利上げを見込み、5名が4回以上を見込む一方、2回以下を見込む者は6名にとどまった。前回(9月)見通しでは、利上げ回数2回以下を見込む者が10名もいただけに、今年の利上げペースの加速期待が強まるのも無理はない。

 しかし1月5日に公表された同FOMC議事録では、およそ半分の参加者がトランプ政権の財政刺激策を見通しに織り込んだことが判明。大半の参加者は、トランプ政権の政策は不確実性がきわめて大きいと指摘したことも判明した。政策金利見通しで示された今年3回の利上げは、トランプ政権の政策次第で下方修正される可能性があるとの見方が強まり、ドル買い後退の動きにつながったとみられる。

 ドル円は米大統領選の結果発表後、(昨年12月30日の朝方を除き)20日移動平均を上回り続けていたが、昨日の下落で、ドル円は117円ちょうど近辺だった20日移動平均を大きく割り込む形に。米大統領選でのトランプ氏の勝利を受けたドル高局面(いわゆるトランプラリー)は、調整局面に移行したと考えられる。

 ドル円の下の節目は、心理的な節目である115円ちょうど近辺と、昨年12月上旬でのもみ合い水準である114円ちょうど近辺。そして昨年11月9日の安値(101.2)から同年12月15日の高値(118.7)の38.2%戻し水準にあたる112円ちょうど近辺となる。

 ただ、このままドルが下落を続けるとも考えにくい。昨日発表された米新規失業保険申請件数は23.5万件と7週ぶりの低水準に低下。12月の米ADP雇用統計では民間雇用者数が15.3万人増と市場予想を下回ったが、3カ月平均では16.4万人増と底堅さを維持。昨年12月のFOMCでも、参加者のほぼ全員が労働市場のオーバーシュートを予想しており、FRBは米労働市場の拡大を背景に緩やかな利上げが続けられるとみるのが自然だ。

 米景気は(トランプ政権が始まる前だが)底堅さを増していることも忘れてはならない。アトランタ連銀の経済モデル「GDPナウ」によると、第4四半期の米成長率見通しは2.9%と、前期(3.5%)から減速するものの、3%近辺の高い伸びを示すとみられている。

 トランプ政権の政策不透明感は強いままだが、トランプ次期大統領が政策変更による米経済の拡大を望んでいることは間違いない。規模の大小こそあれ財政拡大により米景気が刺激されれば、FRBの利上げペースが大きく下方修正されることはないだろう。

 ドル円は調整局面入りしたものの、トランプ氏が大統領に就任する1月20日くらいまで、115~118円のやや広めのレンジで方向感に欠ける動きになると予想される。今後もドル円の上昇を期待する者からすれば、足元での調整局面入りは、次なる上昇への準備とみることも可能だ。

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年1月5日)



 1月5日のロンドン市場はドルが買い戻される展開となった。ドル円は取引前半こそ116円ちょうど近辺でもみ合いとなったが、中盤に116円台半ば近辺に上昇。後半は同水準で推移した。ドイツ株は下げて始まったものの、その後、前日終値水準を回復。米債利回りは長期ゾーンを中心に上昇基調での推移となり、ドル買いの動きをサポートした。

 ユーロドルは取引前半に1.05ドル台半ばを挟んでの小動きだったが、中盤に1.05ドルちょうど近辺に下落。後半は1.04ドル台後半へと一段安となった。12月のドイツ建設業PMIは54.9と9カ月ぶりの高水準。11月のユーロ圏PPIは前年比+0.1%と市場予想に反し2013年3月以来の前年越えとなったが、ユーロドルはドル買い優勢の展開が続いた。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2017年1月5日)

 新興国通貨はMXN、TRYを除き対ドルで上昇した。

 TWDは対ドルで0.9%の上昇。12月の台湾CPIは前年比+1.70%と市場予想や前月を下回った。

 PHPは対ドルで0.4%の上昇。12月のフィリピンCPIは前年比+2.6%と市場予想通り2年ぶりの高い伸びに加速した。

 THBは対ドルで小幅上昇。12月のタイ消費者信頼感は73.7と3カ月ぶりの高水準に上昇した。

 BRLは対ドルで0.7%の上昇。11月のブラジル鉱工業生産は前年比-1.1%と市場予想に反し前年割れのままだった。

 MXNは対ドルで小幅下落。USD/MXNは一時21.6台と過去最高値(MXNは過去最安値)を更新した。メキシコ中銀はMXN買い介入を実施したと発表。ただ介入規模は公表しなかった。

