2019年9月5日木曜日

資産形成とは


資産形成、という言葉を目にすることが多くなってきました。

文字通りに解釈すれば、資産形成は、「資産」を「形成(つくる)」こと、となります。ただ、ここで気にしておくべきことは、資産形成は、単にお金を貯めることではない、ということです。たとえば、子供がお年玉を使わずに貯金箱などにしまっておいても、それは資産形成ではありません。


なぜ、お金を貯めることが資産形成と言わないのでしょうか。それは、お金(現金)は資産と言えないからです。金融という業界では、お金を資産とみなす考え方が廃れつつあります。

資産という言葉を辞書で調べると、資産=財産、という説明が多いようです。お金も財産の一つですから、お金を貯めることは資産形成の一つのように思えます。

しかし、資産には、時間とともに金銭的な価値が増えるもの、という考え方もあります。今の日本では、お金を銀行に預金していても、利子はほぼゼロで、時間がいくらたっても預金の金銭的な価値は増えません。

一方、株はどうでしょう。株は価格が上がったり下がったりするので、時間とともに金銭的な価値が増える、とは言い切れません。しかし、時間とともに金銭的な価値が増えると思われる企業の株は、時間とともに金銭的な価値が増える傾向にあります。そうした株は「資産性がある」と言われます。

不動産も資産の一つと言えるかもしれません。不動産を持っている方は、不動産から生まれる家賃を得ることができます。これは、時間とともに金銭的な価値が増える、ことの一例と言えそうです。

ただ、不動産も株ほどの変化ではないにしても、価格が上がったり下がったりします。人口が減少する日本では、不動産価格が長い間、下がっています。東京などでは不動産価格が下げ止まったかのようにみえますが、今後も下がらないという保証はありません。保有する不動産を資産としたいなら、株と同じように、資産性のあるものを見極める必要があります。

0 件のコメント:

コメントを投稿