2017年2月10日金曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年2月9日)

 2月9日のロンドン市場は取引前半にドルが対欧州通貨中心に下落したが、後半に買い戻された。

 ポンドドルは取引前半に1.25ドルちょうど近辺から1.25ドル台後半に急上昇。ポンドに関する材料はとくになかったが、ポンドドルは前日来高値を上抜けると、ポンド買いの動きが強まった。ユーロもポンドとつれ高となる形で上昇し、ユーロドルは1.06ドル台後半から1.07ドルちょうど近辺に上昇。一方、ドル円は112円台前半で動意に欠ける展開となった。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2017年2月9日)

 新興国通貨は対ドルでマチマチだった。

 INRは対ドルで0.5%の上昇。
1月のインド自動車販売は前年比10.8%増と4カ月ぶりの二桁増に加速した。

 PHPは対ドルで0.5%の下落。
フィリピン中銀は市場予想通り政策金利を3.00%で据え置き。同中銀は声明でインフレは今年、来年 ともに目標レンジ内に収まるだろうと指摘。現在の金利設定は依然として適切であるとも指摘し、当面、金利変更は見送る姿勢を示した。

 BRLは対ドルで0.4%の下落。
2月のブラジルIGP-M(速報値)は前月比+0.10%と市場予想を下回った。

 MXNは対ドルで0.4%の上昇。
1月のメキシコCPIは前年比+4.72%とほぼ市場予想通りで2012年9月以来の高い伸びに加速。メキシコ中銀は政策金利を50bp引き上げ6.25%にすると発表。同中銀は声明で中長期のインフレ期待の行方を注視するとし、インフレ上昇によるインフレ期待の加速を防ぐことが当面の目標で あると指摘した。また今年はインフレ目標レンジの上限を上回る可能性があるとの見方も示した。景気見通しは悪化方向への変化が続いていると指摘した。

 HUFは対ドルで小幅下落。
12月のハンガリー貿易収支は5.56億ユーロの黒字と、黒字額がほぼ市場予想通りで、2015年8月以来の低水準に縮小した。

 ZARは対ドルで変わらず。
12月の南アフリカ鉱物生産量は前年比1.9%減と市場予想ほど落ち込まず。一方、同月同国の製造業生産は同2.0%減と市場予想を上回る落ち込みとなった。

 TRYは対ドルで1.0%の上昇。
2月3日までの週のトルコ非居住者による国債投資は1.7億ドルの買い越しと4週ぶりの買い越しとなった。

 RUBは対ドルで0.5%の上昇。
2月3日のロシア金・外貨準備高は3941億ドルと5週連続の増加となった。

アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで、トップレス姿の女性が警官に海岸から立ち去るよう求められたことに抗議し、数百人がトップレスで日光浴する権利を求めてデモ行進したそうです。
日本だと、まだ寒い気がしました。

本日もよろしくお願いいたします。

2017年2月9日木曜日

軟調な展開が続きそうな中国・人民元(CNY)

 昨日(2月30日)に発表された昨年(2016年)10-12月期の中国・国際収支統計(速報値)は、経常収支黒字が縮小するなか、中国の資本流出が規模を拡大させながら続いていることを示す結果となった。

 経常収支は376億ドルの黒字と、黒字額が前年同期(919億ドル)から543億ドル(前年比59.1%)も減少。貿易収支が1,183億ドルの黒字と、黒字額が同比25.1%減となったほか、サービス収支が594億ドルの赤字と、赤字額が48.9%も増加したことが響いた。

 一方、資本・金融収支は376億ドルの赤字(中国からの流出超)と、前期(51億ドルの黒字)から赤字に転落し、赤字額は1年ぶりの高水準に拡大。ほとんどが外貨準備で占められる準備資産の取り崩しは1,495億ドルに達したため、中国からの資本流出額は1,871(=376+1,495)億ドルと、四半期別データの公表が始まった1998年以降、最大を更新した。