 CLPは対ドルで1.5%の上昇。11月のチリ経済活動指数は前年比+0.8%と市場予想を下振れ。11月のチリ名目賃金は前年比4.9%増と、こちらも市場予想を下回った。

 ZARは対ドルで0.2%の上昇。12月の南アフリカ・スタンダード銀行PMIは51.6と2015年3月以来の高水準に上昇。11月の南アフリカ発電量は前年比2.1%増と2カ月連続で伸びが加速した。

 HUFは対ドルで1.0%の上昇。11月のハンガリー失業率は4.5%と市場予想を下回り、過去最低を更新した。

 TRYは対ドルで0.6%の下落。USD/TRYは一時3.64台と過去最高値(TRYは過去最安値)を更新した。12月30日までの週のトルコ非居住者による国債投資は3千万ドルの売り越しだった。

105歳のフランス人男性がパリ近郊の競輪場で22.528キロを1時間で走破したそうです。真似したいですが、まずは長生きすることを目指します。

2017年1月5日木曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年1月4日)



 1月4日のロンドン市場はドルが下落基調で推移した。ドル円は118円ちょうど近辺から117円台半ば近辺に下落。ロンドン市場に入り米債利回りは長期ゾーンで低下。小幅高で始まったドイツ株は取引前半にマイナス圏に落ち込むなど軟調な動きとなり、ドル円は緩やかな下落基調が続いた。

 ユーロドルは取引前半から中盤にかけて上昇基調で推移し、1.04ドルちょうど近辺から1.04ドル台半ば手前水準まで上昇。12月のユーロ圏CPIは前年比+1.1%と市場予想を上回り、ユーロをサポートした。ただ後半に入るとユーロは上値が抑えられ、ユーロドルは1.04ドル台前半での推移となった。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2017年1月4日)

 新興国通貨は一部を除き対ドルで上昇した。

 KRWは対ドルで0.3%の下落。11月の韓国経常収支は89.9億ドルの黒字と黒字額が2カ月連続で拡大。12月の韓国外貨準備は3711.0億ドルと3カ月連続で減少した。

 THBは対ドルでほぼ変わらず。12月のタイCPIは前年比+1.13%と市場予想を上回り、約2年ぶりの高い伸び。ただコアCPIは同+0.74%と市場予想を小幅下回り、前月並みの伸びにとどまった。12月のタイ企業景況感は50.3と3カ月ぶりに50台を回復した。

 CNYは対ドルで0.4%の上昇。一部メディアは中国が人民元相場の安定のために国有企業が保有する外貨を一時的に人民元に換えるよう求めることを検討しており、必要であれば今年も米国債の保有高を一段と削減する可能性があると報じた。

 BRLは対ドルで1.4%の上昇。12月のブラジルFIPE・CPIは前月比+0.72%と市場予想を上振れ。12月のブラジル商品価格指数は前年比-5.31%と低下率が前月から拡大した。

 COPは対ドルで0.5%の上昇。12月のコロンビアPPIは前年比+1.6%と2014年2月以来の低い伸びに鈍化した。

 HUFは対ドルで1.0%の上昇。11月のハンガリーPPIは前年比-0.5%と3カ月連続で低下率が縮小した。

髪型を変えて眼鏡をかければ、誰でもピコ太郎さんになれるような気がします。

2017年1月4日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年1月3日)



 1月3日のロンドン市場はドルが上昇基調で推移した。ドル円は117円台前半から118円台前半に上昇。プラスで始まったドイツ株は前日終値水準に下落したが、米債利回りは上昇基調で推移。ドル買いの動きを後押しした。

 ユーロドルは1.04ドル台後半から1.03ドル台後半に下落。12月のドイツ・ザクセン州CPIは前年比+1.8%と2013年7月以来の高い伸びに加速。12月のドイツ失業者数は1.7万人減と市場予想を上回る減少幅となったが、ユーロドルもドル買い優勢の展開となった。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2017年1月3日)

 新興国通貨は一部通貨を除き対ドルで続落した。

 SGDは対ドルでほぼ変わらず。第4四半期のシンガポールGDPは前期比年率9.1%増(前年比1.8%増)と市場予想を大きく上回る伸びに加速。12月のシンガポール購買部景気指数も50.6と市場予想を上回った。

