2014年3月4日火曜日

エコノミストは料理人に似ている

エコノミストという仕事は、外食の厨房を担当する料理人の仕事と似ていると思っています。

料理人は、様々な食材から料理を作成します。食材はインターネットの普及もあって、(価格の高低という問題はあるものの)、そのほとんどを誰もが入手することができます。単に料理を作るだけなら、誰もができます。

エコノミストは、様々な経済指標から国や地域の経済を分析します。経済指標もインターネットの普及もあって、そのほとんどを誰もが無料で入手することが可能です。単に経済指標の結果を述べるだけなら、今では誰もができる業務といえます。

料理人の付加価値は、普通の人では作り出すことができないおいしい料理を提供することです。迅速に料理を提供できれば、その料理人の付加価値はさらに高まるでしょう。

エコノミストの付加価値も同じように考えることができます。経済指標から普通の人にはできない分析ができるエコノミストは付加価値が高いと言えます。迅速に分析結果を提示できれば、そのエコノミストの付加価値はさらに高まるでしょう。

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