 経常収支黒字が縮小する一方で、中国からの資本流出が拡大しながら続いたことで、人民元は下落基調で推移した。昨年9月末に対ドルで6.67元程度だった人民元は、国慶節明けの10月10日に6.70元ちょうど近辺へと元安方向でスタート。その後も人民元は下落が続き、12月半ばには6.96元台半ばと2008年5月以来の元安水準に到達。年末は6.94元台半ばと、やや買い戻されたが、昨年10-12月期の対ドルでの下落率は3.9%に達した。

 しかし昨年10-12月期は、米大統領選で大型減税を公約化したトランプ候補が勝利したことでドル高が続いた時期。トルコ・リラは対ドルで14.9%安、韓国ウォンも同8.8%安となるなど、新興国通貨のほとんどが対ドルで大きく下落した。人民元の下げは約4%にとどまったと言えなくもないが、これは中国当局が1,450億ドルも準備資産を取り崩して元買い介入を実施した結果。元買い介入がなければ、人民元は他新興国通貨と同じように大きく下落し、対ドルで7.00元という節目を突破しただろう。

 元売り圧力は今年に入っても後退していない。先日(2月7日)発表された1月の中国外貨準備は2兆9982億ドルと7カ月連続で減少し、5年11か月ぶりに3兆ドルを割り込んだ。1月はドル高が一服し、韓国ウォンが4.0%上昇するなど新興国通貨は買い戻されたが、人民元の上昇率は0.9%に留まった。元買い介入の必要性が薄かった1月ですら、外貨準備は減少し、人民元の上昇率が限定的だったことは、それだけ元売り圧力が強いことを意味する。

 中国の資本流出は、複合的な要因によるもので早期に収束するとは考えにくい。中国の習近平国家主席は、中国から欧州までを陸路と海路でつなぐ一帯一路(シルクロード)構想を対外政策の最重要施策と位置付け、海外への直接投資を拡大させている。海外金融機関は、中国景気の先行き懸念を背景に中国から融資を引き揚げ、中国人投資家は人民元の先安観から海外投資を積極化させている。習近平主席が推進する反腐敗運動を受け、腐敗高官は多額の不正蓄財を非合法な形で海外に持ち出す動きを止めない。

 中国での資本流出が続く以上、人民元の下落も続くことになる。中国当局は、元安を抑制したいのであれば、資本流出の歯止めに注力すべきだが、今までのところ外貨準備を使った元買い介入で対応している。しかし中国の外貨準備が減少を続ければ、中国当局はいずれ元買い介入を中止せざるを得ないとの見方が強まり、人民元を投機的に売る動きが強まると予想される。元安ペースが加速すれば、中国国内外の投資家は、元建て資産を外貨建てに換える動きを強め、元売りの動きを後押しする。いわゆる悪循環だ。

 明日(10日)には1月の中国・貿易収支が発表される。市場予想では485億ドルの黒字と、黒字額が前月を上回るとみられているが、貿易収支黒字が市場予想や前月を下回れば、中国の資本流出懸念を刺激し、人民元の先安観が強まるだろう。人民元は当分、軟調な展開が続くとみられる。

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年2月8日)




 2月8日のロンドン市場はユーロが軟調な推移となった。

 ユーロドルは取引後半に1.06ドル台後半から1.06ドル台半ば近辺に下落。フランス大統領選の先行き不透明感は高く、ロンドン市場に入るとユーロは売り優勢。ただ、この日はドイツやユーロ圏の経済指標の発表がなく、取引中盤からはやや材料難。ユーロドルは取引中盤以降、1.06ドル台半ばで小動きとなった。

 ドル円は取引前半に112円台半ば近辺に上昇する場面もあったが一時的で、その後は112円台前半で方向感に欠ける動き。米債利回りは動意に欠け、ドイツ株は前日終値水準で小動き。ドル円は様子見姿勢が強かった。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2017年2月8日)