 CNYは対ドルで0.3%の下落。12月の中国・財新製造業PMIは51.9と市場予想を大きく上回り、2014年以降、最高を更新した。

 IDRはBloombergによると対ドルでほぼ変わらず。12月のインドネシアCPIは前年比+3.02%とほぼ市場予想通りで3カ月ぶりの低い伸び。同月同国のダナレクサ消費者信頼感は101.9と2014年9月以来の高水準に改善した。

 TRYは対ドルで1.3%の下落。USD/TRYは一時3.60台と過去最高値(TRYは過去最安値)を更新した。12月のトルコCPIは前年比+8.53%と市場予想を大きく上回り、5カ月ぶりの高い伸びに加速した。

 ドル高の勢いは強いと思われたが、原油先物価格の下落で、ドル買いの動きは後退。ただ年明け米国株はプラス圏を維持するなど、米景気の先行き期待は維持されている。日本株もプラスで始まる見込みで、本日東京市場でのドル円は117円台後半で下値の堅い動きが期待される。

シベリアでは水着姿でサンタクロースの帽子やひげを付けた一団が、湖の周囲をランニングした後、寒中水泳するのが健康法の一つだそうです。危険ですので皆さんは真似をしないでください。

2017年1月3日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年1月2日)



新年あけましておめでとうございます。
2017年もご愛顧くださいますようお願い申し上げます。

 1月2日のロンドン市場はドルが上昇基調で推移した。この日は元旦の振り替え休日で世界の多くの金融市場が休場。取引が薄いこともあり、値動きはやや荒いものとなった。ドル円は取引前半に117円ちょうど手前から117円台半ば手前に上昇。中盤以降は117円台半ば手前で動意に乏しく推移した。
 ユーロドルは取引前半に1.05ドル台前半でじり安の動き。中盤に1.04ドル台後半に急落したが、後半は同水準で小動きとなった。12月のドイツ・マークイット製造業PMI(確報値)は55.6と速報値から小幅上方修正されたが材料視されなかった。

 NY市場は米金融市場が休場だったがドル買い優勢の展開となった。ドル円は取引後半まで117円台半ば手前で動意に乏しく推移。ただ終盤に117円台半ばを小幅上回った。

 ユーロドルは1.04ドル台後半で上値が抑えられる動き。終盤には1.04ドル台半ば近辺へと小幅下落した。

 年明けはドル買い優勢の展開。米トランプ新政権に対する見方は様々のようだが、ドル買いの動きは根強いように感ずる。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2017年1月2日)

新年あけましておめでとうございます。
2017年もご愛顧くださいますようお願い申し上げます。

 新興国通貨は対ドルで下落した。
 KRWは対ドルで変わらず。12月の韓国貿易収支は70.0億ドルの黒字と、ほぼ市場予想通り。輸出が前年比6.4%増と市場予想を上回ったが、輸入も同7.3%増と市場予想を上回った。

 CNYは休場。12月の中国製造業PMIは51.4と市場予想や前月を下振れた。

 BRLは対ドルで1.1%の下落。ブラジル中銀の週次エコノミストサーベイでは2017年末時点の政策金利見通しが10.25%、USD/BRL見通しが3.48に、それぞれ下方修正された。12月のブラジル・マークイット製造業PMIは45.2と6カ月ぶりの低水準に悪化した。

 MXNは対ドルでほぼ変わらず。12月のメキシコIMEF指数は製造業が47.7と市場予想を大きく下回り、2009年6月以来の低水準に悪化。非製造業は48.7と市場予想を小幅上回ったが、前月から悪化した。11月のメキシコ海外労働者送金は前年比24.7%増と市場予想を上回る伸びに加速した。

 PENは対ドルで0.4%の下落。12月のペルーCPIは前年比+3.23%と2カ月連続で鈍化した。

 TRYは対ドルで0.6%の下落。12月のトルコ・マークイット製造業PMIは47.7と2カ月連続で悪化した。

 HUFは対ドルで0.5%の下落。12月のハンガリー製造業PMIは52.2と4か月ぶりの低水準に悪化した。

 PLNは対ドルで0.8%の下落。12月のポーランド・マークイット製造業PMIは54.3と市場予想を上回り、2015年7月以来の高水準に上昇した。

 CZKは対ドルで0.6%の下落。12月のチェコ・マークイット製造業PMIは53.8と9カ月ぶりの高水準に上昇した。

よいお休みをお過ごしください。