 新興国通貨は対ドルで買い優勢。米債利回りが低下する一方、原油先物価格は上昇し、新興国通貨をサポートした。

 TWDは対ドルで0.3%の下落。
1月の台湾CPIは前年比+2.25%と市場予想を小幅上振れ。同時に発表された同月同国のWPIは同+2.72%と市場予想を大きく上回り、2012年1月以来の高い伸びに加速した。

 MYRは対ドルで小幅下落。
12月のマレーシア貿易収支は87.2億リンギットの黒字と、黒字額が市場予想を下振れ。輸出は前年比10.7%増と市場予想や前月を上回ったが、輸入が同11.5%増とこちらも市場予想や前月を上回り、貿易黒字を抑えた。

 THBは対ドルで変わらず。
タイ中銀は市場予想通り政策金利を1.50%で据え置き。同中銀は声明で金融政策は緩和的であり続けるべきと指摘。THB高は同国経済の回復にとって良いものではないとの見解を示した。

 INRは対ドルで0.3%の上昇。
インド中銀は大方の市場予想に反しレポレートなど主要3金利をすべて据え置き。決定は全会一致だった。同中銀は声明で金融政策姿勢を従来の「緩和的」から「中立」に変更。来年度(2017年4月~2018年3月)のGVA成長率は7.4%程度に加速するとの見方を示した。

 CNYは対ドルで0.3%の上昇。
第4四半期の中国経常収支(速報値)は376億ドルの黒字と黒字額が前年同期比59.1%も減少した。

 IDRはBloombergによると対ドルで変わらず。
ムーディーズはインドネシア委細格付け見通しを従来の「安定的」から「ポジティブ」に引き上げた。

 BRLは対ドルで0.2%の上昇。
1月のブラジルIPCAは前年比+5.35%とほぼ市場予想通りで2012年9月以来の低水準に鈍化した。

 CLPは対ドルで小幅下落。
1月のチリCPIは前年比+2.8%と市場予想に反し前月から小幅ながら加速した。

 TRYは対ドルで0.9%の上昇。
12月のトルコ鉱工業生産は前年比+1.3%と市場予想を下回った。

 CZKは対ドルで変わらず。
1月のチェコ失業率は5.3%と市場予想を小幅下回った。

 HUFは対ドルで
ハンガリー中銀は会合議事録(1月24日結果発表分)を公表。政策金利の据え置きは全会一致の決定だったことが判明した。

 PLNは対ドルで0.2%の下落。
ポーランド中銀は市場予想通り政策金利を1.50%で据え置き。同中銀は声明でインフレは今年初めに加速後は安定するだろうと指摘。現在の金利水準はポーランド経済の均衡に資するとの見方を示した。同中銀にグラピンスキ総裁は年内の利上げ時期については議論しなかったと述べた。

 RUBは対ドルで0.2%の上昇。
1月のロシア軽自動車売上高は前年比5.0%減と市場予想を下回った。

なんとなくですが花粉症の症状が出始めた気がします。

本日もよろしくお願いいたします。

2017年2月8日水曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年2月7日)



 2月7日のロンドン市場はドルが上昇基調で推移した。

 ドル円は111円台後半から112円台半ば近辺に上昇。ロンドン市場に入り米債利回りが上昇。ドイツ株も緩やかなが上昇基調で推移し、ドル円の上昇をサポートした。

 ユーロドルは取引中盤まで下落基調が続き、1.07ドルちょうど近辺から1.06ドル台後半に下落した。取引序盤に発表された12月のドイツ鉱工業生産は前年比-0.7%と市場予想に反し前年割れ。指標発表後、ユーロは売り優勢となった。ただ取引後半に入ると、ユーロドルは1.06ドル台後半で下げ渋りの動きとなった。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2017年2月7日)

 新興国通貨はARSを除き対ドルで下落した。

 PHPは対ドルで0.2%の下落。
1月のフィリピンCPIは前年比+2.7%と市場予想を小幅下振れ。コアCPIは同+2.5%と市場予想に反し前月から変わらずだった。

 MYRは対ドルで0.2%の下落。
1月31日のマレーシア外貨準備高は950億ドルと1月15日から小幅増加した。

 TWDは対ドルで0.4%の下落。
1月の台湾貿易収支は35.0億ドルの黒字と黒字額が市場予想を小幅下振れ。輸出が前年比7.0%増と市場予想を下回ったことが響いた。

 CNYは対ドルで0.3%の下落。
1月の中国外貨準備高は2兆9882億ドルと市場予想を下回り、約6年ぶりに3兆ドルを割り込んだ。

 IDRはBloombergによると対ドルで小幅下落。
1月のインドネシア外貨準備高は1168.9億ドルと前月から増加した。

 BRLは対ドルで小幅下落。
1月のブラジルIGP-DIは前年比+6.02%と2015年5月以来の低い伸びに鈍化した。

 CLPは対ドルで1.1%の下落。
1月のチリ貿易収支は7.2億ドルの黒字と黒字額市場予想を小幅上触れ。一方、12月のチリ名目賃金は前年比4.7%増と市場予想を下回った。

 CZKは対ドルで0.5%の下落。
12月のチェコ鉱工業生産は前年比+2.7%と市場予想を下振れ。同月同国の貿易収支は49.9億コルナの赤字と3年ぶりの大幅赤字となった。

 HUFは対ドルで0.3%の下落。
12月のハンガリー鉱工業生産は前年比+1.9%と市場予想を上回り、4カ月ぶりの高い伸びとなった。

 ZARは対ドルで0.9%の下落。
1月の南アフリカSACCI企業景況感は97.7と2015年10月以来の高水準に上昇した。

 RUBは対ドルで0.7%の下落。
1月のロシア外貨準備高は3906億ドルと市場予想を上回り、3カ月ぶりの高水準に増加した。

小ネタが見つからず1時間が過ぎてしまった、という夢を見ました。

本日もよろしくお願いいたします。

2017年2月7日火曜日

■ロンドン・NY市場の主要国通貨(2017年2月6日)


 2月6日のロンドン市場はユーロが下落基調で推移した。

 取引序盤に発表された12月のドイツ製造業受注は前年比8.1%増と市場予想を大きく上回り、2011年7月以来の高い伸びを記録。しかしフランスでは大統領選有力候補のフィヨン元首相が一部報道で指摘された同夫人への不正給与支払いについて記者会見をすると報じられ、ユーロは同指標発表直前から売りが先行。ユーロドルは1.07ドル台後半から1.07ドル台半ば近辺に下落した。取引後半に入ると、ユーロはじり安の動きとなり、ユーロドルは1.07ドル台前半に下落した。

 ドル円は112円台後半で上値が抑えられる動きが続いたが、取引後半に112円前半に下落。ドイツ株は取引序盤に下げる場面もあったが、その後、前日終値水準を回復。米債利回りは膠着感の強い動きとなったが、フランス大統領選の先行き不透明感の高まりが嫌気された格好となった。

■ロンドン・NY市場の新興国通貨(2017年2月6日)

 新興国通貨は対ドルで売り優勢の展開となった。

 IDRはBloombergによると対ドルで0.2%の上昇。
第4四半期のインドネシアGDPは前年比4.94%増とほぼ市場予想通り。前期比では1.77%減と1年ぶりの減少幅となった。1月の同国消費者信頼感は115.3と前月とほぼ変わらずだった。

 BRLは対ドルで小幅上昇。
ブラジル中銀の週次エコノミストサーベイでは今年末の政策金利見通し、USD/BRL見通しがともに2週連続で据え置き。1月のブラジル自動車生産は前年比17.1%増と3カ月連続で二桁増。2月5日までのブラジル貿易収支は2.1億ドルの黒字と黒字拡大ペースが前月から鈍化した。

 CLPは対ドルで0.2%の下落。
12月のチリ経済活動は前年比+1.2%と市場予想を小幅上回った。

 CZKは対ドルで0.4%の下落。
12月のチェコ小売売上高は前年比3.7%増と市場予想や前月を下回った。

 ILSは対ドルで小幅上昇。
S&Pは先週末、イスラエル債格付け「A+」を確認。格付け見通しを「安定的」とした。
イスラエル中銀は会合議事録(1月23日結果発表分)を公表。政策金利の据え置きは全会一致だったことが判明した。また同中銀金融委員会は、今年の外貨準備の配分方針として短期債保有比率を低下させ、株式と長期債の保有比率を高めることを推奨した。

 RUBは対ドルで小幅上昇。1月のロシアCPIは前年比+5.0%と市場予想を小幅下回り、2012年6月以来の低い伸びに鈍化した。

2月5日はニコニコの日です。 というネタを使おうと思っていたら、今年のニコニコの日は日曜日でした。

本日もよろしくお願いいたします。

2017年2月6日月曜日

輸出増を背景とした上昇が期待できるハンガリー・フォリント(HUF)

 先進国の製造業が堅調に推移している。1月の米ISM製造業景況指数は56.0と4カ月連続で上昇し、2014年11月以来の高水準を記録。サブ指数をみると、先行指標とされる新規受注が60.4と2カ月連続で60台を維持しており、先行き期待の持てる内容となった。

 他先進各国・地域の製造業PMIも好調だ。1月の日本・製造業PMIは52.7と、2014年3月以来の高水準を記録し、同月のドイツ製造業PMIは56.4と2014年の統計開始以来、最高値を更新。同月の英製造業PMIは55.9と前月から小幅低下したが、2014年6月以来の高値圏を維持している。

 先進国・製造業の堅調を背景に新興国の輸出も回復基調を強めている。1月の輸出を見ると、韓国が前年比11.2%増と4年ぶりの二桁増。ブラジルは同32.7%増と2011年6月以来の大幅増を記録した。明日発表予定の台湾の輸出も1月は同10.0%増と3カ月連続の二桁増が予想されている。これら3つの国の通貨はパフォーマンスも堅調で、先週末時点の年初来パフォーマンス(対ドル)は、KRWが5.3%の上昇、BRLが4.1%の上昇、TWDが3.9%の上昇と、新興国通貨の中でも上昇率が高い。

 先進国景気は拡大基調が続くとみられ、先進国への輸出ウエイトが高い国の通貨は、今後も上昇が続くと期待できそうだ。ただ上述したようにKRW、BRL、TWDは、すでに高い上昇率を記録している。このため輸出増による上昇を期待するなら、年初来パフォーマンスが2.4%に留まるハンガリーフォリント(HUF)に注目してもよいように思える。

 ハンガリーの輸出先を国別にみると、ドイツが全体の27%程度と高く、ユーロ圏全体で57%程度を占める。ドイツを中心としたユーロ圏景気の拡大は、ハンガリー輸出を下支えするだろう。

 ハンガリーでは景気拡大やインフレ圧力の上昇を背景に追加緩和の可能性が低下している。1月の同国製造業PMIは56.5と、12月の52.8から急回復し、3カ月ぶりの高い水準を記録。12月の同国CPIは前年比+1.8%と2013年7月以来の高い伸びに加速した。ハンガリー中銀は、会合ごとに非伝統的な追加緩和の用意はできているとの声明を出しているが、すぐさま追加緩和に踏み切るとは考えにくい。

 USD/HUFは年初こそ295を挟んで推移していたが、その後じり安の動きとなり、先週には一時285近辺に下落した。今週9日には12月のハンガリー輸出が発表されるが、前月の伸び(前年比5.8%増)から加速すれば、米大統領選前の水準である270ちょうどを目指す展開も期待できる。